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■ SV1GA/A – Mt Athos 停波の理由

2025-01-30 12:19:22 | Ham Radio



 
 以下 SV1GA/A – Mt Athos ( OH2BH ) からのメッセージです。
 DX-WORLD.net より抜粋。


 JANUARY 29 @ 1745Z

 Mt Athos から心よりご挨拶申し上げます。
 Mt Athos では我々と違った非日常的な一日から始まります、
 朝の祈りも午前 4 時に始まります。
 私たちは全員、Mt Athos のライフスタイルを学び、恩恵を受けています。
 最も重要な事は、SV1GA/A チームが安全で安心で、このような珍しい DX Entity より
QRV が出来る事に興奮している事です。


 Mt Athos から On Air するための許可は、Mt Athos 内の複数の Holy Community ( 聖なる共同体 ) の手に委ねられており、
 私たちにとって重要な Holy Community は、SV1GA/A の運用を実行するための 招待状と許可証を与えてくれた当局です。
 私たちの書類は明確ですが、外部の Holy Community が、これら全てを保留にし、さらに検討の必要があるとしています。
 現時点で私たちに出来る事は、アマチュア無線の役割や専門知識を説明して理解を得る事だけです。


 私たちはその様な検討に対して議論や意見をしようとしているのではなく、
関係者に真摯に情報 ( アマチュア無線や招待状と許可の事など ) を提供しているだけです。
 関係当局が会合を開いて、私たちのケースを検討するのを待っています。
 最終的な決定は間もなく下される予定です。
 私たちも待つには限界があるため、私たち自身の立場についてはすぐに決定を下す予定です。


 SV1GA/A のような DXpedition を準備する際には、オペレーター、機器、場所、安全性、輸送、ライセンスなど、
多くの事を考慮する必要がありますが、いつも驚くのは、競争心の強い DXpeditioner 仲間の嫉妬です。
 詳細は結果が出次第お知らせします。






 【 筆者注 】 英語が出来ないくせに、翻訳ソフトを頼りに、自分の中では、かなり意訳をしたつもりです。
 ニュアンス的なものも私の想像が多分に含まれているので、微妙に違った訳の部分もあると思います ( Sri ) 。


 この中で私が 「 さもありなん 」 と思った言葉は、競争心の強い DXpeditioner 仲間の嫉妬 です。
 今回もそれが具体的な形であったのでしょうか ? 。
 DXpedition が華やかりし時代には、超珍局への Pedition 計画は基本的に秘密裏に行われていました。
 Net なんてありませんから、僅かなおこぼれ情報が遠くから聞こえて来るだけです。
 ドネーションも事前に集めるのではなく、事後に QSL 請求に添えて行う事が多かった様に思います。
 

 昔話ですが、1983年に 2つの VKØ ( Heard Is ) がほぼ同時に QRV しました。
 VKØCW , VKØHI グループと VKØJS , VKØNL の両グループです。
 秘密裏に計画されていた両ペディションは、情報が開示された時点で、
両チームとも既に準備がほぼ終わっていたのです。
 片方が苦汁を飲むか、あるいはどちらのチームが先に QRV するのかの競争になりました。


 超珍局の Pedition を実行しようとすると、計画時点で横槍 ( 邪魔 ) が入りがちです。
 それが Brand New ともなると顕著でしょう。
 ですから準備が整うまでは計画をあからさまにしない風潮があります。
 従って今回の SV1GA/A の様に突然の QRV となる事もある訳です。
 しかし、これにもリスクがあり、嫉妬した DXpeditioner 仲間が難癖をつけて来る事です。


 今回は事務処理上のトラブルではないかと思っています。
 根回しせずに運用許可を出した当局が、他の Holy Community から我々はそんな事は許可していない
( 単独で先行した行動 ( スタンドプレイ ) に対するある種の嫉妬 ? ) 等の苦情 ..... 或いは 嫉妬した DXpeditioner から
「 俺の庭を荒らすな 」 的なクレームが入ったのでしょうか。


 アマチュア無線を知らない修道士 ( 修道士がアマチュア無線に興味を示すとは到底思えない ) から見ると、
見た事もない大きなアンテナを建て、聞きなれない言葉をしゃべり、コンピュータの画面を見ながら通信しているその姿は
スパイ活動に見えてもおかしくないでしょう。
 彼らがそれを快く許可するとは思えません。
 OH2BH らの奮闘に期待しましょう。

 
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