眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

夏の敵

2019-09-02 23:38:00 | 【創作note】
 大きなカフェ、ファストフード、広い店の冷房はだいたい利きすぎている。暑いところからやってきた瞬間は、とても心地よく感じる。少しの滞在なら、何の問題もない。だが、本腰を入れて何かをしようとすると問題だ。徐々に体が冷えてきて、最後の方には上からシャツを羽織ってもなお震えるほどになっている。広いスペースを冷やすには大きなパワーが必要だ。だから、それはやむを得ないことなのだろうか。
 狭くて落ち着けて長居できる場所があれば理想なのだが……。
(家があるじゃないか!)
 家があることは最初からわかっているのだ。いつまで居てもいいというのはまた問題で、切羽詰まるものや刺激がない。その上に邪念が生じる余地が多い。
(疲れたらすぐ寝てしまう。疲れてなくても寝てしまう)
 家での集中力をどうも信用し切れない。例えば90分の集中のためには30分かけて歩いても惜しくはない。夏の道は暑い。店に入ると寒くなる。夏の問題は暑さ以上にいつも寒暖差なのだ。大好きだけど夏の間は行きたくない。そんな場所がいくつかある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする