しばらくの間、オージの急死でペットロス症候群に落ち込んでいる状態です・・・
今まで所持していた計算尺数本とここ一月のオークションで落札した計算尺を較べていたら、本体の隅にアルファベットが二文字刻印してあることに気が付きました。
たぶん製造記号番号であろうことは推測がつきますが、興味を引きます。
もしやと思いネットで調べると、ある方のホームページには計算尺の詳細な記録がありました・・・
手持ちの計算尺を調べて見るとみんな二文字の記号が刻印されていました。
早速その方のホームページの内容と照合してみるとビックリ!!
いつも使用している5インチほどの携帯型は昭和38年製、残りの計算尺もすべて昭和40年代の製造年月でした。
前回の東京オリンピックと前後している同時代でした。
構造は竹製なので電池は必要ありません、湿度が高い夏はやや硬くなりますが今の様な乾燥している時期はスルスルと動きます。
上野の国立科学博物館に行くと「産業遺産」のコーナーに計算尺が置かれて展示してあります。
でも、たまたま私の机の上にある計算尺は化学工学用とか電子工学用、機械工学用の専門領域で機能を発揮出来るような仕様になっています。
これからその機能を発揮するかというと、私と同じ様に廃れて行く身分だと思います・・・
しばらくは机の上で「机上の計算」に勤しみましょう。