ホイヴェルス神父様42回目の追悼ミサに行ってみよう
【テーマ】 ホイヴェルス神父様と第2バチカン公会議
ヘルマン・ホイヴェルス神父さまが帰天されて42年の時が流れました。
ホイヴェルス師は1947年から四谷イグナチオ教会の主任司祭、1966年からは同教会の名誉主任司祭になり、1977年6月9日に死去されるまで、その前のテレジア教会時代も入れれば、37年の長きにわたって、牧者として実に数多くの日本人に深い影響を与えられました。師から生涯忘れえぬ薫陶を受けた人の数はおびただしいものがあったとおもわれます。そうした人たちの有志が師の遺徳を偲んで、没後40年以上にわたってその追悼ミサを続けてきました。日本で個人の遺徳を偲んで追悼ミサが続けられたケースとしては他に類例を見ない記念碑的な出来事です。
今まで師から洗礼を受け、結婚式を挙げていただき、人生の危機から救われた人の数は数えきれないほどだと思われますが、師を忍んで毎年追悼式が行われてきた事実を知らずに今日に至った人も、また少なくないのではないでしょうか。
そのような人々に対しては、40年以上の時の流れを越えて、あらためて感謝と追悼のミサに参加するようにこのブログを通して呼び掛けたいと思います。
また、師の生前の姿に接する機会に恵まれなかったより若い世代にも、日本の教会史にこのような傑出した人物がいたことを知っていただき、師の姿を発見し、その教えに学ぶ機会を是非持っていただきたいと思います。
ホイヴェルス師がイグナチオ教会の名誉主任司祭になられたのと同時に同教会の助任司祭になられ、その後1982年から1998年までは主任司祭を務められたカンガス神父様は、師の40回目の追悼ミサを司式され、私も共同司式をさせていただきましたが、イグナチオ教会の最新の教会報に一文を寄せられ、
「第二次世界大戦が終わった時に沢山の日本人が生きる目標を失い大変苦しんでいました。そのような時代にイグナチオ教会は生まれました。(中略)その教会の魂はホイヴェルス神父様でありました。(中略)ホイヴェルス神父が40年間教会に与えて下さった魂は生き生きして・・・」
とつづられました。
第40回追悼ミサ後の茶話会でくつろいでホイヴェルス神父の思い出を語るカンガス神父様
わたしはカンガス神父様とはイエズス会の修練院以来のお付き合いで、一昨年わたしがホイヴェルス師の41回目の追悼式以降のお世話役を引き受けたとき、カンガス師は目を細めて賛同され、出席者の皆様の暖かい拍手でむかえられ、その大役を引き継ぎました。
今年は私がお世話することになってから2回目の追悼式です。ホイヴェルス神父様が今の教会の危機的な姿を見られたら何と思われただろうか、そしてご自分なら何をなさっただろうかを、皆さんとともに心を澄まし想像力を逞しくして思い巡らしたいと思います。そしてそれをわたしたちの生き方で証しして行きたいものです。
はじめての方もどうぞ多数ご参加下さい。
6月9日のホイヴェルス神父様の御命日は、今年はたまたま聖霊降臨の祝日と重なっています。聖イグナチオ教会では新聖堂献堂20周年の記念行事が盛大に行われるようですが、その蔭でホイヴェルス神父様のことは忘れ去られたかのようです。師の記念は今後は教会としては一切行わないという決定が主任司祭によってなされているからです。
多くの人が追悼ミサの継続を望まれ、続けられることを喜ばれました。その証として昨年は70名を超える盛会でした。わたしたちは神父様の思い出の地、四谷で、今年も第42回のホイヴェルス神父様の追悼ミサを粛々と行いたいと思います。昨年同様の盛会をお祈りください。
今の日本の教会の現状に深く思いを致し、師の追悼ミサの機会に、わたしたちに何が出来るかを真剣に話し合いたいと思います。初めての方もどうか多数ご参加ください。
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ホイヴェルス神父様42回目の追悼ミサ
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日 時: 6月9日(日曜日) 3時30分~4時30分
4時35分~5時35分ごろ (ささやかな茶話会)
場 所: 四谷主婦会館 《プラサフェ》 3階 《コスモス》
(イグナチオ教会の向かえ、双葉女学校の隣、四ツ谷駅から徒歩1分)
司 式: 谷口 幸紀 神父
お返事・お問い合わせ: e‐メールで〈john.taniguchi@nifty.com〉 まで。
お電話は 080 1330 1212 (谷口携帯)