当地では夏休みは今週末で終わりです。
この時期になると、蝉たちの声もだんだんと変化してきます。
もう早いとヒグラシが鳴いています。
「宿題は終わったか! 早くしろ!」と追い立てられる様に鳴いていました・・・
今年は梅雨明けも7月が始まる前に明けてしまい、大暑の日には当地でも最高気温を記録して、前後して父親も亡くなりました。
立秋の前後は幾分か涼しくなりましたが、処暑の日も暑くなり、今日も「危険な暑さ・・・」と気象予報は出ています。
地球温暖化とはいえども地球上の歴史から見ると、今後は小氷河期に迎う傾向だとか。
この夏の暑さをどこかに蓄えて置くことは出来ないものなのかと考えてしまいます。
さて、この毎日40度近い気温が続いていますが、我が家の垣根とハーブのプランターはキアゲハの終齢幼虫が30匹ほどいます。
特にパセリなどのプランターはキアゲハの幼虫で全滅状態になりました。
柑橘系の垣根にはナミアゲハの幼虫が今年はやたらと発生しています。
10日程前にグレープフルーツの木に産み付けられていた卵を10個ほど枝ごと一輪挿しの瓶に挿して置いたら、あっという間に卵から幼虫になりました。
先日ビールを飲みながら酒の肴にと、実体双眼顕微鏡を出してきてクレンメルで固定して覗いてみました。
酒の肴には不似合いなのですが、久しぶりに覗いた顕微鏡の視野の中には秋の日差しのなかで羽ばたくであろうキアゲハの幼虫がいました。
多分拙宅の生け垣でもハチの餌になったり鳥類の餌になったりと生存の確率が低いのでしょうが、今朝の早い時間に元のプランターに戻しました。
還暦をとうに超しましたが、小学生の頃からの昆虫を卵から生育して観察するのは変わらず夏休みの楽しみです。