恋破れた日には
どこまでも歩いて行こう
戻れなくなってもいい
脳がとけて海になったら
人はどうなるのだろう
・
駒箱からすべてが飛び出してきたら
どこまでも指し続けよう
もう千日すぎたけど
呑み込めないね
引き分けなんて
・
小松菜が有り余っていたら
どこまでも炒め続けよう
燃え上がるフライパンを振って
濃厚なソースを絡める
火は雄弁に情熱を語るだろう
・
コーヒー・ショップがみつかるまで
どこまでも歩いて行こう
物欲しそうにしている間は手に入らない
ノートにあったいつかの覚え書き
東に逸れて田園が広がる