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CW 解読器 (DSCW) 依存症 ?

2017-09-21 23:47:00 | Ham Radio
 昔、8J 何とか ( コールサインは忘れてしまった ) と言う記念局をワッチしていた時です。 応答に微妙に変な間が空くのです。 パソコン に入力している間かなぁ~?。 2 ~ 3 局が同時に呼ぶくらいのパイルアップです。 すると、ストレート・キーかバグキーか分りませんが、手打ち の局がパイルに参加して来ました。 信号は強力ですから、すぐに QSO 出来るのか ・・・ と様子を伺っていたら、パイルが収まり、とうとうその局だけ最後に残りました。 ノーパイルで呼んでも取って貰えない様子。 すると、その OM がエレキーに切り替えて呼び始めました。 すぐに応答があり QSO が成立です。

 この記念局は CW 解読器 を使って QRV していたと思われます。 間が空くのは、一旦ディスプレイを確認して、パソコンに入力し ( PC を使っていたらですが ) 応答するためだと思いました。  CW 解読器は、エレキー以外は解読が難しいため、手打ち に呼ばれていても応答出来なかった事にも符合します ・・・ このオペレータは自分の耳では聞いてなく、100 % CW 解読器に依存していた訳です。

 DX pedition の時、応答が有っても、なかなか出て来ない局がいます。 理由としてコンディションの変化、QRM、などが考えられますが、2 回、3 回と呼ばれてやっと返事をする OM を時々見受けます ( 私のバーチカルでもハッキリ確認出来るのにです )。 何故か ? ・・・ 解読機に依存しているから、自分が呼ばれている事に気が付かないのだろうかと勘ぐってしまいます。 耳ではっきり確認できる CW なら、必ず CW 解読器が 100 % 確実に解読してくれるとは限りません。 人間の耳なら少々の QSB、QRM であれば聞き取る事が可能です。 少なくともCW 解読器より人間の耳が優れていると思います。 CW 解読器は学習しませんが、人間には経験値として蓄積されて行きます。

 CW 解読器はあくまで予備装置であり、決してメインになってはいけない ・・・ CW 解読器の説明書にも全てを解読器に頼るな!と書いてあるはずです。 ある、CW 講習会で、CW の符号を覚えなくとも、すべてパソコン任せでも CW は楽しめますよ。 と、とんでもないご指導があったと聞きました。 また、最近の、ある CW 講習会では、参加資格に 30 文字 / 分 程度の技量を求め、ストレート・キーを持参する事とありました。 ストレート・キーの調整の仕方をご指導頂ける様です。 確かにストレート・キーは基本中の基本でしょうが、今やストレート・キーを持っている OM の方が少ないのではないでしょうか ? ( 持っていても連続キャリアを出すためにだけしか使っていない ? ) ・・・ どちらの講習会も、私にはなんかチョットずれていると感じました。 

 CW を遺産登録しようと、息巻いている JARL ですが、W1AW の様に定時 ( 週一でも ) に CW 放送をして会員の CW の受信技術を底上げする様な事は出来ないのでしょうか。 あ~和文もあるし JA では難しいですかね。 一銭にもならない事をしている余裕なんてないか。 私が悪うございました (笑)。 JARL 放送を解読器で受信して、「 昨日の 解読率は 70 % だったよ 」 なんて会話は悪夢ですしね。 笑えない ( 笑!? )。


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