22日(日)の県連主催の順位戦に、チャレンジ予定のN君。
将棋を本格的に始めてから3年くらいだろうか、最初は矢倉ファンだったが、居飛車は難しいと言って振り飛車に転向した。
社会人になってからの開始なので、振り飛車をエントリーしたのは正解だった気がして最初はクローズド四間飛車から始めるが、攻められないのを理由に石田三間に転向するも、飛車を捌く事が難しいと言って、再びクローズと四間飛車に帰って来た。
でも、天敵イビアナがあるが・・・・・・・。
で、N君独自で考えたのが上の図。
最初、王様の位置が8八だったので反撃された時の影響と、一手の違いがあるので7九に微調整をアドバイスしてみた。
彼が、この陣形を考えたのは、イビアナは金銀4枚で囲うの戦法だから、ファースト・ストライクが来ないので、右四間の原理で玉が安定した状態で攻められないかだったらしい。
東洋健康ランド例会で、この形で戦ってみたが、飛・角・銀・桂の攻撃を受け続けるのは、かなりシンドイ。
そこで、Hageyubi先生に上の図を入れて検討した瞬間・・・・・・定跡手なるものが表示されたのには驚いた、プロもこの図の局面を戦っていたのかと驚くのと同時に、N君が独自で考えた形と偶然とは言え一致するとは凄い。
なんでも、最近は倶楽部24で勝ちまくりらしい。
▲2六歩△5一角▲2八玉が定跡手順(激指3道場より)だが、▲4五歩と攻めるとどうなるのか、普通は△同歩だろうが、そこで▲同銀と▲同桂と2種類の手があり、特に銀で来られた時は桂馬が2五へ跳べる権利を残しているので端攻撃と連動されると、かなり厄介な事になりそうです。
でも、定跡手になってないので、多分少し無理なのかもしれない。
それはプロの世界で、こうなればガンガン攻めたいですよね。(笑)
そこで、ここからHageyubi6段+と5段+を登場させて、イビアナを持ってバーサス型で戦ってみた。
数局戦ってから、今度は振り飛車側になってチャレンジしてみた。
こういう戦いになると、いわゆる詰みまで研究する形なのだろうか、それはそれとして面白い作戦だと関心した次第で、N君の取組む姿勢に脱帽と、そのおかげさまで諏訪(管理人)も取組ませて頂いている。
感謝。
前のネタを書いていながら、ふとウッキー先生のブログを見たのがいけなかった。
▲2七歩は安全だが無手なので何だろうと考えならが、これも激指にセットしてみたら定跡手として出て来た。
▲3六歩までの図。
と言うことで、激指のヒントは▲3六歩だけにして5段+とバーサスしてみた。
△3五までの図。
▲3六歩△同歩▲同銀△3五歩となったのが上の図。
ここでの考え方は、8五飛空中戦と同じ感覚で、もう終盤になっている。
▲2三歩までの図。
こうなると▲2三歩と行くしかないが・・・・・・・・・。
▲2五銀までの図。
前の図より激指5段+は△2三同銀と取り、何がなんだか判らなくなってしまう。
しかしもう行くしか無いので▲2五銀としてみたが自信なしで、△同桂は銀・桂交換だが後手が悪いらしく思わぬ一手が飛び出す。
△5五角までの図。
ここで、15分くらい考えただろうか。
もし、勝つてがあるのなら、次の一手な気がした。