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金儲けはシステム作り

2019-06-11 02:49:00 | Ham Radio
 ARRL 発行の WAS Award ( Worked All States ) はモード別、周波数別に細かく分かれており Triple Play、5-Band を入れて、なんと 53 種類あります。 US-CQ の WAZ ( Worked All Zones ( 35 種類 )) も ARRL のシステムに相乗りして Award 管理をしています。
 
 クラシック・モード ( CW, PHONE, RTTY ) はともかく、他に PSK31, JT65, Digital の 3 部門があります。 今、はやりの FT8 はまだありませんので、Digital 部門で申請する事になるのでしょうね。 JT65 や PSK31 がそれぞれ独立しているのですから、今日の隆盛を見ればその内 FT8 も加えられるのでしょう。

 これから出て来る ” 新しい通信方法 ” をいちいち独立 Award にしていたら繁雑になりませんか?。 いやいや間口を広げれば、新しい顧客を取り込む事が出来ます。 データ処理はコンピュータやってしまうのですから、あんがい楽勝なのでしょう。 後発組にとって、新しい Award のスタートはトップグループに立てるチャンスがあるのですから、人気の Award となるでしょう。 儲かってしょうがないですね。

 金儲けはシステム作りなんだと思います。 LoTW みたいなシステムを構築出来れば、利用者は 100% がリピータになります。 新規もいますから、永遠にシステムを利用します。 記念イベントなども Award の管理が出来るのですから、簡単に企画出来ます。 こうしたシステムがあればアイデアも沢山生まれて来ると言うものです。

 システムの開発には時間と費用が掛ります。 しかし、昔、ソフトの開発で成功した人は、ソフトが一旦完成すれば、あとはフロッピーにコピーして売るだけですから、材料費の仕入れがほぼありません、開発が終わったら寝ていてもお金が入って来ます。 「 こんないい商売はないよ 」 と言い、その業務用ソフトが 1 システム 200 万円で月に 10 本のペースで売れていました。 ベンチャーの IT 屋の 80% は利益を上げる前に倒産の憂き目に会うと言いますから、そんなに甘い話ばかりではなさそうです。

 JA の Award は大変多く、賑わっていますが、その殆どが国内向けで、QSL 交換が増えるだけです。 ハム大国 JARL に LoTW の様なシステムがあったなら、外国向け ( 勿論国内も ) に 5 Band AJD, 5 Band WAJA, 5 Band JCC, etc を ARRL 方式で運営すれば、安定した収入源になるのではないか ・・・・ かつて、JA は、真似をして、他人の褌で相撲を取り、それ以上の物を作り上げるのが、世界一得意な人種ではなかったでしょうか? (笑)。

 一年に何回か 「 外国から申請があった~ 」 なんて喜んでいる様じゃ駄目なんです。 オンライン申請で、紙 QSL も減ってくれるなら、ささやかながら Buro も助かります。 GCR ( QSL 所持証明書 ) と言う言葉も有名無実で死語になりつつあります。 しかしながら、残念な事に JA の ” 電子 QSL 化 ” は頓挫している様に見受けられ、進捗状況は一向に見えて来ません ( 既に一回失敗していますしね )。 今となっては、実現は無理の様です。

 今のままの JARL がこんな企画をしたら ( 間口を広げたら ) スタッフを増やさなければ実現出来ませんから、コストパフォーマンスは低く、自分の首を絞めるだけです。

 ソフトだけではなく、組織の再構築をも含めて、儲かるシステムを考えるべきです。 一過性のものではなく、アマチュア無線が滅びない限り、エンドレスに金を生むシステムです。


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