今回の長い連載もこれが最終回。
Paul McCartney IIIから1曲。
Winter Bird / When Winter Comesをどうぞ。
Must fix the fence by the acre plot♪
Two young foxes have been nosing around♪
The lambs and the chickens won't feel safe until it's done♪
Two young foxes have been nosing around♪
The lambs and the chickens won't feel safe until it's done♪
..... When winter comes♪
牧歌的かつ冬の歌だね。
正にこんな感じ(↓)(笑) 寝る犬と薪ストーブとやかん。
温かい部屋の中、特に薪ストーブの近くでは、ビールやアイスクリームがおいしい。
原村に来たら、8Peaksのビールがおいしい。
クラフト・ビールだ。
茅野市に籍を置く会社なんだが、経営者の斉藤さんってどんな人なんだろね。
たてしな自由農園なら、原村店でも茅野店でもこのビールは買えるよ。
Yai Yai Pale Ale(右側のボトル)。ペール・エールはお好きですか?
しっかりしたビールだからね、解説のとおり、食事に合わせて楽しむにもいいだろうね。
でも難しく考えなくても、ただグビグビ飲めばおいしい(笑)。
香りがいいだな。
こちらは I 財閥の I さんがくれたドガティ君のボール。
これ、きっとドガティ君は喜びますよ。
あとでこれで遊びましょう。
この日(元日)のランチに使う一番大事な調味料はケチャップ。
元日の昼から、ケチャップって何よ?
タマネギ、チキン、ミックスベジタブル。
チキンライスなんだなー。
チキンカレーの残りのチキンがまだ冷蔵庫に存在するという特殊事情による。
しかもお米は普通のお米はなくて、先日チキンカレーに使ったタイ産ジャスミンライスを使うという特殊なチキンライス。
これも山荘にはジャスミンライスはあるが、普通の日本米はこの時なかったという特殊事情による。
つまりはチキンカレーの裏メニューがチキンライス?みたいな。
わざわざお米を買いに出かけるには、雪道を往復15kmくらいは行かないといけないし、それは大変だし。
「おとーさん、いい匂いだね」
でしょー。そうでしょうね。
ケチャップ以外にも、塩、胡椒、バターも使いましょう。
中華鍋にバターを入れる。
キッチンの横には丸山さん。
この山荘を建ててくれたブレイスの丸山さんの23年前の姿。
丸山さんも若かった。私も同様。
こちらはトイレに飾ってある丸山さんの写真。
チキンをバターで炒める。
するとドガティ君がキッチンの床を舐め始める。
もう出来てきたよ。
はい、いっちょあがり。
今度は食卓の下にいるドガティ君。
簡単に食事は終了した。
外の冷気にあたりたくなる。
クルマも山荘もつららだらけだ。
山荘の屋根は金属で摩擦係数は低い。
基本はカネ勾配(45度)だ。
玄関前の庇はもっと急角度で60度くらいだろうか。
だから時々雪が勝手に落ちる。
原村のてっぺんは空が気持ちいい。
夏は夏。冬は冬。
それぞれの季節の空が、どこか鎌倉の空とは違うんだなあ。
何が違う?と聞かれてもよくわからないのだけれど。
ねむくなる時間帯。
早朝から動いて、ビール飲んでランチを食べて、薪ストーブで暖かい屋内だし。
下の画像で、最も高いところに水平に置かれた部材は棟木、それと並行なのが母屋、左右から斜めに上がって行くのが登り梁。
それらはダグラスファー(米松)で、天井材はパインだ。
この天井材のパインは海外で薄く製材されて来たものを、こちらでカットして使う。
当然一つの木から何枚もの天井材が取られている。
数多くのパイン材が使われているが、その節の模様を見ると、もともとすぐ近くにあったものが製材される時にバラバラになっちゃったのね、みたいな2枚を見つけることができる。
①と②がそうだ。
③と④もそうだ。
⑤と⑥もそうだ。
①と②も、③と④も、⑤と⑥も、それぞれ元々は同じパインの幹だ。海外の製材所で切られる際に分割されて2枚の別の板材になってしまったが、他のパイン材に混じって同じ大きな梱包に入れられ延々と日本まで運ばれて来て、やがて信州でそれが開封されて並んでここに貼られた。
鎌倉の自宅も同じような作りなので、同じことをして眺めて楽しめる。
「だからどうした?」ってことだが、つまり私は山荘に来るとヒマなのです。
今年の年末年始は雪が多かった。
昨年の正月の画像があるが、それってこんなのだったからねー(↓)。
ずいぶん違うな。
さて、ドガティ君、最後の散歩に出かけるよ。
「おとーさん、毎日寒いですね」
そだねー。仕方ないね。
除雪が最後に行われてから降雪はないので、歩くのは楽。
特に凍って滑るところもないし。
晴れてはいるが、風が冷たい。
この日は朝からずっとたいへん寒かった。
阿弥陀岳がくっきりと見える。あとでもっとよく見ることができますよ。
北アルプスの南部分が見えるね。槍ヶ岳とか奥穂高岳とか。
いつも堂々たる眺めだ。ここから50~60kmは離れているだろうけどね。
槍ヶ岳なんてかっこいいよな。中央より少し右の尖がったのがそれだ。
携帯電話用のアンテナと電線が邪魔だけど(笑)。
こちらは八ヶ岳連峰の一部で、ちょっと西に独立して見える蓼科山。
この道路(↓)からだと、蓼科山はほぼ真北に見える。
こちらは再び阿弥陀岳。さっきも見たね。
I 財閥の I さんから頂いたドガティ君のボールを出してみましょう。
「お、おとーさん、新しいのがあるんじゃないですか」
「出し惜しみしないでくださいよー、おとーさん!」
これは面白そうだぞ。
「はやく投げてください!!」
路面の雪の冷たさに辟易する表情('ω')はどこかに飛んで行ってしまい、雪の中でうれしそうに(^^♪冷え切ったボールをカミカミ。
「こいつ、こいつ、噛んじゃうぞぉ~」
「いじめちゃうぞ、いじめちゃうぞぉ~」
「どうだ、ボクのかみかみ攻撃」
「こわいだろぉ~」
全然怖くないよ(笑)。
西の空が赤いね。
あぁ~、滞在が終わっちゃう。
夕方は再び8Peaksを飲みましょう。
これはIPAだ。
歴史的には、かつて英国でホップをたくさん入れてペール・エールを作り、当時植民地だったインドに輸出されたものを指す言葉がIPAだ。
でもそういう話とは無関係に、とにかくおいしいから、各地でIPAが作られるようになった。
これもめちゃくちゃおいしいよ。
みなさん、8Peaksを飲みましょう。
やがて夜ごはんの時間。
元日の夜はラーメン。ちなみに昼はタイ米のチキンライスだった。
これで主要なものは食べ切ることになるぞ。
レンジでチン!だ。
スープは濃厚。お湯で溶くだけ。
できあがりはこんなのです。
見た目は悪い。ネギや豚はいまいち。
しかしスープと麺は、いいねぇ。これ、おいしい。
トッピングとして肉や野菜を自分で考えるなら、なかなか良いものに仕上がりそうだよ。
食後の横笛。諏訪の酒。
外は暗くなった。
外から山荘を見るとこんな具合だ。
遠くから撮影。
歯を磨く。お風呂に入る。
寝る用意。薪ストーブにこの日最後の薪をぶち込む。
ドガティ君はスヤスヤ。
ドガティ君、そろそろ自分のベッドに入った方がいいですよ。
三井の森八ヶ岳管理センターのパトロールだ。
かなりの頻度で朝から夜遅くまで見かける。
パトロール、ありがとうございます。あるとないとじゃ、大違い。
今回の滞在記はこれで終了。
毎回、長い投稿だねぇと自分でも思う。
【おわり】