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ALL JAコンテスト 開催に思う 

2016-04-20 18:15:00 | Ham Radio
 JARL の WEB ページには熊本の震災について全く言及がありません。 熊本の震災についてはいち早く義援金の口座を開設するとか、通常の通信では非常通信の妨害にならない様にとか、喚起出来ないものなのでしょうか ?。 誰もこの件については旗を振る役員さんはいないようで、トップ記事で扱われる事もなく残念です。 

 非常通信の分野では幾多の災害に於いてアマチュア無線の有用性が謳われています。 アマチュア無線が世の中にお役に立つ災害支援と言えば、極端に言って非常通信ぐらいなもんでしょう?。 災害時に率先して何らかのアクションを起こして当然だと思うのです。 今の JARL を見ているとアマチュア無線って単なるお遊びとしか考えていない様に見えてしまいます。

 熊本の震災について触れているところを、やっと見つけました。 以下の通りです。 ALL JAコンテスト の開催についてです。

 【急告】
 ALL JAコンテスト の開催について
 この度の熊本地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 今週末 23日、24日開催予定の ALL JAコンテスト ですが、検討の結果、予定通り開催することに決定しました。

 なお、ALL JAコンテスト参加いただく際には、被災地域で行われている通信に十分配慮いただきますようお願いいたします。 また、今回の地震は震源が移動しているため移動運用を行う際にも十分に注意して参加してください。


 検討の結果 ・・・ はたしてどの様な検討がなされたのかは、知る由もありませんが、「 そうなんですね 」 と言うしかありません 。 中央の皆様には、今回の災害については、あまり響いていない様に思われます。 この中のいくつかの文言はコンテストのコラム以上に WEB のトップに掲載すべき内容だと思います。 同様に震災の起きているエクアドルで非常通信に使用している周波数 ( 7060 kHz ) では QRV しない様にとの注意書きも添えるべきでしょう。

 熊本の被災者が福岡をはじめ九州各県の知人、親戚を頼って非難して来ておられます。 熊本だけの問題ではなく、これは九州全体の問題です。 この震災は 現在進行形 なのです。 そんな中 24 時間コンテストに参加する心の余裕などないでしょう。

 先の 東北コンテストでは 「 自粛 」 と案内されました。 東北の方々の決定は震災の経験をお持ちなるが故の、優しい決断 と思っています。 しかし、一方で多くの OM が ALL JAコンテスト を楽しみにしておられる事も周知の事実です。

 ALL JAコンテストは、年に一回の JARL の大きいイベントですから、一部の都合で中止を望むのは間違っているのでしょうね。 検討の結果、予定通り開催することに決定 ・・・ ある意味、被災者の気持ちを逆撫でする決定であったと私は思います。 でも 2011 年の 東日本大震災の直後の ALL JAコンテスト も実施されているんですよね ・・・ 。

 【 参考 】 エクアドルは IARU Region 2 です。
 Emergency Center of Activity 3985 kHz
 R2 Emergency Center of Activity 7060 kHz

 国際非常通信周波数
 Global Emergency Center of Activity 14300 kHz
 Global Emergency Center of Activity 18160 kHz
 Global Emergency Center of Activity 21360 kHz


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