稲荷森古墳(いなりもりこふん)。
場所:山形県南陽市長岡字稲荷森1175。国道13号線(羽州街道)沿いのコンビニ「セブンイレブン南陽長岡店」付近で「市内赤湯」方面へ分岐する道路に入って約180m北上し、「国指定史跡 稲荷森古墳」の巨大な案内板があるところで左折(西へ)、道なりに約350m。赤湯小学校の南側に当たる。駐車場あり(トイレも)。
「稲荷森古墳」は全長約96mの前方後円墳で、山形県内最大、東北地方でも6番目に大きな古墳とされる。前方部は1段築成・長さ約32m・前端幅約30m・高さ約5m、後方部は3段築成・直径約62m・高さ約10mという大きさ。ただし、長岡丘陵と呼ばれる自然の丘の末端を切り取って成形したものと考えられ、葺石・埴輪・周濠も確認されておらず、その大きさにしては「省エネ」な造り方となっている。主体部の発掘調査は行われておらず、築造時期が確認できる出土物等はないが、墳丘形態や出土した土師器から4世紀後半~5世紀初頭の築造と推定されている。そして、当古墳の築造以前、現・山形県の置賜地方では米沢市域・川西町域・南陽市域の3地域で前方後方墳を主とする古墳(前々項「天神森古墳」(2016年4月16日記事)・前項「寶領塚古墳」(2016年4月20日記事)など)が営まれていたが、当古墳は、これら3地方を統一した首長(置賜地方の王)の墓であろうとみられている。ただし、当古墳の後には大きな古墳は築造されておらず、その後継者はいなかったらしい。
なお、当古墳は昭和55年に国指定史跡に指定され、史跡公園として保存・整備されている。
「山形の宝 検索navi」のHPから(稲荷森古墳)
写真1:「稲荷森古墳」。北側から。手前が前方部、奥が後円部。
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写真2:前方部。東側から。
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写真3:後円部。東側から。
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写真4:後円部から前方部を見る。
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写真5:近隣の古墳の位置を示すタイル
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写真6:古墳の東側にある「稲荷神社」。「稲荷森」という地名の由来だろうか。
場所:山形県南陽市長岡字稲荷森1175。国道13号線(羽州街道)沿いのコンビニ「セブンイレブン南陽長岡店」付近で「市内赤湯」方面へ分岐する道路に入って約180m北上し、「国指定史跡 稲荷森古墳」の巨大な案内板があるところで左折(西へ)、道なりに約350m。赤湯小学校の南側に当たる。駐車場あり(トイレも)。
「稲荷森古墳」は全長約96mの前方後円墳で、山形県内最大、東北地方でも6番目に大きな古墳とされる。前方部は1段築成・長さ約32m・前端幅約30m・高さ約5m、後方部は3段築成・直径約62m・高さ約10mという大きさ。ただし、長岡丘陵と呼ばれる自然の丘の末端を切り取って成形したものと考えられ、葺石・埴輪・周濠も確認されておらず、その大きさにしては「省エネ」な造り方となっている。主体部の発掘調査は行われておらず、築造時期が確認できる出土物等はないが、墳丘形態や出土した土師器から4世紀後半~5世紀初頭の築造と推定されている。そして、当古墳の築造以前、現・山形県の置賜地方では米沢市域・川西町域・南陽市域の3地域で前方後方墳を主とする古墳(前々項「天神森古墳」(2016年4月16日記事)・前項「寶領塚古墳」(2016年4月20日記事)など)が営まれていたが、当古墳は、これら3地方を統一した首長(置賜地方の王)の墓であろうとみられている。ただし、当古墳の後には大きな古墳は築造されておらず、その後継者はいなかったらしい。
なお、当古墳は昭和55年に国指定史跡に指定され、史跡公園として保存・整備されている。
「山形の宝 検索navi」のHPから(稲荷森古墳)
写真1:「稲荷森古墳」。北側から。手前が前方部、奥が後円部。
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写真2:前方部。東側から。
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写真3:後円部。東側から。
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写真4:後円部から前方部を見る。
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写真5:近隣の古墳の位置を示すタイル
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写真6:古墳の東側にある「稲荷神社」。「稲荷森」という地名の由来だろうか。
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