山荘に持って行ったニール・ダイアモンドの新譜。

セルフ・カバーと言うのかな。今年早くも80歳になった彼が、彼自身のヒット曲を再録音したアルバムだ。
「ニール・ダイアモンドさんって誰ですか?」って若い人もいるだろうけど、そんな人でもきっと彼のスイート・キャロラインって曲は、どこかで聴いたことがあると思うよ。
この新アルバムの全曲に、大編成のロンドン・シンフォニー・オーケストラによる豪華な伴奏が付く。
その中から、私がまだ学生だった時に公開された映画(主演はニール・ダイアモンド自身)で歌われた曲、アメリカ♪を今回の新録音でどうぞ♪
移民の歌だよね。
ニール・ダイアモンドは立派です。元気だよねえ。声もしっかりしている。

英国のアビー・ロード・スタジオで録音されたらしい。

参加した演奏者たちのお名前もズラリ。第一、第二バイオリンだけでこれだけの名前が(↑)。
スティービー・ワンダーもハーモニカで別の曲の伴奏に参加していたりする。

山荘滞在中はずっとこのアルバムを聴いていた。
特にこのアメリカ♪って曲が好きなんだなぁ。
米国つながりってことで(←かなり無理やり)、ここで、アンコール・エヴァバーンについて書いてみる。
でもまあそんなに無理やりでもないよ。多種の移民やその子孫から構成される国ってことと、米国製品の一般的なコンセプトは、根っこの部分でつながりもあるし。

で、話を戻すと、これは米国のヴァーモント・キャスティングス社の薪ストーブだ。
私にとって3台目の薪ストーブである。
今まで使った中では一番お利口なストーブだと感じる。

日本では北欧製の薪ストーブの人気が高いが、米国のヴァーモント・キャスティングス社の製品も昔からかなり人気がある。
米国製の工業製品って、誰にも理解しやすく、考え方が合理的な所が特徴だと思う。
こちらが天板。

この天板が開く。燃焼中は、ここから薪を落とす。

これは楽だ。重い薪を追加でくべるのに、重力を利用しちゃうのだから。
長い薪も平気で、ただストンと落とすだけ。
ヴァーモント・キャスティングス社以前に、そういう設計のストーブってなかったのではないか? 調べたわけじゃないが。。。
米国製らしく、「あれをしたらあかん、これもしたらあかん、何かあっても責任とらへんで」と警告メッセージが書いてある。

製品名であるアンコールの文字。

下の画像で、天板のレバーは木製。正面扉のレバーは陶製だ。

ストーブが燃焼時であっても、どちらも素手で触ることが出来る。
空気を煙突へ抜く・抜かないを調整するレバーも木製である。

空気をストーブ内に取り入れるためのレバーも木製。

燃え切った薪が灰となり、それが下の皿に落ちる。その皿を取り出すためのレバーも木製。

以上、ストーブ本体が熱い時でも、レバーはすべて素手で触れる設計となっている。
天板と同じ高さで天板横に取り付けられた棚は、とても便利だ。

天板に置いたやかんや鍋を一時的にずらしておくことが出来る。
附属のステンレス棒を使い、濡れたふきんやタオルを並べて乾かすのにもこの棚を使う。

ということで、大変使いやすいストーブであると感じている。
機能面に加えて、デザイン的にもクラシックで私好み。
最近はモダンなデザインの薪ストーブが多くなってきているが、ヴァーモント・キャスティングス社は今もクラシックなデザインに固執している。
さらに言うと、簡単なクッキングを楽しみやすくする工夫や、その付属品まである。
こちらはFire Side社の点火剤だ。

Fire Side社はヴァーモント・キャスティングス社の製品の日本における輸入代理店でもある。
この本の著者であるポール・キャスナーさんがその会社の代表者だ。

ポール・キャスナーさん(↓)は、30年くらい前から日本のアウトドア雑誌やログハウス雑誌によく出て来る人だ。

彼はFire Side社を大きく発展させた。
この料理本には、日本のアウトドア界の哲人、と言うか仙人?(笑) の田渕義雄さん(故人)も出て来る。

田渕さんもヴァーモント・キャスティングス社の薪ストーブの熱心な愛好者だった。
画像の中でも、田渕氏の後ろにそのストーブが写っている。
この料理本にはこんな人も出て来る。
マリー・デジャルダンさんだ。

原村のカナディアン・ファームは、元々はこの人あってのカナディアン・ファームだったのだろう。
最近「Sustainableなライフスタイル」なんて言葉が盛んに使われるが、カナディアン・ファームは大昔からそんな感じだった。その極みだね。
今じゃマリーさんは、原村とは縁が切れてしまったが。

話がニール・ダイアモンドのアメリカ♪から始まり、米国製ストーブに飛び、そこからどんどん転がって来てしまった。
神渡を飲みましょう。岡谷の酒蔵だ。

この純米旨口が好きだな。
じゃあついでだ。
話をさらに展開させましょう。
こちらは、かなり古い本だ。

1980年代に八ヶ岳南麓に移り住んだ元コピーライターの恋沼薫さんの著書だ。
1980年代後半の日本はバブル経済の真っ只中にあり、日本各地の地価が史上最も高かった時代だ。
八ヶ岳山麓の土地も今と比べたらはるかに高かった。しかしそれでも東京やその近郊の土地と比べたら、八ヶ岳山麓の土地の単価はタダみたいなものだった。

恋沼さんは都心やその郊外に住む人に対して、八ヶ岳山麓への移住や、週末の八ヶ岳山麓通いを強く勧めていた。
恋沼さんの会社である自然工房はログハウスの施工を請け負った。
80年代の終わりから90年代にかけて、彼のビジネスが拡張していた。
私も恋沼さんに丸太のログハウスを建ててもらった。ただし場所は八ヶ岳山麓ではなく、長野県東筑摩郡麻績村にある聖高原だったが。

これ(↑)は恋沼さんがご自身の著書にサインして、私にプレゼントしてくれたものだ。
その恋沼さんも今じゃログハウスを建てているわけじゃない。
恋沼さんの会社であった自然工房は、今は存在しない。
でもその流れをくむアシストって会社は今も八ヶ岳山麓にあり、ログハウスを建て続けているが、恋沼さんはそれとはもはや関係はない。
10年も経つと、みんな、どこで何をしているかわからないものだ。
10年、20年、30年なんて、あっという間だなー。
こちらはヤマケイがかつて出していた月刊誌で、アウトドアという。

ここには八ヶ岳のいろんな情報が書いてあるよ。
アウトドアも再刊させて、またこういう特集を組んでもらいたい。
カナディアン・ファームのハセヤンも登場する。ハセヤンが若いね。

あ、ここでさっきの話(マリー・デジャルダンさんの話)とつながった。
ついでにこの雑誌をどうぞ。
BE-PALが一時期試みたがすぐに止めちゃった上級グレードのBE-PALで、BE-PALプリマ・クラッセという。

野田さんが出て来るねー。

ビッグフット社のログハウスの広告があるよ。

ビッグフットは今のBESSって会社の前身だ。BESSって、あっちこっちにモデルハウスの展示場があるでしょう。
でも元々の会社であるビッグフットは、太い丸太のログハウスを建てる会社だった。
いろいろ変わったねー。
【つづく】

セルフ・カバーと言うのかな。今年早くも80歳になった彼が、彼自身のヒット曲を再録音したアルバムだ。
「ニール・ダイアモンドさんって誰ですか?」って若い人もいるだろうけど、そんな人でもきっと彼のスイート・キャロラインって曲は、どこかで聴いたことがあると思うよ。
この新アルバムの全曲に、大編成のロンドン・シンフォニー・オーケストラによる豪華な伴奏が付く。
その中から、私がまだ学生だった時に公開された映画(主演はニール・ダイアモンド自身)で歌われた曲、アメリカ♪を今回の新録音でどうぞ♪
移民の歌だよね。
ニール・ダイアモンドは立派です。元気だよねえ。声もしっかりしている。

英国のアビー・ロード・スタジオで録音されたらしい。

参加した演奏者たちのお名前もズラリ。第一、第二バイオリンだけでこれだけの名前が(↑)。
スティービー・ワンダーもハーモニカで別の曲の伴奏に参加していたりする。

山荘滞在中はずっとこのアルバムを聴いていた。
特にこのアメリカ♪って曲が好きなんだなぁ。
米国つながりってことで(←かなり無理やり)、ここで、アンコール・エヴァバーンについて書いてみる。
でもまあそんなに無理やりでもないよ。多種の移民やその子孫から構成される国ってことと、米国製品の一般的なコンセプトは、根っこの部分でつながりもあるし。

で、話を戻すと、これは米国のヴァーモント・キャスティングス社の薪ストーブだ。
私にとって3台目の薪ストーブである。
今まで使った中では一番お利口なストーブだと感じる。

日本では北欧製の薪ストーブの人気が高いが、米国のヴァーモント・キャスティングス社の製品も昔からかなり人気がある。
米国製の工業製品って、誰にも理解しやすく、考え方が合理的な所が特徴だと思う。
こちらが天板。

この天板が開く。燃焼中は、ここから薪を落とす。

これは楽だ。重い薪を追加でくべるのに、重力を利用しちゃうのだから。
長い薪も平気で、ただストンと落とすだけ。
ヴァーモント・キャスティングス社以前に、そういう設計のストーブってなかったのではないか? 調べたわけじゃないが。。。
米国製らしく、「あれをしたらあかん、これもしたらあかん、何かあっても責任とらへんで」と警告メッセージが書いてある。

製品名であるアンコールの文字。

下の画像で、天板のレバーは木製。正面扉のレバーは陶製だ。

ストーブが燃焼時であっても、どちらも素手で触ることが出来る。
空気を煙突へ抜く・抜かないを調整するレバーも木製である。

空気をストーブ内に取り入れるためのレバーも木製。

燃え切った薪が灰となり、それが下の皿に落ちる。その皿を取り出すためのレバーも木製。

以上、ストーブ本体が熱い時でも、レバーはすべて素手で触れる設計となっている。
天板と同じ高さで天板横に取り付けられた棚は、とても便利だ。

天板に置いたやかんや鍋を一時的にずらしておくことが出来る。
附属のステンレス棒を使い、濡れたふきんやタオルを並べて乾かすのにもこの棚を使う。

ということで、大変使いやすいストーブであると感じている。
機能面に加えて、デザイン的にもクラシックで私好み。
最近はモダンなデザインの薪ストーブが多くなってきているが、ヴァーモント・キャスティングス社は今もクラシックなデザインに固執している。
さらに言うと、簡単なクッキングを楽しみやすくする工夫や、その付属品まである。
こちらはFire Side社の点火剤だ。

Fire Side社はヴァーモント・キャスティングス社の製品の日本における輸入代理店でもある。
この本の著者であるポール・キャスナーさんがその会社の代表者だ。

ポール・キャスナーさん(↓)は、30年くらい前から日本のアウトドア雑誌やログハウス雑誌によく出て来る人だ。

彼はFire Side社を大きく発展させた。
この料理本には、日本のアウトドア界の哲人、と言うか仙人?(笑) の田渕義雄さん(故人)も出て来る。

田渕さんもヴァーモント・キャスティングス社の薪ストーブの熱心な愛好者だった。
画像の中でも、田渕氏の後ろにそのストーブが写っている。
この料理本にはこんな人も出て来る。
マリー・デジャルダンさんだ。

原村のカナディアン・ファームは、元々はこの人あってのカナディアン・ファームだったのだろう。
最近「Sustainableなライフスタイル」なんて言葉が盛んに使われるが、カナディアン・ファームは大昔からそんな感じだった。その極みだね。
今じゃマリーさんは、原村とは縁が切れてしまったが。

話がニール・ダイアモンドのアメリカ♪から始まり、米国製ストーブに飛び、そこからどんどん転がって来てしまった。
神渡を飲みましょう。岡谷の酒蔵だ。

この純米旨口が好きだな。
じゃあついでだ。
話をさらに展開させましょう。
こちらは、かなり古い本だ。

1980年代に八ヶ岳南麓に移り住んだ元コピーライターの恋沼薫さんの著書だ。
1980年代後半の日本はバブル経済の真っ只中にあり、日本各地の地価が史上最も高かった時代だ。
八ヶ岳山麓の土地も今と比べたらはるかに高かった。しかしそれでも東京やその近郊の土地と比べたら、八ヶ岳山麓の土地の単価はタダみたいなものだった。

恋沼さんは都心やその郊外に住む人に対して、八ヶ岳山麓への移住や、週末の八ヶ岳山麓通いを強く勧めていた。
恋沼さんの会社である自然工房はログハウスの施工を請け負った。
80年代の終わりから90年代にかけて、彼のビジネスが拡張していた。
私も恋沼さんに丸太のログハウスを建ててもらった。ただし場所は八ヶ岳山麓ではなく、長野県東筑摩郡麻績村にある聖高原だったが。

これ(↑)は恋沼さんがご自身の著書にサインして、私にプレゼントしてくれたものだ。
その恋沼さんも今じゃログハウスを建てているわけじゃない。
恋沼さんの会社であった自然工房は、今は存在しない。
でもその流れをくむアシストって会社は今も八ヶ岳山麓にあり、ログハウスを建て続けているが、恋沼さんはそれとはもはや関係はない。
10年も経つと、みんな、どこで何をしているかわからないものだ。
10年、20年、30年なんて、あっという間だなー。
こちらはヤマケイがかつて出していた月刊誌で、アウトドアという。

ここには八ヶ岳のいろんな情報が書いてあるよ。
アウトドアも再刊させて、またこういう特集を組んでもらいたい。
カナディアン・ファームのハセヤンも登場する。ハセヤンが若いね。

あ、ここでさっきの話(マリー・デジャルダンさんの話)とつながった。
ついでにこの雑誌をどうぞ。
BE-PALが一時期試みたがすぐに止めちゃった上級グレードのBE-PALで、BE-PALプリマ・クラッセという。

野田さんが出て来るねー。

ビッグフット社のログハウスの広告があるよ。

ビッグフットは今のBESSって会社の前身だ。BESSって、あっちこっちにモデルハウスの展示場があるでしょう。
でも元々の会社であるビッグフットは、太い丸太のログハウスを建てる会社だった。
いろいろ変わったねー。
【つづく】