クラシック音楽を聴くので買ってみたら、中学生の頃に読んだ「名曲をたずねて」の復刻版で懐かしかった。当時はレコードが買えなかったので、FMで聴く時の手引き書として使っていた。ベートーヴェンが最高の作曲家とされ(著者の好みか)、研究が進んだ現代とはやや異なる見解が多い。また、当時好まれていない作曲家の作品は、素っ気無い記述で終わっていたりする。演奏家の紹介も故人が多く、今となっては内容が古くて鑑賞にそぐわないものもある。この辺りは、「鑑賞事典」を称するのであれば、現代の鑑賞に耐えられるように補筆修正して欲しい気もした。逆に著者のオリジナルに手を加えないのであれば、タイトルは昔のままで良かったように思う。この本に記載されている曲を全て鑑賞してみたいと思ったけれど、わずか半ページ(10行)で説明されているバッハの「クリスマス・オラトリオ」は、演奏時間が3時間にもなる。この本(曲の解説800ページ分)を真面目に聴くと、生活を変えないと無理かもしれない。
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