眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

「さよなら、おじさん」感想文

2019-09-09 23:16:38 | 【創作note】
 求める時に求めるものはやってくるのか。
 求めてはならない時に求めていたものがやってきて、抱え切れない状況で、それを望まないことはできるだろうか。
 
 その時を逃がしたらそれは二度と訪れはしないのかもしれない。
 いやそうではなく、その時を見送ったからこそ、次に訪れるものこそがもっと素晴らしきものであるのかもしれない。
 主人公の若者は迷わず詩の方を選び会議室を飛び出していくが、社長は未来の後悔を投げかけて引き止めようとする。
 
「未来も後悔も永遠ではないはず」
 
 清々しいばかりの決断。
 そこにある「さよなら」は少しもかなしくはない。
 失った縁の先に新しい世界が待っている。
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結びが一番

2019-09-09 21:51:00 | ワニがドーナッツ!
「はい。クレーム受付センターです」
「さっきお宅ののり買ったんだけど」
「ありがとうございます」
「いや何だいこれは?」
「お客様、どうされましたか」

「刻まれてない! 何これ?」
「恐れ入ります」
「どうしてくれるの?」

「お客様。そちらの商品、パッケージには何と?」
「おむすびのり」
「でしたら……。それは刻まれてない商品になります」

!ワーニがドーナッツ!

「なるほど」
「ご理解いただきましてありがとうございます」

「では、私のすべきことは?」
「おむすびをどうぞ」

「なるほど! 何かおむすびを食べたくなってきたよ」
「ありがとうございます! 是非どうぞ!」

「やっぱり、一番落ち着くよね。おむすび!」
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