F1が好きで欠かさず見ていたのですが、今回のドイツGPは録画で見るつもりが、番組予約のGコードの入力ミスで見ることができませんでした。3週間待っていたのに、ちょっと残念。
ホンダの新社長がF1復帰についてコメントしてましたので、それについて一言。
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ホンダの伊藤孝紳社長は,昨年末にF1から撤退して後継のブラウンGPがタイトル争いを繰り広げている現状について次のようにコメントした。『ホンダがF1を離れなければならなかったのは,本当に残念だ。しかし一方では,F1は規制が厳しくなって企業が様々な(先進技術を)実験をできる場というより,よりいっそうイベント寄りになっている。我々には新しい分野で挑戦するだけの余地があるが,たとえ経済状況が良くなったとしても戻りたいとは思わない。』
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まあ残念なコメントではありますが、確かに昔は「走る実験室」と呼ばれて、新技術のテスト的な意味もあったのでしょうが、最近はレギュレーションが厳しくなり、設計の自由度が失われたように思います。新技術でアドバンテージを得るチームが増えると、翌年には禁止事項が増えたり、規則が変更になったりするのが当たり前のようになっています。ホンダの社長は、そういう意味でメーカーとして参戦することの魅力に欠けるとコメントしているわけです。でも見るほうとしては、所詮F1を「イベント」として見ているわけですから、会社としては顧客サービスの一つとして参加することも必要だと思います。「戻りたいとは思わない」という断定的なコメントには、ガッカリしました。会社の業績の都合もあるし、株主の意見も大事かもしれませんが、F1から撤退して寂しい想いをしている一般ユーザーの意見も尊重して欲しいものです。少なくとも昨年までは「夢」を売る会社だったわけですから。