引き籠り爺、上京する・・・

ここのところ１週間もブログの更新をサボっていました。

　読みたい本もあり、三匹の猫やラブラドル犬の婆さんもかまうのを、ほどほどにして机に向かっていました。
こういうのを「引き籠り爺さん」と言うのかもしれません。
夕方になると、冷蔵庫の中の組み合わせで酒の肴を作り、冷えた純米酒をいただいて至福の時間でした。

　さすがに１週間も外出していないと、外の空気が吸いたくなります。
そんなこんなで、神田の古本市に２年ぶりに出かけました。
何冊か探していた本があり、有っても無くてもと思い出かけました。
ついでに同軸ケーブルも必要なので、神保町から秋葉原も散歩がてらに出かけました。

　久しぶりの神保町は、物凄い人出でした。
もともと人出で混んでいたり、並んでいるところは行かないのですが、古本市ばかりは仕方がありません。
ざっと見たところ、お客さんの平均年齢は私自身は若い方なのかなと推測できます。
もう棺桶に片足を入れているような御仁が、とてつもなく高い書籍を購入していたりするのを見るにつけ、終活なんて言うのは、まだ早いのかなと考えてしまいます。
　お腹が空いたので、息子の大学院の講義も終わったかと思い、メールを出したら今日は別の場所で演習の様でした、たまには親子で外飯もいいかなと思いましたが残念でした・・・

　結局、古本というか古雑誌は４冊購入しました、とは書いても４冊で１，０００円でしたが！
一通り古本を見終わってから、小川町淡路町経由で徒歩で秋葉原に出かけ同軸ケーブルを購入しました。
やはり、ネットで通販購入するよりも秋葉原の方が安価でした。
帰宅すると、万歩計は７，７００歩！
意外と距離数は伸びませんでした。

引き籠り爺の状況日記でした・・・

霜降そして新米・・・

ここのところ暇そうに見えて、なんだかんだと野暮用がありそれなりに忙しくしていました。

そういえば昨日垣間見えた富士山も初冠雪をしていました。
当地でもお祭りが終わると、炬燵が欲しくなります。
今年は、野良猫が３匹いるので、電気こたつを組み立てるとたぶん猫達は入りびたりになるのかなと思います。
今日は二十四節季の霜降。
四月から今頃までは、パンツとＴシャツでシュラフに潜っていましたが、そろそろ爺さんも起毛のジャージと羽毛のシュラフに変えないといけません。
　心臓手術以来、カゼもインフルエンザも罹患せずに来ました。
リタイアしてからは酷かった喘息の発作も嘘の様に無くなりました、やはり仕事はストレスの原因だったのですね。

　昨日野暮用から帰宅すると、玄関のところに名刺と新米の米袋がありました。
そうこうしていて、メールを見ると私が就職した時の上司の方からでした。
リタイアされてからは無農薬の農業経営をしていて、さらに毎日ブログを更新されていて、私も負けじとブログの更新をしています。

無農薬で作られた新米が出来たのでわざわざ持ってきていただきました。
確か私が結婚してアパートに住んでいた時も、「俺のコメを食べて早く子供を作れ！」と「耕福米」というブランドですが、「子造り米」と話していたのを思い出しました・・・

　早速昨晩の食卓にいただきましたが、「美味しい！」のです、御飯以外には何も要りません。
丹精込めて作られたお米は何よりも代えがたい美味しさでした。

美味しい新米をありがとうございました。

和文モールス・・・

今朝がた見た夢は変な夢でした。
モールス信号で交信している夢でしたが、和文モールスの「あ」が思い出せなくて縦振り電鍵が打てなくなった夢でした・・・

夢から覚めて思ったのですが、ボケが始まったのかなと思いました。
でも、起きてみるとモールスの「あ」は「－－・－－」ですから、簡単にできました。

何でそんな夢を見たのかなと、思い当たる節を考えました。
しばらくの間、和文モールスでの交信をしていないのがそんな夢を見た根底にあるのかなと思います。
昭和の時代に最後の試験を受けて合格していましたが、業務上の必要があるわけでなく、しばらく遠のいていました。

子育てを中心に生活が回り始めて、仕事も忙しくなり、その後に親の介護があり、気が付くともう還暦過ぎの爺さんでした・・・
途中、息子たちに部屋を明け渡してしまい、無線機器の置く場所が無くなり一時は全部売り払ってしまいました。

気を取り直して、物置の中に集めた無線機器を置いてＳＷＬから始めましたが・・・
亡くなった父親が「釣りは鮒にはじまり、鮒で終わる・・・」とよく話していましたが、私の場合も「アマチュア無線はＳＷＬに始まり、ＳＷＬで終わる・・・」のかも知れません。

夏の間は暑くて物置の中に入るのも避けていたのですが、今年は夏から気候の良い秋が無くて、いきなり冬になってしまいそうな感じです。
今日は久しぶりで物置の無線機の片づけをしようかと思いました。

夏の間通電をしていなかったので、久しぶりにＳＷＬをしてみましょうか。

ラグビーもお祭りも・・・

当地では昨日今日とお祭りです。
今日は夕刻からラグビーの試合もあります。

しかしながら、ここの所ラブラドル犬の介護で、夜中も２時間おきの排泄で、寝不足です。
６月末からのこんな状態で、シュラフに寝るようになり、先週あたりからはシュラフでは寒くなりました・・・

我が家は寒くなってきましたが、まだヒトスジシマカがブンブンと飛んでいます。
今日は事もあろうに、本を読んでいたら額を刺されました・・・

顔面を刺されると、痛痒いのです。
何もこんな爺の顔の血液を吸わなくてもいいのにとおもいますが、加齢臭が好きなのか？

年寄りの寝不足は辛いものがあります。

心臓の定期検査と人間ドック・・・

　今週は心臓手術後２年目の定期検査と人間ドックが続きました。
以前のブログを見たら、期せずして同じ日程でした。

心電図・心臓エコー共に良好でした。
これで、手術後２年が何とか経過しそうです。

人間ドックも検査結果はすべて良好でした。
これなら何とか古希まで長生きできそうなので、改めて亡くなった両親に健康に育てていただいた事を感謝しました。

昨年もそうでしたが、自分へのご褒美に諏訪の眞澄の「ひやおろし」をプレゼントしました。
この「ひやおろし」は急に冷涼となってきた季節には、冬の「しぼりたて」と同様に、日本酒が好きな方には熟成された酒としてたまりません。

　息子が通っていた大学には醸造学を専攻する学科があり、所属していたアメフトのリーグ戦が終盤になると保護者の集まりがあり、その時に蔵元のＯＢが差し入れに来て、いただいた「ひやおろし」があまりに美味しいので、それ以来病み付きになりました。
ふだんは、普通の純米酒なのですが、「ひやおろし」と「しぼりたて」の季節になると本代を酒代に流用しても吞みたくなります・・・

　酒の肴は昆布だしの「ふろふき大根」。
保温調理鍋で丸一日温めておいたのを、ひやおろしでいただくと「五臓六腑」に滲みわたります。

コンパクト シティー・・・

　今回の台風は当地では風はあまりひどくありませんでしたが、雨が長時間降ったためかマスコミで堤防の決壊のために孤立した施設の報道が大きくされていました。

　ここのところ関東近辺の縄文遺跡を見て歩きしていると、縄文海進が進んだ地球史時代のあたりにかつての縄文人の遺跡跡が多くあります。
そんな遺跡あたりの周囲を見渡すと、たいがいは丘の上の水捌けのいい台地上にあります。
たぶんそこからは、縄文海進時代の海岸線があったのでしょうか、貝塚があり、牡蠣やボラの食痕遺物がみつかります。
人口が増加してきた今となってはかつては低湿地だった場所に居住地を定めたりと、現代人は選択の余地がないのでしょうか。

　さて、現代人も狩猟生活を営んでいるわけではないので、物を購入したりと購買生活をしなくてはなりません。
最近身近に発生した出来事ですが、本を購入していた大手の書店が急に撤退閉店して自宅から車で１５分ほどの同系列の店舗になりました。
近所には、昔ながらの「街の本屋さん」がありません、というか大きな郊外型の書店が出来ると街の本屋さんはみんな店を閉めてしまいました。
　まさか、こんな事態になるとはと思いもしませんでした。
たかが本ですが、されど本です。
老後の楽しみが向こうから無くなってしまいました。

　人の住む街が大きくなるのは良いとは思いますが、大きな店舗がいきなり撤退閉店してしまうのはこの歳になると「買い物難民化」してしまいます。
昔ながらの小さなコンパクトな街がそこに住む人にとっては幸せな事なのかもしれません。

HAGIBIS・・・！

昨日雨が小雨になったので、食料品を購入しに近所のスーパーに出かけたら、駐車場はいっぱいで、いつも沢山あるカートも残りわずか！！

世の中の皆さんは前回の台風で学習したのか、パンと水はもう昼の時点で棚にはありませんでした。
缶詰の棚も残りあとわずか、店内では明日は臨時休業しますと放送していましたから、鮮魚や肉類も売切れたらたぶん並びません。
たまたま我が家では９月１０月は年に１回の備蓄食料のローリングなので何とか大丈夫でしたが、それにしてもこの混みようは初めてです。

国営放送も「今までに経験したことがない台風」と表現しており、ＪＲや私鉄も計画運休をアナウンスしているためか、皆さん行動は早いですね。
今朝からスマートフォンの緊急受信の音がピンポンパンポンと何回もしています。
でも、こんな風雨のなかで避難場所に向かうのはその方が危険なのかなと思いますが・・・

人生の中で初めての記憶が伊勢湾台風の避難でした。
当時住んでいた父親の社宅は二階部分が吹き飛んでなくなり、隣家に私と弟は風雨の中を父親と母親に連れられて避難したことが記憶にあります。
あの時の真夜中の生温かい風と湿った空気が記憶の底にあります。
翌日の朝、父親が当時乗っていたメグロのバイクに乗せられて湖の様に冠水した道路を走ったことを覚えています。

明朝までにどの程度の雨風があるのかわかりませんが、あまりひどくなってほしくありませんね。

ジャコビニ・ジンナー流星・・・

毎年この時期になるとジャコビニ・ジンナー流星の事が気になります。

確か１９７２年の１０月９日でしたか。
私は地方の工業高校の３年生でした。
まだ、オイルショックの１年前のことで影響も無く、周囲の同級生は所謂金の卵となり、一流企業に就職内定が決まり、工業高校の進学組は実験実習の時間にも受験勉強をしなくてはならない時でした。

そんな時に私は好きな女子高生がいて付き合っていました。
今考えれば、他愛無い高校生の事でしたが、得体も知れない受験勉強が目の前に立ち憚り、恋愛なんかしている場合ではありませんでした。

　そんな時期に、これからの数か月をどうするか考えあぐねました・・・
でも、選択肢としては、合格するまで勉強に勤しむしかありませんでした、ともかく一日の時間は２４時間しかありません・・・
貧しかった故に浪人は望むべくもありませんでした。
不合格に備えて、国家公務員の高卒の試験も受けました。
そんな時に彼女に思いついて、白紙の手紙を送りました。
私としては、しばらく勉強に時間を注ぎたかったのでした。
今考えれば、どうということは無いのですが、その時は自分自身は切羽詰まっていましたから、しかたありません。

今考えると、なんでそんなことをしなければならなかったのか不可解です。
でも、その時にはその判断しかありませんでした。

翌年の春には無事に希望の大学に合格しましたが、半世紀も前の事でしたが毎年この時期になるとジャコビニ・ジンナー流星が見えるかなと秋の空を眺めてしまいます。

邯鄲とカネタタキの合唱・・・

ここのところ急に涼しくなったためか、虫の合唱が騒がしくなりました。

もう3カ月目に入りますが、ラブラドル犬の介護で階下にキャンプ用のコットに夏用のシュラフで寝ていますが、明け方は寒くなってきました。
いよいよ、冬季用の羽毛のシュラフを出そうか迷っています。

コットの位置が窓に近いせいか、虫たちの合唱がここのところやけに喧しいのです。
聴いていると、2種類の鳴き声がします。
邯鄲とカネタタキの合唱です。

この2種類は、どちらかと言うと夏の虫だったような気がしますが、今年は10月に入っても日中３０℃近い日が続いたのでまだ鳴いているのでしょうか。
純米酒をいただいて、冬季用の羽毛のシュラフに潜りこんで、邯鄲とカネタタキの合唱を聴けるなんて、至福の至りですね。

「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかにのむべかりけれ・・・」

外気温が下がってくると体が冷たいものよりも、暖かいものを欲してきます。

朝晩の気温が１０℃台になってくると、熱燗の日本酒が欲しくなります。
毎年この時期にはタイトルの牧水の歌が自然と口からでてきます。
もう少し寒くなると、中也の「ほんに別れたあのおんな、いまごろどこにいったらやら・・・」になって来ます。

昨日は二週間ぶりの買い物に配偶者と出かけた時に今季初めて吞むには、やはり秋田の高清水の純米酒がいいかなと思い、消費税が上がったとはいえ、１本買い求めました。
今季初めての純米酒なので５勺の利き酒用の杯でいただきました。

久しぶりの純米酒なので美味しい！！
５勺を５杯いただきましたから、約2.5合になりますか。
風呂吹き大根を肴にいただいたのですが、もうたまりません・・・
暑い間には安い発泡酒ばかり飲んでいましたが、涼しくなるとやはり純米酒ですね。