キマグレ競馬・備忘録

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陸上競技における連帯責任とは

2009年04月16日 | Sports
日体大の箱根駅伝シード権剥奪だそうです。
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日体大 箱根駅伝のシード権はく奪(スポーツニッポン)
日体大陸上部が元部員(退部処分)による大麻事件に関し、関東学生陸上競技連盟(関東学連)が決めた来年1月の箱根駅伝のシード権はく奪と対外試合出場禁止3カ月以上の処分を了承したことが15日、分かった。日体大は今年の箱根駅伝で3位に入り、10位以内に与えられる翌年のシード権を獲得していたが、次回は今年10月の予選会からの出場となる。
元男子部員は横浜市内の合宿所で大麻を栽培した疑いで先月2日に関東信越厚生局麻薬取締部の家宅捜索を受け、捜索の際に偽札も発見された。同部は既に全部員を4月末までの1カ月間、公式試合に出場させないなどの自粛方針を決めていたが、関東学連幹部からは「甘い」との声が出ていた。13日の関東学連の会議では処分は見送られたが、その後の特別審査委員会で処分が決まり、同部に伝えられていた。
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今朝のワイドショーで、元陸上選手の某キャスターが非常に憤慨して伝えていたニュースです。一人の元部員の過ちに対して、何故全部員が責任を取らされるのかが判らないという意見でしたが、私も同じ意見です。元部員の処分は厳しくあるべきだと思いますが、関係の無い部員まで連帯責任というのは行き過ぎのような気がします。そうやって他の選手の不祥事の影響で、何も罪の無い若くて有望な選手達がチャンスを失ってしまうのは、陸上界にとっても痛手だと思います。連帯責任というのは、見せしめ的な要素もあるし、それが抑止になるという意見も有ります。対象が子供ならまだ先もあるし、チームワークの意味を判らせる意味で連帯責任の処分もわかります。でも、大学生は社会的な処罰を受ける年齢なのだから、そこは割り切っても良いのではないかと思います。
まあ会社でも同僚の失敗で連帯責任を取らされることはあると思いますが、それでクビと言われたらたまりません。箱根駅伝に出場するのは大変なことですから、今の部員達にはそれと同じくらいの気持ちでいるのではないでしょうか。とは言え、まだチャンスはあるようですから、日体大には是非予選を突破して出場して欲しいものです。

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