何とはなしに北京オリンピックを見ている。 聖火の点灯には目をこすり二度見しましたが何も起きませんでした (笑)。 前回よりも 「 凄い事をやる 」 って言ってたじゃないか !。 長い長い式典の後の、最後の楽しみだったのに裏切られた気分。 怒りと笑いが交互に来る。 吉本新喜劇でも全員ずっこけるでしょう。 あんなの駄目だよって誰に言えばいいの ?。
前回の投稿で SWL でもやろうかな ! なんて後ろ向きな発言 ( 後ろ向きと言われたくない御仁も多いと思いますが ) をしました。 でも人生第 4 コーナーを回るとね、目は霞むし耳は難聴、声はしゃがれて爺の声になるし、頭のネジも緩んで来ます。
無線でモニターを見るのも目が霞む、ヘッドホンでノイズを聞くのも堪えられない、キーを叩く手も覚束ない、喋るのはもっと苦痛です。 それでもって、のんびりと BCL/SWL をやってみようかな ・・・ となる訳です。
しかし世の中、放送も電波ではなくインターネットでとか、停波しましたとか、中波帯の放送も辛うじて続いてはいるものの、FM 帯にて同時放送をしている。 当然 S/N もいいし音もいい。 一時期、中波帯の AM 放送がステレオ放送になったものの殆ど認知されず、短い命で終わりました ( この事業に投入した金は全くの無駄金でした )。
こんな電波事情の中で BCL/SWL が出来るのか疑問ではありますが、世間の喧騒から一歩引いて隠遁生活気分を味合うのもいいのではないかと思います。
ところで 1972 年の札幌冬季オリンピックの想い出です。 当時私は麻布十番の @スタジオに勤めて 3 年目でした ( 大阪万博のための技術者増員で1969 年 11 月に入社 )。 そのスタジオで札幌冬季オリンピックの 記録映画 ( 篠田正浩監督 ) のダビング作業をしました。 ミキサーは 紅谷愃一 ( 日活 ) さんです。
ダビングと言うのは映像と音を同期させる事です。 音楽、ナレーション、効果音などのマルチ音源をミックスし一本の磁気テープに録音し、最終的には光学録音で完パケとします。 その後試写会が行われ、OK が出れば晴れて劇場公開となります。
音楽の担当は 佐藤勝氏です。 スタジオでテーマ曲のデモテープを聴きました。 その場にいたスタッフ一同が 「 ??? 」 同じ思いをした事でしょう。 その曲はは限りなく 「 野生のエルザ 」 でした。 佐藤勝氏は 「 野生のエルザ 」 を知りませんでした。 この事はアカデミー音楽賞を 1966 年 「 野生のエルザ 」 で受賞した ジョン・バリー と佐藤勝氏が同じ感性だという事ですよね。 作曲は頭の何音かで全体のイメージが決まると言います。 それにしても凄い才能です。 あまりにも酷似しているので、リテークとなりました。
完成品 は 2 時間 46 分程の大作で、途中で休憩が入いります。 1 時間 13 分 あたりの 1 分間と、ラストのスタッフエンドロールが終わった 2 時間 44 分 40 秒 あたりから 「 野生のエルザ 」 を思わせるフレーズが残っています。 これが 佐藤勝氏の矜持 なのでしょう。 この事が冬季オリンピックの度に思い出されます。
前回の投稿で SWL でもやろうかな ! なんて後ろ向きな発言 ( 後ろ向きと言われたくない御仁も多いと思いますが ) をしました。 でも人生第 4 コーナーを回るとね、目は霞むし耳は難聴、声はしゃがれて爺の声になるし、頭のネジも緩んで来ます。
無線でモニターを見るのも目が霞む、ヘッドホンでノイズを聞くのも堪えられない、キーを叩く手も覚束ない、喋るのはもっと苦痛です。 それでもって、のんびりと BCL/SWL をやってみようかな ・・・ となる訳です。
しかし世の中、放送も電波ではなくインターネットでとか、停波しましたとか、中波帯の放送も辛うじて続いてはいるものの、FM 帯にて同時放送をしている。 当然 S/N もいいし音もいい。 一時期、中波帯の AM 放送がステレオ放送になったものの殆ど認知されず、短い命で終わりました ( この事業に投入した金は全くの無駄金でした )。
こんな電波事情の中で BCL/SWL が出来るのか疑問ではありますが、世間の喧騒から一歩引いて隠遁生活気分を味合うのもいいのではないかと思います。
ところで 1972 年の札幌冬季オリンピックの想い出です。 当時私は麻布十番の @スタジオに勤めて 3 年目でした ( 大阪万博のための技術者増員で1969 年 11 月に入社 )。 そのスタジオで札幌冬季オリンピックの 記録映画 ( 篠田正浩監督 ) のダビング作業をしました。 ミキサーは 紅谷愃一 ( 日活 ) さんです。
ダビングと言うのは映像と音を同期させる事です。 音楽、ナレーション、効果音などのマルチ音源をミックスし一本の磁気テープに録音し、最終的には光学録音で完パケとします。 その後試写会が行われ、OK が出れば晴れて劇場公開となります。
音楽の担当は 佐藤勝氏です。 スタジオでテーマ曲のデモテープを聴きました。 その場にいたスタッフ一同が 「 ??? 」 同じ思いをした事でしょう。 その曲はは限りなく 「 野生のエルザ 」 でした。 佐藤勝氏は 「 野生のエルザ 」 を知りませんでした。 この事はアカデミー音楽賞を 1966 年 「 野生のエルザ 」 で受賞した ジョン・バリー と佐藤勝氏が同じ感性だという事ですよね。 作曲は頭の何音かで全体のイメージが決まると言います。 それにしても凄い才能です。 あまりにも酷似しているので、リテークとなりました。
完成品 は 2 時間 46 分程の大作で、途中で休憩が入いります。 1 時間 13 分 あたりの 1 分間と、ラストのスタッフエンドロールが終わった 2 時間 44 分 40 秒 あたりから 「 野生のエルザ 」 を思わせるフレーズが残っています。 これが 佐藤勝氏の矜持 なのでしょう。 この事が冬季オリンピックの度に思い出されます。