キマグレ競馬・備忘録

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NASAの使い捨て型スペースシャトルの新開発構想

2009年07月01日 | Science/Technology
使い捨てスペースシャトルの構想が発表されたそうです。
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NASA、使い捨て型スペースシャトルの新開発構想を発表
6月17日にワシントンDCで開催されたNASAの次世代ロケット開発のための「コンステレーション」計画に関する外部評価委員会による公聴会の席上で、NASAが使い捨て型スペースシャトルの新開発構想を発表していたことが明らかとなった。NASAが発表した新構想とは既存のスペースシャトルの固体ロケットブースター、外部燃料タンク、メインエンジンをそのまま使い、翼のない使い捨て型のスペースシャトルを打ち上げるというもので正式名称は「Shuttle-Derived Heavy Lift Launch Vehicle」と呼ばれるもの。この方式の場合、現行のスペースシャトルの帰還機能が使えないこととなるため、帰還用には現在開発が進められているオリオン有人宇宙船の必要となるということとなるが、スペースシャトルの主要構成部品から発射用の施設まで現行のスペースシャトルのシステムのほとんど全てを次世代ロケットに引き継ぐことが可能で、開発コストおよび開発期間の大幅な削減を見込むことが可能だと説明している。 ただし、可用性の面においては現行のコンステレーション計画のものより劣るとも述べている。(後略)
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現行のスペースシャトルの引退が決まっているため、次世代ロケットまでのつなぎとして「使い捨て」スペースシャトルが検討されているようです。これを活用すれば、コスト面ではある程度有利になると思います。現行シャトルは、何度か事故は起きましたが、打上げの実績・ノウハウはあるわけだし、たとえ1970年代の古い技術とはいえ、次世代ロケット(2015年頃開発完了の予定)が開発されるまでの宇宙ステーションへの物資輸送に利用するのであれば、障害はないと思います。ただ米政府としては、現行シャトルの存続と次世代ロケットの2つを開発するのは、莫大な費用が掛りますから承認されるかどうか判りません。記事のように、帰還用宇宙船を改造して搭載するというのは、信頼性の面からあまり現実的でないように思います。
まあ、そんな事よりも現在宇宙に滞在している若田さんを早く地球に戻してあげて欲しいです。


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