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:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ ユーチューブをはじめました。

2025-03-24 00:00:01 | ★ 特種ニュース

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ユーチューブ をはじめました

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 2006年に最初の本「バンカー、そして神父」を書きました。版を重ねましたが、これはいずれ絶版になるでしょう。

 自分の本はその後に一冊と、翻訳3冊だけですが、ブログは2007年以来数百篇に及んでいます。今も少しずつ更新しています。バックナンバーもお楽しみください。

 さて、唐突で恐縮ですが、この度、新しい教会の若い人たちに背中を押されて、年甲斐もなくユーチューブに挑戦することとなりました。ちなみに、今日アップした最新のものは:

 

です。

 始めたばかりで、どうなることやらさっぱりわからぬまま、めくら蛇の心境でぶつかることにしました。

 まだ、たった7編ポッキリで、不備な点ばかりの手探り状態ですが、やっているうちに何とか感触が湧いてくることを期待しています。内容的には、追い追い多岐に手を広げたいと思っています。温かく見守っていただければ幸いです。

 まず、手始めに下をクリックして覗いてみてください。 

  ↓   ↓   ↓   ↓

ンカー、そして神父 - YouTube

 

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★ 「金持ちの青年の場合」 谷口神父の = ビフォー アンド アフター =

2025-03-16 00:00:01 | ★ 特種ニュース

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金持ちの青年の場合

谷口神父の = ビフォー アンド アフター =

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ローマの中心にカンポ・ディ・フィオーリという美しい広場がある

その真ん中にジョルダノ・ブルーノの銅像が立っている

 なぜこの写真がこのブログを飾っているのかは最後までお読み頂ければわかります

 

 わたしは、聖書の中にある人物の物語を読むと、なぜか、その人がその後どうなったか気になってならない。

 例えば、放蕩息子のたとえ話の場合はどうか。放蕩息子の兄が野良での一日の労働を終えて帰ってくると、家の中から音楽や踊りのざわめきが聞こえてきた。そこで、一人の僕(しもべ)を呼んで、これはいったい何事かと尋ねると、僕は「弟さんが帰って来られました。無事な姿で迎えたというので、お父上が肥えた子牛を屠られたのです。」と言った。兄は怒って家に入ろうとはしなかった。父親が出て来てなだめたが、兄は頑なに心を閉ざした。

 父親は仕方なく兄を残して家の中に戻っていった。日が暮れた。召使はいつも通り門を閉めた。夕闇が迫り、寒さと飢えと孤独が忍びよってきた。ここまでが「ビフォー」。そして「アフター」。その後、兄はどうなったか?

 私の想像では、にわとりが鳴いて夜が明けると、召使は門を開けた。しかし、そこに兄の姿はなかった。放蕩者の弟が遠い国で父の財産をばらまいて遊び惚けていた間、父のもとで忠実に勤勉に働いていた兄は、二度と父の家に戻ってくることはなかった。これが私のイメージする残酷な「アフター」だ。

 

さて、今日取り上げる「ビフォー アンド アフター」物語は、有名な「金持ちの青年」のエピソードだ。

 この話にはマタイ、マルコ、ルカの3つのバージョンがあるが、どれもほとんど大差ない。そこで、他のバージョンも参照しながら、一番古いと目されているマルコの福音書をベースに考えてみよう。

 イエスが旅に出ようとされると、一人の青年が走り寄って、ひざまずいて尋ねた。「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。」イエスは言われた。「殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、奪い取るな、父母を敬えという掟をあなたは知っているはずだ。」

 すると彼は、「先生、そういうことはみな、子供の時から守ってきました」と言った。

 イエスは彼を見つめ、慈しんで言われた。「あなたに欠けているものが一つある。行って持っている物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。それから、わたしに従いなさい。」

 その人はこの言葉に気を落とし、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。イエスは弟子たちを見回して言われた。「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。」「金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通るほうがまだ易しい。」と言われた。しかし、イエスは加えて「人間にはできないことも、神にはできる」とも言われた。

 

 イエスは彼を見つめ、慈しんで「行って持っている物を売り払い、それから、わたしに従いなさい。」と言われた。(この「慈しんで」はマルコだけにある。)

 ちなみに、「わたしに従いなさい。」は3人の福音史家がそろって記している。これは、イエスがガリレア湖のほとりで最初の弟子たちをリクルートした時の「私に従いなさい。(人間をとる漁師にしよう。)」と言われた時の言葉と同じだ。違いはガリラヤの漁師たちの場合は、網を打っている彼らにイエスの側から声をかけたのだが、金持ちの青年の場合は、イエスが旅立とうとしている矢先に彼の方から走り寄って、ひざまずいて「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。」と言ったくだりだ。彼は旅立とうとする先生にぜひとも弟子として付いて行きたかったのだ。イエスもその彼を慈しみと愛をこめて見つめ、「私に従いなさい。」と招かれたのだ。イエスはすでに無学で貧しい労働者を選んで弟子にしていた。しかし、自分の教会を託したペトロの船が、厳しい歴史の荒波を人類の終末まで無事渡り切るには、彼らだけでは心もとないと思われていたかもしれない。

 そこへ現れたこの青年は、すでに選んだ弟子たちのグループを補強するための格好の弟子としてイエスの目に映ったはずだ。「私に従いなさい。」と言われたときの慈しみと愛のこもった眼差しがそれを如実に語っている。

 この青年は、他の弟子たちに欠けていた資質を豊かに持ち合わせた全く対照的なタイプだった。都会に住むピッカピカのファリサイ人で、学問があり、ギリシャ語も話し、律法を忠実に守る頭脳明晰な金持ちのエリートで、彼一人でも他の使徒たちの力量をこえる優れた13番目の弟子となるには、まさにぴったりだった。

 最初の弟子たちはもともと貧しい漁師たちで、何の困難もなく網も船も父親も捨てて、ただちにイエスに付き従うことが出来た。しかし、この金持ちの青年は、期待を込めて善い先生イエスに走り寄り、熱い思いで是非とも弟子になりたいと望んだのに、イエスの出した一つの条件ー持っている物を売り払い、貧しい人々に施しなさいーがどうしても受け入れられなかった。彼はお金の神=マンモンの神=「悪魔」に魂を握られていたのだ。だから後ろ髪を引かれつつも、悲しみながら去っていくしかなかった。

 ここまでがビフォーだが、私の好奇心は、この金持ちの青年がイエスのもとを悲しみながら立ち去ったあと(アフター)どう身を処したかという一点に集中する。

 この青年は、もともと他のファリサイ人とはひと味ちがっていた。違っていなければ、イエスこそ従うべき善い先生であると感じ、ぜひイエスの弟子になりたいと願ったりしなかったに違いない。それなのに、最後のぎりぎりのところで、イエスの出した弟子の条件を彼はどうしても飲めず、イエスに従いきれなかった自分に躓いた。

 日本語のものの言い方に、「可愛さ余って憎さ百倍」というのがあるが、彼は立派なファリサイ人だから、イエスに付いていけない以上は、自分と同じ他のファリサイ派の人々の群れにのめりこんでいって、そこで彼は自分の能力の限りをつくすことになる。ファリサイ派の人々は早い時期からイエスが自分たちと全く違う価値観を持っていることを本能的に見抜いていた。そして、イエスを亡き者にするために度々難問をふきかけ、イエスの言葉尻を捉えて罠に陥れようとしつこく付きまとっていたことは、聖書の随所に見受けられる。しかも、彼らはいつもイエスの返り討ちにあってギャフンと言わされ、忌々しい思いで引き下がるしかなかった。しかし、それも神の定めた時が来るまでのことで、最後にはローマの総督にイエスを訴え、その手を借りてイエスを十字架に架け殺すことに成功する。

 ファリサイ派や律法学士とユダヤ人の王は、ひとまずイエスを亡き者にすることに成功した。ところが、イエスの弟子たちはキリストが復活したと言い広め、それを信じた民衆は改心して洗礼を受け、キリスト教徒の数は急激に増えていった。それを見たユダヤ人の指導者たちは、キリスト教徒たちの迫害に狂奔する。そして、その急先鋒に立ったのがサウルというファリサイ人だった。その間の消息は聖書に詳しく記されている。使徒言行録9章のくだりを少し辿ってみよう。

 

サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、殺そうと意気込んで、大祭司のところへ行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を求めた。それは、この道に従う者を見つけ出したら、男女を問わず縛り上げ、エルサレムに連行するためであった。

 ところが、サウロがダマスコに近づいたとき、突然、天からの光が彼の周りを照らした。サウロは地に倒れ、「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞いた。

 「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、答えがあった。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。起きて町に入れ。そうすれば、あなたのなすべきことが知らされる。」サウロは起き上がって、目を開けたが、何も見えなかった。

 ところで、ダマスコにアナニアという弟子がいた。幻の中で主は「アナニア」に言われた。「立ってユダの家にいるサウロという名の者を訪ねよ。今、彼は祈っている。アナニアという人が来て自分の上に手を置き、元どおり目が見えるようにしてくれるのを、幻で見たのだ。」

 しかし、アナニアは答えた。「主よ、わたしは、その人がエルサレムで、あなたの聖なる者たちに対してどんな悪事を働いたか、大勢の人から聞きました。ここでも、御名を呼び求める人をすべて捕らえるため、祭司長たちから権限を受けています。」すると、主は言われた。「行け。あの者は、異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である。」

 そこで、アナニアは出かけて行ってサウロの上に手を置いて言った。「兄弟サウル、主イエスはあなたが元どおり目が見えるようになり、また、聖霊で満たされるようにと、わたしをお遣わしになったのです。」すると、サウロは元どおり見えるようになり、洗礼を受け、食事をして元気を取り戻した。

 サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちと一緒にいて、すぐあちこちの会堂で、「この人こそ神の子である」と、イエスのことを宣べ伝えた。これを聞いた人々は皆、非常に驚いて言った。「あれは、エルサレムでこの名を呼び求める者たちを滅ぼしていた男ではないか。また、ここへやって来たのも、彼らを縛り上げ、祭司長たちのところへ連行するためではなかったか。」しかし、サウロはますます力を得て、イエスがメシアであることを論証し、ダマスコに住んでいるユダヤ人をうろたえさせた。

 

画家カラバッジョの描いたパウロの回心

 

 聖書の記述は「アナニアは出かけて行ってサウロの上に手を置いて言った。「兄弟サウル、主イエスはあなたが元どおり目が見えるようになり、また、聖霊で満たされるようにと、わたしをお遣わしになったのです。」すると、サウロは元どおり見えるようになり、洗礼を受け、食事をして元気を取り戻した。」と実ににあっさりと流しているが、そこに含まれた内容は実に重大なものがある。アナニアはサウロの上に手を置いたとあるが、これは秘跡を行う時に司教や司祭が度々用いる動作だ。すると盲人になったサウロに目を再びひらく奇跡が行われた。同時に心の目開いたのだ。そして彼は改心して洗礼を受けた。もちろん全身水に沈み、古い罪の奴隷の身に死に、新し復活の命を帯びて生まれ変わり自ら立ち上がったのだ。額に水をチョロリと流す自然宗教化したキリスト教の形だけの洗礼はまだ全く知られていなかった頃の話だ。このとき、どうしてもイエスに従うことができなかったあの金持ちの青年について、イエスが財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。」「金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通るほうがまだ易しい。」しかし、「人間にはできないことも、神にはできる」言われたイエスの言葉が見事に成就したのだ。

 実は、わたしがまだ国際金融マンをしていたころ-つまり今から半世紀も前に-今述べているようなことがすでにわたしの心にひらめいていたのだ。私はあの金持ちの青年は、実は後の使徒パウロであったと確信するようになっていた。私はそのことを、ある老人ホームの施設長をしていた親友のシスターにポロリと漏らしたことがあった。彼女は賢明でバランスの取れた信仰の人だったから、「あまり突飛なことを言うと教会から睨まれるから気を付けたほうがいい」と言い、私はその忠告を守ってその後は誰にも言わず心に秘めていた。しかし、彼女もコロナの前に他界した。私ももう85歳の老人になった。いまさら叩かれても、異端視されてもどうってことはない。自分の心に湧いた確信をどこかに書いて残しておきたいと思うようになり、今こうして書いている。

 その確信とは、「聖書の金持ちの青年は、後の使徒パウロであった。パウロは回心してキリストの弟子になる前に、すでにイエスに出会っていた。」というものだ。わたしはこの話をどこかで読んだわけではない。また誰かから聞いたわけでもない。自分の心の中に湧き上がったわたしのオリジナリティだと信じて疑わない。

 共同訳聖書では、4つの福音書の合計が212ページに及ぶ。福音史家一人平均50ページの計算になる。ルカの福音書を書いた同じ著者は使徒言行録にパウロの言行について実に多くの事を記しているが、それは59ページにも及ぶ。それにパウロ自身が書いた書簡102ページを加えると合計161ページになる。従って、聖書におけるパウロ関連記録は量的に4つの福音書に迫るものがある。それに比べればペトロ自身が書いて聖書に収録された書簡はたった8ページにすぎず、使徒言行録においてもペトロへの言及は少ないから、聖書の中でのパウロの存在感は圧倒的だ。

 カトリック教会の信仰の2大源泉は聖書と聖伝(文字に書かれていない聖なる伝承)だと言われる。聖書におけるパウロの存在はかくも絶大だと言うことは、パウロが教会の信仰の源泉として極めて重要だと言うことを意味する。そして、あの金持ちの青年が後のパウロであったとすれば、イエスは彼が悲しみながら自分の「私に従いなさい」の招きを断って去っていった青年をそのままに捨て置くことはどうしてもおできにならなかったに違いない。彼は生前のイエスに最初に会った時から「異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたし(イエス)が選んだ器」だったのだ。

 イエスは、愛する青年サウロに初めて会ったとき、彼を13番目の弟子としてリクルートしようとして果たせなかった。あの時イエスは無念の思いを込めて「金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通るほうがまだ易しい。」と言われたが、「しかし、人間にはできないことも、神にはできる」とも言われた。これは実に予言的で意味深長だ。あの時、金持青年サウロにはできなかったことでも、神が望まれたから、ダマスコの門前で後の同じ青年パウロを光で打って改心させ、ペトロと並んで教会の2大柱の一つにすることがお出来になったのだ。キリストは慈しみをこめて招いたのに去っていった青年のことを決して忘れず、ダマスコでの回心を通して彼の心を捉え、ご自分の思いを遂げて最大の使徒として用いられたのだ。

 余談だが、福音史家ヨハネーイエスの弟子の中で最も年若く、半ばお手盛りでイエスに最も愛された弟子と自称しているヨハネーより、もしかしたらイエスはこの金持ちの青年(後のパウロ)のほうををより深く愛されたのではなかったかと思う。

 

 もちろん、これら全ては私の妄想に過ぎない、と言われればそれまでだ。私はローマのグレゴリア-ナ大学でリチェンチア(ライセンス=神学校教授資格)として教義神学を専攻したが、聖書学の専門家ではない。専門家から激しい批判と反論を受けても私には対抗する力がない。しかし、私の中では、あの金持ちの青年は後のパウロその人だった、という強い確信を消すことが出来ない。

 ローマの町の中心にカンポ・ディ・フィオーリ(花の畑)という名の美しい広場があるが、その真ん中にジョルダーノ・ブルーノの記念碑が立っている

 

カンポ・ディ・フィオーリ広場の中心に立つブルーノの像

 

 ジョルダーノ・ブルーノは宇宙論者であり数学者であったが、地球という惑星が宇宙の中心であるとする当時のカトリックの教義を否定し、中心など存在しないと言った。そのため、彼は投獄され、裁判にかけられ、上の銅像が立つ場所で火刑に処されて死んだ。現代でも、宗教裁判や魔女狩りの体質が教会に皆無とは言えないから恐ろしい。

 炎に消えた異端者、ブルーノ。彼の最後のセリフは「宣告を受ける私よりも、宣告を下すお前たちの方が、真理の前に恐れ慄いている」だったと言われている。

 

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★「書いてはいけない」 = タブー、または「忖度」(そんたく)の世界=

2025-01-25 00:00:01 | ★ 特種ニュース

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「書いてはいけない」

タブー、または「忖度」(そんたく)の世界

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 私は親しい友人に数冊の本を勧められて読んだ。その一冊が森永卓郎著「書いてはいけない」だった。森永氏によれば、絶対に書いてはいけないものとして、ジャニーズによる性的虐待の問題と、財務省の政策批判や不祥事報道、そして、御巣鷹山に墜落した日航123便の真相報道の3つが挙げられている。これらは、カトリックの神父である私にとって、特別に関心度の高い問題ではなかったので、いずれも通り一遍の興味を惹くにとどまっていた。しかし、それらは深いところで私の関心事と根が繋がっていた。

 「まず、ジャニーズだが、私はそれが事務所とジャニー氏が週刊文春を名誉棄損で訴えた裁判でジャニーズ側が全面的に敗訴し、性加害を主要な部分で真実とした高裁判決、および上告を棄却した最高裁判決に関して、TBSが全く報道しなかった事実を挙げている。」

 「TBSだけではない。どこの新聞も、どのテレビ局も、文春を名誉棄損で訴えたジャニーズ側の敗訴の事実を大きく報じたところはなかったようだ。」

 「それは、もし報道すれば必ず面倒な報復を受けるからだ。ジャーナリストなら、業界から締め出しを食って仕事が出来なくされてしまう。ジャニーズ事務所から恩恵を受けていた報道機関が忖度(そんたく)したのだ。マスコミは事務所怖さに見て見ぬふりをしてきたのではないか。」

 森永氏が次に取り上げたのが財務省のカルト集団化だ。マスコミが財務省の政策批判や不祥事報道に踏み込んだ後には、必ずと言っていいほど、税務調査が入っているそうだ。

 「事実、2000年代に入ると、国税当局は一斉に新聞各社に税務調査を展開した。2007年から2009にかけても、朝日、読売、毎日、そして共同通信に大規模調査が入り、申告漏れや所得隠しが明らかになっている。この時期には、マスコミは政権への対決姿勢を明確にし、官僚不祥事を次々に報道していた。これの調査はその〝報復〟ではないかと指摘された。」

 「税務調査による報復は、新聞やテレビだけではなく、週刊誌にも向けられてきた。「財務省のスキャンダルをやった週刊誌の版元の出版社もことごとく税務調査で嫌がらせを受けてます。」それどころか、フリーのジャーナリストの中にも、財務官僚にスキャンダルを手掛けた後に、税務調査を受けたという人が結構いたという。」

 税務調査を恐れているのは大手出版社も同じだ。「財務真理教」(森永卓郎の暴露本)の出版を拒絶した大手出版社の編集長は、「担当としてはやりたかったのだが、経営トップの判断で却下された。今の出版不況の中で、税務調査に入られたら、会社の経営そのものが立ち行かなくなる。会社を守るために断念せざるを得なかった。」「日本のメディアでは、財務省批判は絶対のタブーだ。それは財務省が独裁者だからだ。」などなど。

 3番目は、御巣鷹山に墜落した日航123便のジャンボ機墜落の真相についてだ。私はそのジャンボ機がしりもち着陸をして後部隔壁を損傷し、ボーイング社がずさんな修理をした結果、金属疲労で修理箇所が破裂し、尾翼の油圧システムを吹き飛ばしたためという公式説明を鵜呑みしていたが、それは巨大な嘘で、真相は驚天動地の日本政府が転覆するほどの信じられないような話で、にわかには信じ難いことではあるが、世の中にはそんな信じられないことが本当にあることを知っている私は、もしかしたらこちらこそ真相ではないかと心が動いている。(これは、機会があったら深堀りしてみたい問題だが、今はこの程度にとどめる。)

 私が生まれる2年前の1937年中国の北部で起きた盧溝橋事件は、中国革命軍の攻撃に端を発したという公式発表を当時の日本人は皆信じさせられたが、今では日中戦争に突入するための口実を作るための関東軍の自作自演であったことは常識になっている。しかし、当時の日本人はみな中国人の仕業だと信じていたのも事実だ。

 1963年のケネディー大統領の暗殺事件が、オズワルドの単独犯罪であることを信ずる人は少ないだろう。背後にアメリカの暗黒部分を支配する巨悪の犯罪が匂う。トランプ新大統領はこの度ケネディー元大統領暗殺事件のすべての機密文書の公開を命じる大統領令に署名したが、果たして新しい真相が明らかになるか、興味を持っている。

 ベトナム戦争の最中、1964年に米軍の北爆の口実になったトンキン湾事件もアメリカの自作自演だったことは今では証明されている。

同時多発テロ

 2001年のニューヨークの世界貿易センターコンプレックスを崩壊させた9.11いわゆる同時多発テロだが、10人余りのアルカイダのテロリストの手で4機の旅客機を組織的にハイジャックできるものではないことは、頭を冷やして冷静に考えれば、それが不可能であることはだれの目にも明らかなはずだ。それなのに、同時多発テロとして幕引きが行われて、今もって真相は隠されたままだ。

 私はフリーの放浪神父生活を余儀なくされていた時、グアム島のチャランパゴ教会の主任司祭をしていた友人のS神父に頼まれて、彼の帰国休暇中留守番神父を引き受けたことがあった。羽田-グアムの往復キップだけ用意してくれるならと、休暇気分で留守番神父を引き受けた。ところが、実直な信徒会長さんは、毎月規定の司祭のお手当を出してくれた。江戸っ子は宵越しの金を使わないとばかりに、そのお手当を一部は実弾射撃場でいろんなピストルやライフルや自動小銃をぶっ放して硝煙の臭いを嗅ぐのと、大部分はセスナ機の操縦練習で全部使い果たした。

 もともと国際金融業の激しいストレスから逃れるためにラジコン飛行機を作って飛ばすことを気晴らしにしていた私は、教官の隣の操縦席に座ってグアムの空を鳥のように飛びまわった。頭上を舞う点のように小さなラジコン機の姿勢を見上げながら操縦するよりも実機に乗り込んで操縦桿を握るほうがははるかに簡単だった。離陸してしまえば路上を車で走るより遥かに自由な爽快感に浸った。呑み込みが早いと教官におだてられながら、一番難しい着陸もこなすところまで上達した。セスナ機の巡航速度は時速180-200キロ。着陸時は減速して70-80キロだから道を行く車の速さと変わらない。

 しかし、ハイジャックされた大型ジェット旅客機はそうはいかない。着陸速度はフラップを下ろしエンジンを失速ぎりぎりまで絞っても250キロあたりだが、世界貿易センタービルに突っ込んだ時のボーイング757型と767型機はほぼ巡航速度の時速900キロだったから、素人が教習所のプロペラ機で私の10倍以上の飛行時間練習したとしても、死を目前にした極度の恐怖と興奮状態の中で、初めて見るコックピットの無数の計器類を前にして、手動でビルに正確の突っ込むなんて人間にできることではない。

 何しろ、時速900キロの機体が目標の5キロ手前で進入角度をたった1度違えただけで100メートル近く目標を逸れる。それを20秒以内に超正確に微調整しないとあっという間に目標を外して飛び抜けてしまうのだ。現に、私の中学からの友人に日航のロッキードトライスターの機長を長く務めたのがいるが、ベテランの彼でも地上からの誘導アシストなしにはそんな曲芸は全く不可能だと断言した。そして、その言葉がヒントになった。

 つまり、ワールドトレードセンターコンプレックス(WTC)のいずれかのビルの屋上に、国際空港にあるのと同じ全天候全自動の着陸誘導装置をあらかじめ設置して、飛行機の側も操縦桿から手を放し、全自動操縦に切り替えてその誘導に委ねなければ一発勝負で貿易センタービルに正確に突っ込むことは全く不可能なのだ。恐らく、ツインタワーからわずかな時差で静かに崩壊したWTC第7ビルあたりに着陸誘導装置が設置されていたとしか考えられない。

 また、これだけの大事件の場合、普通は徹底した現場検証が終わるまで長期間現状保全が行われるはずなのに、なぜか数日を待たずに中国籍の貨物船がニューヨーク港に接岸し、大型ダンプで次々に運ばれてくる鉄骨の残骸を実に手際よく中国の溶鉱炉に運んで行ったことをどう説明する?一体誰がそんなことを計画し、あらかじめ手配することが出来たのだろう。考えれば考えるほど謎に満ちている。恐らく着陸誘導装置も瓦礫の鉄くずと一緒に証拠隠滅のため中国に持ち去って溶かしてしまったに違いない。すべては前もって綿密に計画されていたことでなければならない。

 そんなことは素人の神父でも簡単に推理できるのに、大手のマスコミ、報道関は一切沈黙して書かないのはなぜか。それは書いたら最後、見えない力が働いて2度と報道分野で仕事ができないようにされてしまうからだ。下手すると真相に迫り報道しようとする者は不審死を遂げて消されてしまうかもしれないのだ。

 ところで、私は何のためにこんなことを書いているのだろうか。それは、世界断突の暖簾(のれん)を誇る巨大宗教、カトリックの世界にも「書いてはいけない」タブーや「忖度(そんたく)」が隠然として存在していることを書きたかったからだ。

 今日の日本でも、カトリクの司祭による性的虐待を訴えてその司祭の属するカトリックの「神言会」という修道会を相手取って起こした女性信者の裁判が進行中だが、不思議なことに大手のマスコミは一斉に沈黙・無視を貫いている。また、そのほかにも破門をちらつかせて公然と信徒を脅した司教を相手取って起こされた「パワハラ」裁判についても、新聞もテレビも週刊誌も腰が引けて何も報道しない。世俗国家でもあるバチカン市国の何を恐れて忖度し沈黙を貫いているのかは知らないが、なぜかカトリックの恥部にメスを入れようとしないマスコミに不信感を抱くのは私だけではあるまい。

 ジャニーズの事件があったばかりだか、今、フジテレビの女性アナの「性上納接待疑惑」で世間は騒がしい。2000年の伝統を誇るカトリック教会も歴史的に古い恥部である聖職者による稚児虐待(ペドフィリア)や女性への性的虐待に本気でメスを入れる自浄作業に誠実に取り組まなければ、ここ半世紀の慢性的教勢凋落のV字回復はとても期待できない。現に、アメリカのボストン大司教区は、無数のペドフィリア裁判で軒並み敗訴して、その膨大な慰謝料の支払いで教区財政は破綻し、ついに大司教館の土地と建物を売却せざるを得ないところまで追い詰められたばかりだ。

DSCN1121-2_1374.JPG

特ダネニュース!

私のユーチューブチャンネルを開局しました!始めたばっかりです。

表題は「バンカー、そして神父」です。

見るためにはユーチューブで 谷口幸紀 と検索してください。それだけですぐ見つかります。試しに3個上げましたが、どんどん増やしていきます。初めは固いですが、すぐ慣れて、もっと上手に、自然に、なるでしょう。

 

是非チャンネル登録してご愛顧ださい。

 

URL は以下の通りです。クリックしてご覧ください。↓

 

https://www.youtube.com/channel/UCCsK3Z56sjdEgv7yNW9hNBA/videos

 

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★ ファイザー社について

2023-02-08 07:41:35 | ★ 特種ニュース

 

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グラミー賞

ファイザー社に関する気になる情報

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コロナワクチンの販売元ファイザー社について気になる情報が届いています。情報元の The Truth Seeker がいかなるものか、私にも確認の手立てがないのですが、紹介されている動画はいい加減なものではないように思えますのでお目にかけます。判断、心証形成は各人でなさってください。

映像自体は実に醜悪で、私のブログの品位にそぐわないものなので本当は載せたくなかったのですが、「グラミー賞」は世の中で一定の評価を得ている存在であり、一般のファイザー社に関するイメージが裏ではこういう世界につながっているという事実は意味深長で、知られるべきではないかと思い、敢えて2-3日公開するものです。

私は、世の流れに押されえて5回ファイザーのワクチンを打ちましたが、先の、ファイザー社が自社の研究所でコロナワクチンの新しい変異株を生み出し、それに対応する新しいワクチンを開発し、それらをセットで世界中にばらまいて、世界規模で巨億の富をかき集めている、というありそうな話の証拠を見せられると、資本主義社会の「お金=マンモン=悪魔」の巨悪を思わずにはいられません。武漢の研究所もファイザーの研究所も、満州の日本軍の石井部隊もどこかで根がつながっていないでしょうか?

それは、キリスト教の「創造主の神、愛の神」の対極に位置し、神に敵対する宇宙的悪として実在します。岸田首相がこの度巻き込まれたLGBTQの背景とも共通するものがあります。

なお、動画はそのままでは無限に繰り返されるので、一度見たら、汚らわしいからすぐ閉じてください。

グラミー賞、悪魔崇拝を連想させる演出が多数、ファイザー社がスポンサーを務めていることからさらに注目を浴びる。
twitter.com/TPostMillennia…

 

 

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コロナウイルスにまつわるファイザーの陰謀?

2023-01-31 00:00:01 | ★ 特種ニュース

 

   

 

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いつもとちょっと違う形でブログを書きます。

題は:「コロナウイルスにまつわるファイザーの陰謀?」

です。

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ある友人から下の情報を頂きました。

フェイクかどうかはご自分で判断してください。私自身は真実ではないかと、半ば信じて、もし真実であった場合に備えて私の対応を考えているものです。

字幕を見ないで英語を直接理解できればそれが一番理想的です。私の場合、イタリア語なら今も毎日使っているのでこの程度のものならほぼ困難を感じませんが、英語だとリーマンブラザーズに勤めていたころは毎日英語で仕事をしていましたが、かれこれ40年も離れていると、ヒアリングがもひとつ付いていきません。しかし、早くどんどん先へ流れて行く日本語の字幕も、2-3度見れば全体が頭に残るでしょう。

要は、隠し撮りされているとは知らず、ファイザーの幹部が、得意になって内幕を話しています。コロナワクチンでファイザーは大もうけをしている。コロナの新しい変異主を実験室で培養してそれに対応するワクチンを開発して、その変異種をばらまいて蔓延させ、後を追ってそれ対応の自社製ワクチンを売り込む。世界中がそれを買わざる得なくなるように、世界中の政府を仕向ける。笑いの止まらない桁外れのぼろ儲けができる。

平たく言えばそういう裏話を気を許してポロリと言ってしまったその後で、隠し撮りされていることに気が付いて、大慌てで「今言った話は全部嘘だった」と否定し、暴れまわり逃げ回り挙句の果てに携帯で警察を呼ぶという大醜態。

本物のファイザーの幹部に演技させて、このスキャンダル映像をでっちあげてばらまくというのも、簡単な話ではない。不思議なのは、ファイザーの広告料で儲けさせてもらっている大手のメディアが、一斉に沈黙していることだ。

しかし、第2次世界大戦中の日本軍の満州731部隊の細菌兵器実験や、ナチスの蛮行や、現代のソ連をはじめとする各国の化学兵器、細菌兵器の存在を考えれば、巨大製薬会社がコロナウイルスの変異種の開発をしていたとしても不思議ではない。現に今のコロナ騒ぎが中国武漢の研究所から漏れ出したといううわさが根強いことも事実無根とは言い切れない。

もしこれが事実なら、ファイザーはとんでもない世界規模の詐欺犯罪組織であり、国際的に処罰されるべきではないだろうか。そのワクチンのために死んだ多くの罪のない人々に対してどう償うのか。

後は、ご自分で見て、自己責任で、ご自分の判断を形成してください。噓であっても、本当であっても、教訓に満ちたニュースです。まずは、下のURLをクリックしてみてください。

谷口

🎞字幕:ヴェリタスによるファイザー動画が投下された日、大手メディアは沈黙しビッグテックは検閲に走り回った。

しかしFOX人気No.1アンカー、タッカー・カールソンは動画を取り上げ20分に渡り解説。

その一部を紹介します。

pic.twitter.com/3jOpfDCnEG

 

 

2023/01/29 7:58

コメント (4)
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