先日、下駄箱の中を整理して夏季の湿度の中で革靴にカビが生えないように乾燥させてから、ミンクオイルを塗って再度下駄箱に収納しました。
革靴は就職してから作った靴が7足あり、黒色が1足で残りは濃い茶色のものでした。
その内の6足が巣鴨のGOROの靴でした。
まだ、靴の販売をしているのでしょうか、登山靴専門の靴屋さんで、おそらくはもう私の靴型は残っていないと思います。
その中で、4足が通勤用の靴で、2足が登山用の靴でした。
通勤用の靴とは言っても、靴底は無論ビブラム底の重たい靴で、最初の靴は既に40年履き尽くしていますから、彼方此方修理をしていただいていました。
最後の一足は、リタイアしたら履こうと思い注文をしたものでした。
仕事で出かけた時には、他の人から「すごく重たい靴を履いているんですね!」と良く言われました。
あるときに、仕事先でトラブルがあり(今で言うなら、クレーマーの様な方でした)気まずい雰囲気になった時に、相手の方が、「今履いているのは巣鴨のGOROの靴ではないですか?」といきなり話しかけられました。
その方も同じ靴を履いていて、靴の話で盛り上がり、結局トラブルは解消した事があります。
爺さん風に表現するならば、「たかが靴、されど靴」なのでしょうか。
最後の1足は、冥途に行くときの靴になりそうなので、一緒に入れてもらおうと思います。