行旅死亡人とは、旅行などで行き倒れになり身元不明で死亡した人を指す法律用語。 こういう言葉があるということを、この本で初めて知った。大阪で亡くなった高齢の女性は、3000万円の大金を自宅に持ちながら近所付き合いもなく、アパートの契約も不自然で全く誰なのかわからない。新聞記者の著者は、この件に興味を持って調査を始める。紆余曲折の末、親戚が見つかり、身元が判明する。但し彼女がその後どのような人生を送ったのか、何故大金を持っていたのかは未だに謎。この本はノンフィクションだが、謎解きミステリーを読んでいるようで面白かった。
今後、高齢の独身者が増える社会になっていくと、このような事例が多くなると思う。常に身元が判るものを持ち歩く習慣も必要だし、親戚知人がいない高齢の独身者は、自分の生きた証をどこかに残しておくことが必要だろう。
今後、高齢の独身者が増える社会になっていくと、このような事例が多くなると思う。常に身元が判るものを持ち歩く習慣も必要だし、親戚知人がいない高齢の独身者は、自分の生きた証をどこかに残しておくことが必要だろう。
因みに、私がいつも贔屓にして見ていた女性のブログが10月からパタッと更新が止まっている。ブログ終い?のコメントも無い。彼女に何があったのかとても心配だ。