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シンフォニー
こんな素敵なコメントを頂きました
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3.11 東日本大震災の記念チャリティー音楽会
頂いたコメント
5月7日の東京公演では感激しました。CDとケリグマを買い求め、翌週から私の所属する教会でCD観賞会やケリグマ講読を行い信徒みんなで感激を分かち合いました。(「ケリグマ」はキコの自伝的処女作)
残念なのは、合唱団のコーラスの歌詞があれば、もっと感激したと思います。何処かで調達できないでしょうか。
機会あるごとに他の会合でも同じような分かち合いをしたいと思います。
そこで、こんな返事を書きました:
〇✖さま
素敵なコメントありがとうございました。
さっそく作曲者のキコに歌詞を請求して訳してご披露いたしましょう。
少々時間を要するかもしれませんが、ご忍耐ください。
谷口幸紀拝
いきなり東京のサントリーホールでの日本初演で、シンフォニー「罪のない人々の苦しみ」全5楽章は、会場をほぼ満席に埋めた人々から大好評を博した。作曲者のキコ・アルグエイヨ(スペイン人)自身も、もちろん日本初デビュー。
1700席の福島会場、県文化センターは満席を超えて人が会場に溢れるという見通しになって、演奏家の着替えの控室に借りていた400席の小ホールを急遽開放し、巨大ディスプレーを舞台に設置して大ホールの演奏を同時中継する準備までした。
それだけではない、福島県下で一回だけの公演はもったいないということで、当初東京への移動と東京観光に予定していた6日を潰して、午後1時半という異例の時間帯に、緊急追加公演が決まったのがわずか1か月前のことだった。2000人収容の大ホールでクラシック調のコンサートを計画して満員にするのは、長い時間かけて慎重に準備をしても容易なことではないというのが、プロの常識だ。それをゼロから1か月前にホールを予約てし、それからポスターやチラシの印刷に入り、正味2週間の宣伝でやろうというのは、常識ある専門家100人が100人とも、それは無理だ、不可能だ、絶対にやめるべきだという忠告の大合唱の中で敢行された。結果はほぼ満員になり、演奏後は万雷の拍手とスタンディングオベーションで熱気に包まれ、ある意味で東京のサントリーホール以上の盛り上がりになったことは、ただただ奇跡という他はなかった。歴史には3日で城を築いたという伝説があるが、まさにそれに匹敵すると私自身が驚いている。
東京のサントリーホールも無事に無難に乗り越えた。
6月4日にはKFB(福島朝日テレビ)制作の1時間物のドキュメンタリー番組が完成して放映されたが、私はあとでそのDVDを見せてもらって、その番組の質の高さに脱帽した。
とどめを刺すように、キコのシンフォニーのオーケストラ用の楽譜の要望が舞い込んだ。キコのシンフォニ-『罪のない人々の苦しみ」が日本のオーケストラによって演奏されるかもしれない可能性が見えてきた。キコもその求めを快諾して、私はいまPDFのファイルにまとめた総楽譜の届くのを首を長くして待っている。