ここのところ電波障害についての専門書を読み耽っているのですが、比較的新しい事象のためか、アマチュア無線を趣味として楽しんでいる身としては、高周波を出している意味もあるし、最近のご近所の太陽光発電装置からでてくるノイズや街路灯がLED化されて以来のノイズの受ける身と言うこともあります。
「安政六年の磁気嵐」なんて訳の判らない題名にしたのは、所謂「Carrington
Event」の日本での現象です。
新聞を読んでいると、たまに「宇宙天気予報」なんて聞き慣れない単語がでてきます。
アマチュア無線の中でも特に短波帯を使用している方はお判りになると思いますが、あと数年でサイクル25のピークがやってきます。
簡単に言うと、太陽の表面の黒点が11年周期でか数が増えたり減ったりする現象です。
1859年9月2日(安政六年)の9月ですからちょうど163年前になるのですが、古文書を見ると日本のあちこちでオーロラが見られたという記録があります。(研究者の論文を参考にすると)
確か私の記憶に間違いが無ければ、それより以前の藤原定家の記録にも京都でオーロラが見られた記録があります。
未だその当時はいま現在の様に無線技術や通信方法も確立されていませんでしたから、国内でもオーロラのような現象として記録されているだけです。
21世紀の今となっては、太陽の黒点活動によっては、その太陽フレアで地球上の通信設備やGPSを含めて人工衛星も大きな損害を受ける事になると推察されます。
アマチュア無線で短波帯を利用していると、「いよいよ」やってくるなと期待半ばですが、はたして地球上では、どの程度の被害を被るか・・・