東京カルチャーショックの続き。
・タバコのマナーについて 職場の場合
生涯、喫煙とは全く無縁の私は、タバコの煙害(今は使わない言葉だが)をいつも気にしていた。初めて赴任した勤務先の天井は黄色かった。白かった天井の通風孔は茶色になり、ニコチンがベッタリ貼り付き、粘液が上から垂れてくるのではとヒヤヒヤした。先輩達は左手にタバコ、右手に鉛筆。タバコをプカプカ吸いながら話をする。吐く息が物凄く臭い。机の上には灰皿があって、タバコの灰が積もっている。灰皿の周囲も飛び散った灰が落ちて汚い。喫煙者はコーヒーが好きで、飲み終わったカップも灰皿代わりに使う。コーヒーの残りとタバコの灰で異様な臭いがした。タバコ中毒も多くて、唇が紫に変色し、歯は真っ黄色、手がブルブル震えている人もいる。そんな職場環境だったが、年と共に改善して、最初は分煙だったが最終的に時間帯制限付きの全面禁煙になった。
・タバコのマナーについて 職場の場合
生涯、喫煙とは全く無縁の私は、タバコの煙害(今は使わない言葉だが)をいつも気にしていた。初めて赴任した勤務先の天井は黄色かった。白かった天井の通風孔は茶色になり、ニコチンがベッタリ貼り付き、粘液が上から垂れてくるのではとヒヤヒヤした。先輩達は左手にタバコ、右手に鉛筆。タバコをプカプカ吸いながら話をする。吐く息が物凄く臭い。机の上には灰皿があって、タバコの灰が積もっている。灰皿の周囲も飛び散った灰が落ちて汚い。喫煙者はコーヒーが好きで、飲み終わったカップも灰皿代わりに使う。コーヒーの残りとタバコの灰で異様な臭いがした。タバコ中毒も多くて、唇が紫に変色し、歯は真っ黄色、手がブルブル震えている人もいる。そんな職場環境だったが、年と共に改善して、最初は分煙だったが最終的に時間帯制限付きの全面禁煙になった。
・タバコのマナーについて 映画館の場合
1980年代当時の映画館は、座席指定も入替も無く、映画の途中からでも好きな時に入って好きな時に出れた。座席も自由。なので、東京では良い席で見たい人は早くから並ぶ。結局「座席権」を確保するのは、電車と同じ。いつもガラガラで並ぶ必要の無い地方の映画館では見た事が出来ない光景だった。館内ではタバコもOKで、立ち昇るタバコの煙が映写機からの光に照らされてよく見える。左手にタバコ、右手にコーヒーを啜りながら映画を見る。コーヒーカップが灰皿代わり。カップの底に少しコーヒーを残して、タバコを投げ込んで消火する。映画が終わったら、足元の床にカップを置いてそのまま出ていく。時々それに足を引っ掛けて倒してしまい、床がタバコ&コーヒーで臭くなる。タバコが気になる私は、決してそういうオヤジの近くには座らないようにしていました。
・タバコのマナーについて 飲み屋
何でもアリ。タバコを吸うのは大前提。むしろ吸わないでいると「何でタバコを吸わないのか」と先輩に説教される。先輩のポリシーでは、タバコが健康に良くないのは判っているけれど、吸わない方が精神衛生上もっと良くないのだそうだ。喫煙者の不思議なロジック。私は吸わないけれど、吸っている先輩より精神的に大人だと思っていた。
タバコを吸った経験が無かったので、喫煙者の実態を知らなかった。東京の人は禁煙が流行っていると聞いていたのに、この実態は不可解だった。ま、喫煙マナーに関しては、田舎もあまり変わらないけれど、東京は人数が格段に多いので、気になって仕方がなかった。