ここのところ関東の辺地は毎朝屋外の寒暖計を見ると、マイナスの測定値が出ています。
確定申告の書類を整理して、鉛筆と消しゴムに算盤で下書きをしていく作業が毎年この時期の恒例になりますが、計算された結果で所得税に加えて市民税・県民税が算出されて、その結果が国民健康保険税や介護保険税の計算根拠もろもろになって我が身に跳ね返って来ます。
現役の時代には、雇用側が計算していましたが、いざ自分で自分の置かれている立場を数字で出して見ると、改めて「こんなもんか!」となります。
今までいろいろな趣味に親しんで来ましたが、昨年の秋口から終活も考慮して、道具や物を処分しました。
残された時間と注ぎ込める可処分所得を考えて、アマチュア無線に加えて天体観測と野鳥観察に絞りました・・・
世間では「リタイア後には趣味を見つけて楽しもうと考えています・・・」なんて言われたり書かれていますが、現役の時代からある程度楽しんでいないと、老境に入ってからでは残された時間とお金が続きません。
まあ、無趣味の方から見ると「多趣味なんですね~!」と言われそうですが、残された体力と知力を考えるとカヌーだとか日曜大工やアウトドアはスッパリと止めて、道具はみんな欲しい人に差し上げました。
それ以前にもクロスカントリースキーも消去法で止めました・・・
さて、残した趣味をお金を掛けないであと10年位は楽しむにはと考えて、今使用している道具のメンテナンスを製造元にお願いしました。
アマチュア局を構成している送信機・受信機、天体観測と野鳥観察に使用してる双眼鏡(金も無いのに酒代を削って購入しました)、ドイツまで点検修理を依頼しました・・・
そんな・こんなをある程度の点検修理費をかけて依頼しましたが、ここ10年程で、国内の製造メーカーがかなり設備やサービスステーションから撤退したなとつくづく感じました。
加えて、日本の生産技術の衰退をまざまざと感じさせられたのが理解できました。
15年程前から持っていたキャンプ用のトレーラが故障して、生産国がイギリスのウェールズだったので、ネットで調べてメールを送ったら、まだ生産しているから送ってくれるということで、かの国の「使える物は修理して最後まで使う」考えに改めて感心しました。
日本に於いての工業製品の生産技術はまだまだ大丈夫なのかなと思いましたが、だんだんと「使い捨て文化」に陥ってしまった感がします。
今日も朝から爺さんの戯言でした・・・