「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

ひるめしのもんだい@鎌倉七里ガ浜

2022-07-12 04:06:52 | 食べ物・飲み物
本日の音楽はこちら(↓)♪

 

「ひるめしのもんだい」っていうタイトルの椎名誠さんのエッセイがあったな。

普通の人は1日3食で、毎日毎日ひるめしを食べるわけで、ひるめしのことを考えない日はないだろう。ひるめしをどうするかというのは、世紀の大問題なのである。外出時で時間がない時は駅構内のそば屋さんでサッと済ませることもあるだろう。出張中ならあの「孤独のグルメ」よろしく、出張先の不慣れな街の中で面白い飲食店を探してそこで食べることもあるだろう。毎日社員食堂で食べるサラリーマンもいるでしょうねえ。あるいは近所のラーメン店に行くなんてやり方もある。

この日私は朝からクルマで外出した。帰り道の途中、西友辻堂店で弁当を買って、家に持ち帰って食べたのだった。

「西友の『季節の天重』をワシワシと食べる」などと、椎名誠さんならエッセイに書くだろうね(笑)

税抜き398円。安い。


これをまずはおいしく頂こう。

えび天もナス天もゆで卵天もおいしいねぇ。


それだけでは終わらない。

焼きそばパンだ。


パンの間に「これでもか、これでもか」とソース焼そばを詰め込んだ、世界的にも稀な日本が誇るパン+麺の合体食品。

ペンネアラビアータとボロネーゼのソースを挟んで食べるパンなんて、イタリア人は絶対やらないだろうね。


日本ラブ💛なイタリア人のマッシさんが、日本の焼きそばパンについて書いている。


彼の文章を一部抜き書きする。「・・・」は私が省略したことを示している。

イタリアの料理ははっきりしていて・・・パンはパンでその料理と食べ方があり、パスタはパスタでその料理と食べ方がある・・・日本では「パンに焼きそば」など、ありえない組み合せが存在する。見るまでは発想も想像もできないくらい不思議な食べ物・・・2種類の炭水化物を一つにして「果たしておいしいのか?」・・・試食したら涙がでるくらいおいしかった・・・

ということだそうです。こういう発想は日本人以外にあまりないらしいね。

ちょっと名古屋的でもあるよね。パンも焼きそばも、どちらもありふれた食品だ。しかし普通はそれを一緒にしようとは思わない。そういうものを組み合わせてしまうってところがね。不思議な組み合わせだが、食べてみたらすごくおいしい名古屋的なものはたくさんあって、あんかけスパゲティとか、ホイップクリームとあんことか、エビフライに味噌入りソースとか、天むすとか、バターを加えた小倉トーストとか・・・。

ついでに冷蔵庫から出して来たオリオン・ビールを飲みましょう。



天重弁当&焼きそばパンとビール。

それなりに豪華だ。食べたなー、飲んだなーという気持ちになれる。

でももうちょっとガッツリ、シッカリ食べたいなぁと思って、ランチを食べた直後から翌日のランチのことを考え(まさに「ひるめしのもんだい」だ)、創作タイ風ラーメンをつくることにした。

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ここからは翌日のランチ時間の話。

すでにこのブログには似たようなものが何度か登場している。私は同じようなものばかりを食べているのだ。でも毎回まったく同じってことはなくって、常に微妙に細部が違う。適当に作っているからとも言えるし、よく言えば試行錯誤ってやつかな。

タイカレーのペースト(レッド)とココナッツミルク。


どちらもカルディで購入した。

ココナッツミルクなんてのも価格が上昇しているね。世界的にインフレーションが進行中だ。

40年ぶりのスタグフレーション(景気後退と物価上昇に同時に襲われること)にこの先何年間か翻弄されることになるのだろうか。生活者としては、とにかく安価に、そしておいしく食べられるものを見つけて、工夫して行きましょう。

見ただけでよだれが出るカレーペースト。


ニラとモヤシ。


西友オリジナルの麺。


中太麺を買って来た。

この麺の使い勝手が良いのだー。

鶏モモ肉。これにフォークで表裏ブスブスと穴を開ける。


結構力が要るんだよね。フォークを握りしめて何度も肉に穴をあける作業って、苦痛・・・。

穴を開け終えたら、ナンプラー、オイスターソース、酒、豆板醤に浸ける。


おいしそうな調味料だ。

匂うね、オイスターソースとナンプラーが。


ゆっくり浸けておきましょう。

時々上下をひっくり返して。

タイカレーペーストを鍋の中で炒める。


弱火でじっくりと炒めると・・・いい香り。

辛いことがわかる香り。

ココナッツミルクの缶。今時珍しいね。缶切りがないと開かない。


ココナッツミルクって冬は固まっているが、今は気温が高いので液体の状態だ。

これを鍋に注ぐ。

さらに水、ナンプラー、砂糖、鶏ガラスープの素を適度に加える。


出来た。味見してみよう。


ん~、辛いぃ~。

そしてココナッツミルクが入ってコクがあって、おいしぃ~。

ナンプラーとオイスターソースと豆板醤と酒に1時間ほど浸けた鶏モモ肉を揚げましょう。


熱を中まで通すようにちょっと弱めの火でじっくりと揚げる。

こちらが先ほどお見せした麺だ。


みなさまのお墨付き中太麺。

そろそろ麺を茹で始めよう。

鶏モモ肉の揚げ作業はほぼ終了。


このまま普通に食べてもおいしいよ。

しかし今回はこれをラーメンに載せる。


裏返してまな板に載せて切りましょう。


スープにはニラを入れる。


最後にもやしを入れて1~2分煮る。


茹でた麺を湯切りして丼に入れて、揚げた鶏モモ肉を麺の上に載せる。

ニラやモヤシの入ったスープをかける。

最後にパクチーを添える。完成だ。


パワフルなタイ風ラーメンが出来上がった。

ココナッツミルクでまろやかになっているが、辛いスープが魅力的。砂糖も結構入っていて、甘辛味。ナンプラーや鶏ガラだしもね。

スープの中に潜むのは麺だけでなく、大量のモヤシやニラもある。パクチーも添えられていて、これもまたこのスープに合う。


揚げた鶏モモ肉はそれだけをおつまみにしてもいいくらいだ。

しっかり下味もついているからね。

夏にはこういう麺料理がいいね。


ガツン!と来るよ。

おいしかった。



ごちそうさまでした。
コメント (12)
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