転がさなければ始まらない
道理にまみれたキャリーを引いて
もう5時間も歩いてる
野宿になりそう
冷え込んできた23時のあきらめ
・
こんがらがった夜が深まると
とうがらしはとんがらしになった
もう限界だな
脳を心が突き放そうとして
羊たちは暴れ始めた
・
好天には恵まれなかったけど
土砂降りだったわけでもなく
物憂さに打たれ続けたせいだ
ノックアウト寸前でさまよい続けた
ヒューマンドキュメンタリー
・
凍り付くような夜には
どさん子ラーメンを食べたい
もうどうなってもかまわんさ
のりをましましにしたら最後
人でさえなくなっても