山荘の上空は曇天。

寒いよ。
朝早くはこんな気温で、6度。

ナナカマドの葉もゆっくりと出て来た。

朝の散歩。

今日はお出かけするからね。
阿弥陀岳さん、おはようございます。

朝ごはん。

しっかり食べましょう。
「ボクは退屈です」

じゃ、出かけましょうか。
階段を降りる。

クルマに乗る。

山荘のある原村から富士見町に入る。

富士見高原リゾートのC-2駐車場に入る。

富士見高原リゾートのテーマは「SO-ING 疎と素を紬ぐ」ですよ。

【Source: 富士見高原リゾート】
疎です。密の反対。今や理想(笑)
天空カートで天空の土地に出かけましょう。

犬もオッケーだよ。
本日の音楽はこれで行きましょう♪
天空の城ラピュタ♪
残念ながらこの日は快晴ではない。快晴なら山の上から絶景が楽しめるなぁ。

この辺りはどこもそうだが、ここも人がいないねぇ。

天空カート乗り場までだれもいない。

なんて疎なところなの。
黄色い料金所のおっちゃんが「客が来た!」と待っているんじゃないの。

カートも暇そう。

「この緑のボタンを押してください」とおっちゃんから指導を受ける。

無人運転だよ。
ハンドルも握らない。ブレーキもアクセルも踏まない。
Google社のGPS機能付自動運転の電気自動車ではない。
旧態依然としたエンジンを回し、道路に埋められたコードに従い、計画通りに運行するカート。

勝手に曲がる。
なかなか面白い。
ドガティ君も「不思議な乗り物だなぁ~」と言っている。

坂道をどんどん登るカート。

道の端っこスレスレを、ズレずにちゃんと走るよ。

たいしたもんだね。

ちょっと横へズレると左に落ちて行きそうで怖い。

でも落ちないんだよねー(笑)
しかしあまりにノロいのでちょっと退屈。その退屈さがいいのかも。

人が歩いても、カートに勝てそうだ。
あ、タラの芽がある。カートを降りて走って行って全部芽を毟って来てもまたカートに乗れそう。

ドガティ君も「ノロいクルマですね」言う。

だんだんドガティ君の態度がデカくなってきて、前に手をついている。
誰もいないと思っていたら、向こうから人が天空カートに乗ってやってきた。

こんな寒い日に天空カートに乗る人が、我々以外にいるんだー。たまには人に見かけることもあるのでした。
天空な場所に到着したら天空カートが勝手に止まるので、下車。
あとは徒歩だ。

土やチップの道がワンコにも優しい。

あちこちに大きな芸術作品がある。

自治体系施設らしいね。
これはマリア・ドンぺさんの作品だそうだ。

ドガティ君は芸術に関心なし。

サッサと移動しましょ。

雨が降らないだけましだが、あまり天気が良くないね。

せっかく天空カートで天空の場所まで来たというのに。
あちこちにシャクナゲがある。

望峰の丘に行ってみましょう。

かなり開けた土地だ。

こちらがその丘である。

「おとーさん、ちょっと退屈です」

景色に関心がない我が家のアイドル、ドガティ君。
食べ物かボール運動にしか興味がないらしい。
せっかく甲斐駒も見えるというのに。

あの甲斐駒の麓がサントリーの南アルプス天然水の取水地として、あるいはウィスキー蒸留所として有名な白州だ。

こちらは八ヶ岳の一部で、編笠山。

「やっぱりここは退屈ですよ」

あのね、あんたね、散歩であちこち連れてってもらえるだけで、犬は幸せがるものよ。
もっと楽しみなさいよ。
この八ヶ岳山麓の広大なこと。

正面中央には富士山が見えるはず・・・だけど、見えない。
こちらは茅ケ岳。

東京方面から中央道を来ると、甲府盆地を過ぎたら見えて来る。
ニセ八(ヤツ)とも。八ヶ岳に似ているから。
「かわいそうな名前だね」と感想を述べるドガティ君。

さらに歩く。

はるか下に見えるのが富士見ペンション・ヴィレッジだ。

これは何?

コリン・フォスターさんの作品だそうだよ。

「あちらが甲斐駒、こちらが諏訪湖」とドガティ君に妻が教えている。

しかしドガティ君は関心がない。
「おかーさん、そろそろ行きましょうよ」

はいはい、わかりましたよ。

サッサと帰りましょう。
天空カートに乗って。

この線に沿って走る不思議な乗り物。

麓の乗り場に戻って来た。

隣の原村にある山荘に戻りましょう。

ワンコもOKな天空のカートは富士見高原にありますよ。

ドガティ君とは異なり、もっと何でも喜べる普通のワンコの飼い主さん、ぜひ天空カートをご利用ください。
【つづく】

寒いよ。
朝早くはこんな気温で、6度。

ナナカマドの葉もゆっくりと出て来た。

朝の散歩。

今日はお出かけするからね。
阿弥陀岳さん、おはようございます。

朝ごはん。

しっかり食べましょう。
「ボクは退屈です」

じゃ、出かけましょうか。
階段を降りる。

クルマに乗る。

山荘のある原村から富士見町に入る。

富士見高原リゾートのC-2駐車場に入る。

富士見高原リゾートのテーマは「SO-ING 疎と素を紬ぐ」ですよ。

【Source: 富士見高原リゾート】
疎です。密の反対。今や理想(笑)
天空カートで天空の土地に出かけましょう。

犬もオッケーだよ。
本日の音楽はこれで行きましょう♪
天空の城ラピュタ♪
残念ながらこの日は快晴ではない。快晴なら山の上から絶景が楽しめるなぁ。

この辺りはどこもそうだが、ここも人がいないねぇ。

天空カート乗り場までだれもいない。

なんて疎なところなの。
黄色い料金所のおっちゃんが「客が来た!」と待っているんじゃないの。

カートも暇そう。

「この緑のボタンを押してください」とおっちゃんから指導を受ける。

無人運転だよ。
ハンドルも握らない。ブレーキもアクセルも踏まない。
Google社のGPS機能付自動運転の電気自動車ではない。
旧態依然としたエンジンを回し、道路に埋められたコードに従い、計画通りに運行するカート。

勝手に曲がる。
なかなか面白い。
ドガティ君も「不思議な乗り物だなぁ~」と言っている。

坂道をどんどん登るカート。

道の端っこスレスレを、ズレずにちゃんと走るよ。

たいしたもんだね。

ちょっと横へズレると左に落ちて行きそうで怖い。

でも落ちないんだよねー(笑)
しかしあまりにノロいのでちょっと退屈。その退屈さがいいのかも。

人が歩いても、カートに勝てそうだ。
あ、タラの芽がある。カートを降りて走って行って全部芽を毟って来てもまたカートに乗れそう。

ドガティ君も「ノロいクルマですね」言う。

だんだんドガティ君の態度がデカくなってきて、前に手をついている。
誰もいないと思っていたら、向こうから人が天空カートに乗ってやってきた。

こんな寒い日に天空カートに乗る人が、我々以外にいるんだー。たまには人に見かけることもあるのでした。
天空な場所に到着したら天空カートが勝手に止まるので、下車。
あとは徒歩だ。

土やチップの道がワンコにも優しい。

あちこちに大きな芸術作品がある。

自治体系施設らしいね。
これはマリア・ドンぺさんの作品だそうだ。

ドガティ君は芸術に関心なし。

サッサと移動しましょ。

雨が降らないだけましだが、あまり天気が良くないね。

せっかく天空カートで天空の場所まで来たというのに。
あちこちにシャクナゲがある。

望峰の丘に行ってみましょう。

かなり開けた土地だ。

こちらがその丘である。

「おとーさん、ちょっと退屈です」

景色に関心がない我が家のアイドル、ドガティ君。
食べ物かボール運動にしか興味がないらしい。
せっかく甲斐駒も見えるというのに。

あの甲斐駒の麓がサントリーの南アルプス天然水の取水地として、あるいはウィスキー蒸留所として有名な白州だ。

こちらは八ヶ岳の一部で、編笠山。

「やっぱりここは退屈ですよ」

あのね、あんたね、散歩であちこち連れてってもらえるだけで、犬は幸せがるものよ。
もっと楽しみなさいよ。
この八ヶ岳山麓の広大なこと。

正面中央には富士山が見えるはず・・・だけど、見えない。
こちらは茅ケ岳。

東京方面から中央道を来ると、甲府盆地を過ぎたら見えて来る。
ニセ八(ヤツ)とも。八ヶ岳に似ているから。
「かわいそうな名前だね」と感想を述べるドガティ君。

さらに歩く。

はるか下に見えるのが富士見ペンション・ヴィレッジだ。

これは何?

コリン・フォスターさんの作品だそうだよ。

「あちらが甲斐駒、こちらが諏訪湖」とドガティ君に妻が教えている。

しかしドガティ君は関心がない。
「おかーさん、そろそろ行きましょうよ」

はいはい、わかりましたよ。

サッサと帰りましょう。
天空カートに乗って。

この線に沿って走る不思議な乗り物。

麓の乗り場に戻って来た。

隣の原村にある山荘に戻りましょう。

ワンコもOKな天空のカートは富士見高原にありますよ。

ドガティ君とは異なり、もっと何でも喜べる普通のワンコの飼い主さん、ぜひ天空カートをご利用ください。
【つづく】