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済みません!とっくに退院しています
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岡山の総社で集まりがあって、1年ぶりに会う人も多かった。異口同音に、もう退院したんですか?大丈夫ですか?の質問攻めに面喰らった。
そうか!「入院しました」も書いたし、ご丁寧に「病院日記」も書いたが、「退院報告」は書いていなかったのを思い出した。大変な片手落ちでした。
鬱陶しい梅雨空の6月25日に、下落合の聖母病院に、30年来の友、「糖尿病」との正しいお付き合いの仕方を学ぶために、今さらの感も無くはなかったが、自発的に教育入院と称してひき籠った。インシュリンは今までも必要としてこなかったが、薬は飲まされた。3週間も毎日1600キロカロリーの食事を食べ続けると、さすがに体がその量と質を覚えたようだった。2週間を過ぎた頃から、血糖値は正常値に収まるようになった。体重も5キロほど落ちた。私のやや合理的な頭は、食事の量と血糖値、体重との1対1の正確な因果関係を目の当たりにして、何だこういうことだったのか、と初めて納得が行ったらしい。
納得が行ったから、それを続けることに特段の抵抗がなかった。7月15日に退院して以来、今日10月13日現在、血糖値正常、体重も横這いかさらに下降気味で推移している。願わくば、棺桶に入るまで体重のリバウンドが無いようにしたいものだと願っている。
人様に迷惑をかけてまで長生きはしたくないものだと思う。願わくば合併症を発症して人の世話を受けなければ日常が過ごせないことにならないまま一生を終えたいものだ、というわけで、薬を飲み忘れず、体重をさらに落とすようにしたいと思っている。
しかし、人間の寿命は神様の専権事項。健康にもそれはある程度当てはまる。最善を尽くして、後はお任せするしかない。今まで、さんざん不摂生をしてきた身とあっては、多くを望むべくもないと悟ってはいるが・・・ただ、人様に迷惑をかけてまでは・・・という気持ちに偽りはない。
体に何の不調も無かったのに、ふとした思いつきで、梅雨空を避けて病院をホテル代わりにのんびり休んで読書三昧していたのに、飛んだご心配をかけてしまったものだと、反省することしきりです。まずは、何事もなかったので、ご安心ください。
付録に小話を一つ
お金持ちがいた。お金に糸目をつけず、健康と長寿に資すると言われたサプリメントをさんざん飲んで過ごした。おかげで97歳で大往生を遂げた。天国に着いて神様に挨拶をして言った。
「神様、有難うございました。豊かな生活と長寿を賜り、幸せな生涯でした。有難うございました。」
すると神様は言われた。
「愚か者よ!お前が富を自分のためにばかり使い、余計なサプリメントを買いあさって飲んだから、せっかく110歳まで私が用意していた寿命を自分で勝手に縮めてしまったではないか!」
お金をかけずにできる節制以外の長寿法は止めときましょうね、皆さん!