キマグレ競馬・備忘録

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本「鉄道未完成路線を往く」

2023年11月20日 | Book
鉄道の紀行番組が好きで、テレビでよく見ている。 鉄道ファンの旅人が廃線跡を見て回る場面もある。鉄道の定義によると、一度路線が完成した後に廃止したのが廃線で、計画し着工して途中で止めたものを、未成線と言うらしい。その遺構を紹介したのがこの本。 
マイカーが普及していなかった時代は、鉄道が移動や流通の主役で、日本中に様々な 路線の計画があった。計画だけで終わったものは遺構として残らないが、用地買収や他への転用、一部着工したものはその形跡が残る。この本では、全国に残る遺構を図や写真で紹介しているが、やや関東に偏った感じで(計画が多かったので当然だが)地方に住む者には馴染みが無い路線も多かった。 土地勘が無いので、関東周辺の詳細な地図や地名を見てもピンと来なかった。
自分が住む九州の中では、廃線になった高千穂線が興味深かった。建設途中で中止になったトンネルには、3年前に行って現場を見ていたので、体感として分かりやすかったことがあると思う。ガイドブックは読むだけではなく、現場に行って楽しむもの。もし未成線の近くに住んでいるのであれば、この本を片手に探検気分が味わえると思う。

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