キマグレ競馬・備忘録

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本「昭和二十年夏、僕は兵士だった」

2012年11月09日 | Book

俳人の金子兜太氏、考古学者の大塚初重氏、俳優の三國連太郎氏、マンガ家の水木しげる氏、建築家の池田武邦氏。登場する5人は、兵士としての立場も違うし生き方の違いもありますが、戦争体験の厳しさは同じでした。
漫画家の水木しげる氏の戦争体験は、漫画や著書にも描かれているとおり自分の部隊が玉砕したり、病気に罹って死線を彷徨う等大変悲惨なものでした。しかし他の兵士と違って運にも恵まれ、戦争を生き延びることができました。現地の人達と交流し、兵士としては不真面目で楽天的な彼の気質が良い方向に働いていたのかもしれません。
現代の厳しい経済状況でも、第二次大戦の絶望的な戦争に一般人が兵士として狩り出された時代に比べたら幸せな世の中だと思います。困った時は、彼らの人生を参考にして生き方を考えてみたい。


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