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パイルアップ

2017-06-25 04:28:00 | Ham Radio
 最近、雑誌のコラムに於いて、DX を呼ぶ JA のレベル ( モラル ) の低下を嘆く記事をよく見かける様になりました。 ひと昔前はイタリアをはじめとするラテン系の OM がヤリ玉に挙がっていましたが、イメージとしては陰険なものではなく、ラテン系の気質 ( 底抜けに明るい ? ) がそうさせる感じ ? でした。 日本人のそれは陰湿で傍若無人 ( DX クラスターの成りすましなども含め ) ・・・ 救い様がない気がします。

 外国人から見た、日本人のイメージと言えば、シャイで規律を尊び礼儀正しいと言うものが多かった様に思いますが ・・・ ある外国人が、日本人のある行動を見て今までのイメージが間違っていたのではないかと思ったそうです。 それはカラオケでマイクを奪い合うように歌いまくる日本人の姿を見た時でした。 「 ぜ~んぜん、シャイじゃないじゃん、日本人のどこがシャイやねん 」 と驚いたと言います (笑)。

 無線に話を戻すと、私のイメージでは昔は ( 特に CW ) 誰かに応答があると、それ以外の OM はスタンバイしていました。 素晴らしく整然としていた記憶があります。 ですから、サブ VFO で応答周波数に辿り着くのは簡単でした。 しかし、今は全然スタンバイしませんから、何処に応答があっているのかが分り辛くなっています。 冷静にワッチしているとタイミングが逆になっている局もあり、この人、永久に QSO 出来ないんじゃないかと思うほどです。

 以下は、自戒も込めてのコメントですが、中々 QSO 出来ないときには、呼ぶ回数を間引いて他人の QSO を聞いてみましょう。 関係ない OM が被せて呼んでいますよね ?。 格好悪いでしょ !。 自分がそうならない様に、頭を冷やし仕切り直しましょう。

 出来ればフルブレークインがいいのでしょうが、QSK の付いてない旧式のリニアを使っている人は無理ですね。 しかし、その機能がある場合は出来るだけ活用したほうがいいのではないでしょうか ?。 上手く使えば尊敬される格好いい OM になれるかも知れません (笑)。 QSK の機能は、今やパイルアップのためにあると言っても過言ではないと思います。 昔の人はリレーを酷使するイメージがあるので躊躇されるかも知れませんが、昔みたいに大型リレーがカチャカチャ言う訳ではありません ( 元々 QSK に対応していないし )。 今ではバキュームリレーやリードリレー、ダイオードスイッチ、SSR、フォトカプラーなどに置き換わって QSK 対応の機種が多い ( リニアアンプも含めて ) と思います。

 そう言えば、QSK とは関係有りませんが、昔はハイパワー局の SSB のスタンバイを聞いていると PTT を押すたびに 「 カヒョン・カヒョン 」 とリニアの大型リレーの音がバックノイズとしてエコーみたいに聞えていましたね。 それが格好良くて憧れの的でした (笑)。 ローカルであれば、声を聞かなくてもこの 「 カヒョン 」 で誰だか分ったものです。 今ではあまり聞かなくなった気がします。 もし聞えたらヘンリー・ラジオ 「 ヘの 何番 」 かを後生大事に使っている OM かも知れません (笑)。


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