3月26/27日開催の
CQ・WW・WPX・SSBコンテストに参加しました。
CQ誌2011年4月号の別冊付録でコンテスト特集(主に国内コンテストの特集だが)をやっていて、その中にコンテスト・ロギングソフト
CTESTWINの解説が実践編として詳しく説明されていました。
私は過去、
RTCL、
N1MM、
CTESTWINのソフトを使用し数々のコンテストに参加しました。
いずれも、リグ・コントロール、他ソフトやインターフェース(WinKeyⅡ、MMTTY等)との連携、さらに提出ログの自動作成、オンラインによるログの提出等の基本操作が出来るようにはなりました。
しかし、どれをとっても完全に使いこなすまでには到ってなく、どのソフトを、マイ・フェバリット・ソフトにしたらいいのか迷っていましたので、前出の解説記事を興味深く読ませてもらいました。
通常、基本的にSSBのコンテストには参加しない(CWが好きだから)のですが、
CTESTWINの特集記事にそってセットアップして
CQ・WW・WPX・SSBコンテストに参加してみることにしたのです。
使用PCがA5サイズのノートのため数多くある表示機能(マルチチェック、QSOレート、パーシャルチェック等)は画面表示出来ません。
今回は
周波数リストと
ポイントのふたつの表示だけにしました。
下図(図1)参照。
この
周波数リストというのは、今までDXクラスターの表示機能だと思っていたので、使ったことがありませんでしたが、そうではなく、とても便利な機能であることが今回わかりました。
もちろんDXクラスターの機能も備えています。
まず、今回の参加部門は
7MHz・シングル・オペレーターですから、
VE7CCのクラスターに接続した上で、7MHzのデータ、それもJAからアップされた情報のみを設定表示することにしました。(他の大陸からの情報は不要)
下図(図2)を見て頂きたいと思いますが・・・。
#の付いた局(赤)はQSO済み・・・ログに登録されるとここに表示されます。
*****は現在自分がいる周波数です。
黄色の帯が付いている
3D2Aに周波数が合っていることを示しています。
なにかパイルアップがあっている様なのでダイアルを止めましたが、コールサインを聞かなくても
3D2Aであることが黄色の帯で分ります。
しかも、QSO済みであることも赤字表示で確認できます。
周波数を動かすと
*****は自動的に追尾して動きます。
黒字の
RD9Jはクラスターから上がってきたか、もしくはQSOしようと思って一旦CALL欄に入力したものの、呼んでもQSO出来ず諦めてCALL欄から「F3」キーで消去したものかのいずれかです。
つまり未交信局を表してします。
この黒字表示をクリックすると、瞬時にその周波数に飛び、コンディションの変化(Sがアップしたかダウンしたか等)、あるいはパイルアップの状態などのチェックが出来ます。
チャンスと思えば再びコールすることになります。
今回は2~3回コールしても取って貰えなかったら、すぐダイアルを回して他の局を探しました。
時々戻って見てチェックが出来るわけです。
この様にどちらかと言うとクラスター表示と言うより、メモ帳がわりとしての使用がメインとなります。(結果的にはクラスターで上がって来た情報は少なかった)
この機能は、よく考えてあり結構役に立つことが今回の使用で分りました。
ソフトにはそれぞれ特徴があり、このソフトに、「あのソフト」の「あの機能」が付いていたらいいのになぁと無いものネダリをすることが、しばしばあります。
しかし、どのフリーソフトもとても多機能でとても良く出来ていて、優劣を付けるのは非常に困難です。
フリーソフトだけでなくシェアウェアのソフトも沢山有りますので選択肢は更に広がります。
そこで、自分はどのソフトで行ったらいいのかと迷いが生じます。
結論は結局、今あなたが使っている使い慣れた、あるいは使い込んだソフトが一番ということでしょう。
それでも、なお乗り換えるなら、最初から始める、それなりの苦労を覚悟して望むことになります。
結果、先祖返りすることも無きにしも有らずです。
コンテストの開催は待ってくれませんから大変です。
ひとつ言えるとすればユーザーの多いソフトが、バージョンアップやバグ取り等の面でなにかと便利で有利かも知れません。
インターネット等での評判はあまり参考にならないと思います。
私は、いずれのソフトも基本性能しか体験していませんので(中途半端体験(笑))、決めるなら今だ!と思っています。
気持ちは
CTESTWINに傾いており、理由は日本のソフトであること、つまりHELPが日本語(笑)・・・さらに、同じクラブの
JA6FFKさんがこのソフトを使っているということ・・・
JA6FFKさんは今後に渡ってコンテストをやめることはないと思いますし、傍に同じソフトの使用者がいるというのは、とても心強いものです。
まだまだ、
CTESTWINの入り口ですが、当分のあいだこのソフトで参戦してみるつもりです。
ところで、今回の
CQ・WW・WPX・SSBコンテストの成績は(図2)の
ポイントの欄に表示されている様に
448x80=35,840点 でした。