資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

らくらく突破5~大気の大規模&メソスケールの現象

2016年05月10日 | 防災関連資格とその活用
気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・一般知識編〉
クリエーター情報なし
技術評論社

 気象予報士の学習、今回は大気の大規模運動とメソスケールの現象だ。メソスケールとは2000km以内の規模の小さい現象のこと。学科一般の割に計算問題は少ないが、図に書いて覚える事柄が多い。興味のない方は本日も、飛ばしてくださいな。

 (1)大気の子午面循環

  低緯度から順にハドレー循環、フェレル循環、極循環。このうちフェレル循環だけは間接的で見かけの循環だ。そしてハドレー循環の上昇域は下層は貿易風、上層は扁東風帯。

 (2)ジェット気流
 亜熱帯ジェット気流は、変化・蛇行が少ない、上空12km以上。寒帯前線ジェット気流は変化・蛇行が多く、冬は上空6~8km、夏は10km。ジェット巻雲は、ジェット気流の暖気側。

(3)南北の熱輸送
 大気と潜熱と海洋によって熱が輸送される。大気は中緯度の温帯低気圧、低緯度のハドレー循環で高緯度へ輸送。潜熱は、赤道付近で北東貿易風、中緯度でアジアモンスーンだ。降水の分布は、赤道付近は、熱帯収束帯の対流活動で降水が過剰、20度付近で亜熱帯高気圧があり、蒸発大。砂漠もこの辺だ。中緯度では、温帯低気圧が降水をもたらす。

(4)大規模な大気現象
 プラネタリー波は、山岳の影響で、北半球の方が生じやすい。成層圏へも伝播する。冬の突然昇温。アジアモンスーンは、大陸と海洋の熱容量の差が原因。温帯低気圧の平均速度は35~40m/s。難しいのは層厚と平均気温の関係。高気圧の場合、高温なら上空で高気圧は強まる(太平洋高気圧)、低温なら上空で高気圧は弱まる(シベリア高気圧、オホーツク高気圧)、低気圧の場合、低温なら強まる(寒冷低気圧)、高温なら弱まる(梅雨?)

(5)ベナール型対流
 冬場、日本海上空に沈降性逆転層がある場合、上昇流と下降流が規則的に分離。

(6)雷雨
 成因は、雲の上部にプラス、下部にマイナスの電荷が溜まリ、電位差が大きくなると放電する。電流は冬場が夏場より大きい。

(7)メソハイ
 雷雨性高気圧→発散→ガストフロント(突風前線)→ダウンバースト、ミクロバーストは4km以上、ミクロは未満風速はミクロの方が大きい。

(8)台風
  暖気核を保有。全層暖気、上層ほど顕著。風速は、下層ほど気圧傾度大で風速大、地表は摩擦大、このバランスから自由大気最下層付近1.5~3kmが最速。

(9)海陸風
 日中、海洋が低温で高気圧、陸上が高温で低気圧。このため海風が吹く。上空200~1,000m、風速4~7m/s,反流あり。夜間は陸風上空100~300m、3~4m/s。日中は谷風、盆地が低温、山地が高温のため、アナバ風。山風はその逆、カタバ風。
(10)フェーン現象
 フェーンの計算式は、混合比=0.6×水蒸気圧/気圧 フェーン時の各物理量の変化 地上→凝結→山頂→地上からの累計→ と気流が移動すると考えると、①相対湿度は、↑→↓↓、②絶対湿度は↓↓↑↓、③混合比→↓→↓、④温位は→↑→↑、⑤気温↓↓↑↑、となる。注意点は、最後の気温は、凝結で潜熱を大気に出すためその分高温になる。あとは、相対湿度と絶対湿度の動きが逆になること、かな。

  本日は、ここまで。このブログに書き込むと、頭が整理できるね。

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らくらく突破4~ここも難しい大気力学

2016年05月10日 | 防災関連資格とその活用
気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・一般知識編〉
クリエーター情報なし
技術評論社

 学科一般知識も中盤である。今日は大気力学。熱力学と並んで難しい分野だ。関心のない方、今日は飛ばしてくださいね。

(1)コリオリと気圧傾度力
 ①コリオリ力は、地球が反時計回りに廻っているから生じる見かけの力だ。方向を変えるが風速は変えられない。パラメーターはf=2ΩsinΦだ。コリオリ力fVは、その緯度に比例し、速度にも比例する。緯度が低い赤道ではコリオリ力が必要な台風は発生しない。②気圧傾度力は、P座標系とZ座標系の式がある。P=-ρgZで変換できる。③遠心力は速度の二乗に比例し、半径に反比例する。

(2)地衡風と傾度風
 ①地衡風は、コリオリ力と気圧傾度力のバランスだ。地衡風は、コリオリパラメーターが分母に来るため、高緯度ほど風速が小さい。北半球では、風は高気圧を右手に見る。低気圧は左手だ。②傾度風は、地衡風に遠心力が加わった場合だ。気圧傾度力Pとコリオリ力Cと遠心力Fの関係、高気圧は、C=P+Fとなり、この場合が最大になる。高気圧の方が傾度風が大きいが、高気圧は風の強さに限度がある。低気圧はない、台風や冬の低気圧が発達する理由だ。

 (3)地上風と温度風
 気圧傾度力と、コリオリ力、摩擦力のバランスだが、風速は摩擦の影響で角度がつき、三角関数で計算する。低高度の風ベクトルと高高度の風ベクトルの差が温度風べクトルという。従ってこちらも見かけの風である。北半球の温度風ベクトルは高温を右手に見て、等温線に沿って吹く。低温は左だ。低空から上空に向かって右旋回する場合は暖気移流、左は寒気移流だ。

(4)大気境界層
①上空1kmの自由大気の下は、移行層、摩擦層、接地層と呼ぶ。②滞留混合層の物理量の変化が難しい。凝結なしでは、気温↓、相対湿度↑(飽和蒸気圧が小さくなる)、絶対湿度↓(水蒸気が薄くなる)、温位、相当温位、混合比は変化なし。凝結ありでは、気温↓、相対湿度は上がって変わらず(飽和してしまうため)、絶対湿度↓(水蒸気が薄くなり、飽和すると雨になる)、温位は変わらずから上へ(凝結して熱を出す)、相当温位はかわらず、混合比は変わらずから下へ(凝結して雨になる)

(5)海面の水の流れ
  水深が深くなるほど、流速は遅く、時計回りに変化。北半球では風の進行に対し右45度から60度の方向。

(6)発散と収束、渦度
①発散と収束 X軸ではY軸の流速の差÷X軸上の長さ、Y軸も同様で両者を加算する。単位は1/S。鉛直P速度は-10hPa≒3.3cm/s 。②発散収束がX軸+Y軸だったが、渦度はX軸-Y軸である。渦度は北半球、南半球とも反時計回りがプラス。赤道側から極側に向かってマイナス→プラスの変化点が風速極大。(負の渦度は右回り、正の渦度は左回り、その境界が最大だ)③絶対渦度は保存される。絶対渦度=相対渦度+地球渦度、地球渦度は赤道がゼロ、極が最大。相対渦度は例えば、台風の持つ渦度。従って高緯度に行くに連れて相対渦度は小さくなる。

 以上、やっぱり大気は難しいね、今日はここまで。

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らくらく突破3~一番難しい熱力学

2016年05月06日 | 防災関連資格とその活用

   

 気象予報士の学習は、いよいよ熱力学だ。この熱力学と次の大気力学が最も難しい。まずは熱力学の基礎から。こちらはガス主任技術者試験の基礎理論とかなり重複する。
(1) 気体の状態方程式
 普遍気体定数とは、気体共通のRだ。ただし状態方程式で使うには、PV=nRTのように、nモルを掛けないといけない。比容という言葉、密度の逆数だ。V÷mにもなる。
(2) 静力学平衡
 Δp=-ρ・g・Z 基本的な公式だ。これは確実に覚えないといけない。地表面で10m高くなると気圧は1.2hPa下降する。他に海面更正の式、層厚の式など、仮温度も出てきた。これは湿潤空気の温度を乾燥空気の温度で表したもの。
(3) 気温と安定の関係
 これもなかな覚えられなくて、苦労した奴だ。私は下図で覚えている。図の中は周囲の空気塊、そこに気温の高い、又は低い空気塊が上って来たときに、上に行くか、下に戻るかで安定、不安定となるものだ。

(4) 温位と相当温位
 エマグラムを書いて覚えよう。乾燥断熱線から、露点にぶつかって、湿潤断熱線で上り、乾燥断熱線で1000hPaまで降りた場所が相当温位だ。これで、テキストは160頁まで学習した。続く。

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らくらく突破2~降水過程と大気放射

2016年04月29日 | 防災関連資格とその活用
気象予報士試験 模範解答と解説 44回 平成27年度第1回
クリエーター情報なし
東京堂出版

 今日は、気象予報士学科一般の学習メモです。学習中の方、参考に。
(1)霧の種類
 蒸気霧と移流霧の違い
 私は、蒸気霧は、「ジダンカイ」と覚えている。ジョウキ(蒸気)・ダンカイ(暖かい海面)だ。フランスのジダン選手のイメージで覚えている。移流霧はその反対だから覚える必要はない。
(2)拡散過程と併合過程
 拡散過程の成長割合は、水滴半径と過飽和度に比例、水滴が大きくなると成長は鈍くなる。併合過程では、大きさの異なる雲粒や雨粒が多く存在することで加速度的に進む。成長カーブが異なることに注意。
(3)雲粒と雨粒の最終落下速度
 雲粒は半径の2乗に比例、雨粒は半径のルートに比例。こちらもスピードの係数が異なることに注意。
(4)電磁波の種類
 γ線<紫外線<可視光線<赤外線<マイクロ波<短波中波、初めはマイクロ波がどこに来るのか、わからなかった。
(5)波長と屈折率
 「波長が短いほど屈折率が大きい」がポイント、これを覚えればここの一連は理解できる。レイリ―散乱:粒子>電磁波、ミー散乱:粒子=電磁波、幾何学的:粒子>>電磁波 紫が最も屈折するため、虹の内側は紫 
(6)南中高度と赤緯
 ここは何回やっても理解しにくい部分、夏至の南中高度:90度ー緯度+23.5度、赤緯δ、緯度φの太陽高度α α=90度ーφ+δ、放射強度は距離の2乗に反比例、地表面の受ける放射強度Ig=SINα太陽高度角×太陽放射強度Ie
(7)ステファンボルツマン
 地球が受ける放射と地球が発する熱のバランス S0(1-A)πr2乗=4πr2乗×Ie、アルべド地球平均0.3、アルべド大:新雪・厚い雲0.8 、この辺の式の応用問題が出されることがある。
(8)ウイーンの変位則、温室効果
 λ=3000÷K 太陽は約6000Kで0.5μm、地球は約255kで1μm、太陽放射は約50%が赤外、紫外は7%。紫外線はほぼすべて酸素・オゾンで吸収される、赤外線放射は、水蒸気、二酸化炭素、メタン、オゾンで吸収(温室効果ガス)、12μm付近は吸収されず、大気の窓
(9)地球大気の熱収支
 大気上面:σTa4乗=Ie太陽放射、地表面:Ie+σTa4乗=σTg4乗、大気層:σTg4乗=2×σTa4乗 これらを組み合わせて求める解答を考える。
 本日は、以上です。

 

 

 

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らくらく突破1~惑星と大気の構造、水の変化

2016年04月23日 | 防災関連資格とその活用
気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科・一般知識編〉
クリエーター情報なし
技術評論社

 気象予報士の学習計画に沿って、時折学習のまとめをメモします。第1回は学科一般の地球型惑星と大気の構造、水の変化。

(1)地球に比べての金星と火星
 金星は二酸化炭素と窒素が主成分、大気が厚いのと温室効果で表面が720K、気圧が90気圧。火星は、同じく二酸化炭素と窒素、こちらは表面温度は180Kと低く、気圧は6haと小さい。
(2)地球大気の起源
 水素・ヘリウム→太陽風で飛ばされる→火山噴火で水蒸気、二酸化炭素、雲ができる→海ができて酸性から中性化→二酸化炭素が海に解けて石灰岩→海に藻が生え、紫外線をオゾンが吸収→光合成で二酸化炭素が減り、酸素ができる
(3)大気の鉛直構造
  対流圏は5~16kmまで、50kmで成層圏界面、80kmで中間圏界面、それ以上は熱圏。気温の極大は、地表面、成層圏界面、熱圏の上。オゾン密度が大きいのは、25km付近、高温の極大は50km付近。オゾンは、低緯度成層圏ででき、ブリューワドブソン循環で動く。南極の9-10月が最小、極夜ジェットが吹き、南極にはオゾンホールができる。
(4)光乖離と光電離
 光乖離とは成層圏で、塩素や酸素などに紫外線が当たると、光のエネルギーによって分子の結合が切れて、ラジカルとができる。ラジカルは、非常に不安定で酸素分子や酸素原子に分離する。光電離は、熱圏で原子に波長の短い電磁波を受けると、電子を喪失し、イオン化すること。電離層が生成される。
(5)降水サイクルと二酸化炭素の排出・吸収
 蒸発から降水のサイクルは、10日。地球の平均降水量は年間1000mm、日本は1800mm。二酸化炭素の排出は、海洋表面>土壌>呼吸>化石燃料消費。吸収は、光合成>海洋表層 の2つ。植生の減少と海面温度の上昇で二酸化炭素の吸収率は低くなる。(熱いと蒸発が盛んで、吸収率が悪くなる、ラウールだったかな、忘れた)
(6)混合比と比湿
 混合比は、水蒸気質量÷乾燥空気質量、比湿は、水蒸気質量÷湿潤空気質量、従って混合比の方が、ちょっと大きい。
(7)露点、飽和蒸気圧、蒸気圧、相対湿度、混合比・比湿、温位、相当温位の保存性
 私は、下の図で覚えている。本日は、以上。
 

 

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気持ちを新たに気象予報士の学習計画

2016年04月18日 | 防災関連資格とその活用
気象予報士試験 模範解答と解説 44回 平成27年度第1回
クリエーター情報なし
東京堂出版

 学科一般が有効期限切れ、学科専門が1月の試験で不合格となって、新たな気持ちで気象予報士の学習計画を立てる。学科試験は6回合格済、7回目の挑戦だ。どうも気象予報士の記事を書くと、アクセス数が上がるようだ。

 「らくらく突破気象予報士」、一般と専門併せて1,000頁、こちらはテキストと問題集がついてる。それと、「ひとりで学べる気象予報士問題集」、500頁。さらに気象予報士試験模範解答と解説を10回分。写真は36回と44回だが、これに近々発売される45回分を合わせて10回分だ。問題にして、一般+専門で過去問30問×10回分=300問。これらを2サイクル回すとして600問。

 テキスト・問題集1,500頁に過去問題600問、これだけやればいけるんじゃないかな。4~6月は一般、7~8月が専門、という学習スケジュール。時々学習成果の中間報告を入れますからね。リフレッシュしてスタート!!

 右がテキスト、左が過去問題集

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気象予報士、今回は学科試験からダメか

2016年02月12日 | 防災関連資格とその活用

 水曜日に気象業務支援センターから、先頃行われた気象予報士試験の解答例が発表された。私の関心は、学科専門。受験予備校の発表で採点してみると、Uキャンが9問、藤田先生が8問正解だったからセンターの発表を待っていた。

 センター発表で採点したら15問中8問の正解。こりゃだめだ。最近の試験では、年によっては9問正解まで合格ラインが下がっている。8問というのは過去にないから、今回はダメだろう。実技は結構できたと思っていたが・・

 さて、内容に入る。私は前回(一昨年夏の試験)では15問全問正解だった。結構自信を持っていたんだが、今回の問題は、難問揃いだ。気象予報士受験支援会のアンケートでも難しいという感触だ。

 特に問2xバンドレーダー、問5水蒸気量の解析、問11アンサンブル予報のばらつき、問15海面気温・200hpa風速の問題は、テキストにも出ていないか、解釈が難しいものだ。私の使っているテキストは、気象予報士かんたん合格テキストで600ページある。市販のテキストでは最もページ数が多いものだ。

 そして、問10の台風の(b) 風の変化とその測定位置の問題は。痛恨のケアレスミス。これが痛い。冷静に考えると間違ってのがすぐわかる。どうしてこんなミスをしてしまうのか。試験場の心理状態なのか。これがなきゃ合格の可能性があったが。

 ところでこの試験、受験者が徐々に減少しているのが気にかかる。でも試験は消えてなくならないから、また再出発になる。私と同じダメだった読者の方、まだあきらめないで、私とお付き合いくださいね。

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昨日の気象予報士、学科がまず先決

2016年02月01日 | 防災関連資格とその活用

 

 

 昨日は平成27年度第2回の気象予報士試験、学科一般は免除、学科専門はテキストにないものが多く、何とも言えないが、感触はよし。実技は実技1は残り5分までかかったが、実技2は残り20分を余して終了。残りの時間をチェック作業にしたが、今回の合格ラインはかなり高いんじゃなかろうか、70点ちょっとと予想する。また、受験後は毎回感じるが、今回は(も)いけるかも、と感じる。

 さて、今日は学科専門の問題と私の解答。実技は学科が合格する見通しがあれば、後日、感想などを書きます。

 第1問、私の解答は②。地上気象観測の問題、分からなかったのは枝問(a)、気圧の海面更生の式、これが曖昧だったが、テキスト(らくらく突破気象予報士学科専門知識)で確認した。間違いなさそう。

 第2問、私の解答は①。(b)Xバンドレーダーの問題は、微妙だ。という訳で、正解は①か②だろう。

 第3問、私の解答は①。(c)ウインドプロファイラのレーダーでは、ブライトバンドは空白になるんだが、この問題は赤くなっている。正解はテキストにもない。誤の可能性もあり、①か②が正解だろう。

 第4問、私の解答は④、メソスケールは2~2000kmで、台風と集中豪雨が入る。これは間違いないだろう。

 第5問、私の解答は④。(c)予報変数でないデータは、統計的に推定してから解析に用いている。これは分からん。テキストにもない。気象庁にでも勤務していないとわからない問題だ。④か⑤。

 第6問、私の解答は⑤。ガイダンスの問題。これは大丈夫だろう。

 第7問、私の解答は①。(d)の可視、赤外とも明るい雲域を上層雲とした。赤外がトランスバースラインに見えたもので、どっちかわからない。積乱雲かもしれないから①か②。

 第8問、私の解答は①。水蒸気画像イは暗域が入り込んでいて時間的に最後の画像と見た。渦度は中心が一番東にあるAが最後、850は北から低温域が入り込んでいるaが最後、従って①、どうだろう。

 第9問、私の解答は③。ダウンバーストの問題。これも大丈夫。

 第10問、私の解答は⑤。a,bが×だから、自動的に⑤となった。

 第11問、私の解答は④。アンサンブルは、初期値を少し変えて数多くのシミュレーションするため、aは×。バラツキは、大きくなると平均に近くなる。bは○。統計士の学習ではそうなると思ったが・・

 第12問、私の解答は②。aは○、bブライトバンドの処理はテキストにもないから不明。シークラッターは除去されないから×。従って自動的に②となる。

 第13問、私の解答は⑤。aは誤、cは正、dは誤、b降水なしの的中率、分母がわからなかったが、テキストを調べると誤。従って⑤。

 第14問、私の解答は①。不思議だったのは、b。都市化が進んでいない・・急速に増水、一見間違っているような記述。しかし、土壌が飽和状態なら急速に増水も正しいが。a,c,dから言って①。

 第15問、私の解答は①。a500hPa高度は低いほど低温だ。海面気圧と200hPa風速がどう影響するか、テキストにはない。①、②、③のうちどれか。

 ということで、たぶん正解が10問×0.8=8.0問、怪しいのが5問×0.5=2.5問、合計で、10.5問、と出た。2,3日すると受験予備校から解答が出る。正確にはそちらで確認してくださいな。

 

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気象予報士学科専門学習を完了

2016年01月24日 | 防災関連資格とその活用
'15-'16年版 ひとりで学べる! 気象予報士試験 完全攻略問題集
クリエーター情報なし
ナツメ社

 今度の気象予報士試験は、学科の合格を狙う。学科一般はまだ免除期間だから、学科専門である。ひとりで学べる気象予報士学科試験(写真)を購入し、126問の問題を解くと、正解率は82%。

 また、かんたん合格テキストの問題(こちらは二度目の学習)の問題90問は、84%の出来。前回の記録では79%だから、少しアップしている。

 そして、過去問題では、第43回は合格ラインは9問で9問正解。第44回は合格ライン9問で10問の正解。結構ぎりぎりだ。内容はやっぱりだんだん難しくはなっている。

 さて、あと1週間で、テキストの復習だ。特に見逃し率、空振り率、捕捉率などの分母がどうもはっきりしない。まだ少し時間がある。前回実技の復習くらいはやろうか。

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久々に気象予報士

2016年01月10日 | 防災関連資格とその活用
'15-'16年版 ひとりで学べる! 気象予報士試験 完全攻略問題集
クリエーター情報なし
ナツメ社

 久々に気象予報士をを書く。10月の不合格以来、気象予報士が出てこないからどうしたんだろうと思っている方もいらっしゃるんじゃないかな。実はいろいろありまして。今回の受験申し込みをしたら、すぐ、1月末にヨーロッパ出張が決まった。しょうがないから、今回の気象予報士の受験はあきらめていた。ところが、例のパリのテロ事件で、保安上、その出張が中止になってしまった。

 急に方向が変わって、どうも乗り気がしない。そう思っているうちに、年末を迎えてしまい、方向をもう一度転換。今回は、学科専門をターゲットにする。つまり、実技の受験資格を保有し続けることに目的を変えた。

 

 そして、学習内容を決めた。写真の3冊である。らくらく突破の学科専門のテキストは以前から持っていたもの、ひとりで学べる問題集は今回買い直した。そして前回の学科と実技を直前対策として第44回模範解答と解説を学習する。これなら1か月でも間に合うだろう。学科専門は、正月からやり始めて、数値予報まで、もう半分終わった。残り半分だ。

    

 

 

 

 

 

 

 

 

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23回目の受験も残念!!

2015年10月11日 | 防災関連資格とその活用

 今回も残念な結果であった。7名もの方が親切にも私に連絡をくれた。私は土曜日の昼過ぎ、上高地で知った。スマホがつながるようになって、メールが7通も来ていたため、てっきり合格したもんだと思った。しかしメールの中身を見て、がっかり。

 連絡いただいた、Yさん、通りがかりさん、Unknownさん、未記名さん2名、残念さん、SNOWさん、ありがとうございました。

 次回24回目は、学科専門と実技。実技は今回たっぷり学習したため、学科専門1か月、実技1か月程度の学習で臨めると思う。学習は12月からかな。お騒がせしました。

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いよいよ本日は予報士の合格発表

2015年10月09日 | 防災関連資格とその活用

 いよいよ本日が、平成27年第1回(通算第44回)気象予報士の合格発表です。今度ばかりは自己採点結果がよかったため、期待している。ところが、実は8日から10日は北アルプスの麓、涸沢に出かけています。従ってこの原稿は7日に書いたものです。

 8日は徳沢園、9日が涸沢ヒュッテの泊りです。ここは山の中で、どうもスマホが使えないらしい。穂高の中腹だからやむをえないでしょう。また今年は、紅葉が早く、涸沢はもう終わっているようですが。それでもツアー予約してあるので、しょうがない・・

 私、帰宅は10日の夜。その前に、上高地から松本に降りるため、この辺で確認できます。スマホのバッテリーが残っていれば見れます。ドキドキです。

  今回気象予報士試験を受験された方、当然HPで結果をご覧になるでしょう。そのついでに私の結果も見ていただけないでしょうか。私の受験番号は、330043 です。HPは、こちらの気象業務支援センター。 そして、もしよければ、合否結果をこのブログのコメントとして入れていただくとありがたいです。戴いても10日午後までは見れないんですが・・それでも一刻も早く知りたいもんですから。

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第44回(平成27年度第1回)気象予報士の自己採点

2015年09月22日 | 防災関連資格とその活用
気象予報士試験 模範解答と解説 43回 平成26年度第2回
クリエーター情報なし
東京堂出版

 第44回気象予報士試験の解答が出た。9月9日の気象業務支援センターHPだからちょっと前になる。ここのところ、研修で忙しくて、大阪に2回出張していたため、自己採点もできずにいた。

  先日の新幹線の車内で、やっと自己採点。結果は、実技1が64点、実技2が77点、平均で70.5点。かなり厳しく採点してこの点である。気象予報士受験支援会のアンケート調査では、実技の合格ラインは、62~68点、まあ65点くらいか。

 とすると、今回もかなり合格する可能性はある。今回も、というのは、毎回そうだからだ。しかし、一度も合格していない。さて今回は、どうか。今回は、記述式の解答欄が少なく、採点があまりブレない、従って、自己採点の精度は、高いような気もするが、、

 合格発表は10月8日(金)、この日は紅葉をハイクで北アルプスの涸沢に行ってるから、知るのは10月9日(土)か。このブログでお知らせするのは、その次の日あたり。さて・・・

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気象予報士実技試験再現解答

2015年09月01日 | 防災関連資格とその活用

 日曜日の試験の再現解答を書きます。再現解答は、次回試験にも繋がるものですので私は必ず作っています。昔、中小企業診断士の二次試験でも同じことをしていました。

 来週気象業務支援センターから模範解答が出されますが、それまで待ちきれない方、私のを(再現解答です、模範解答ではありませんが)ご覧ください。(もちろんかなり間違ってはいると思いますが)興味のない方は今日は飛ばしてください。

 平成27年度第1回実技1 再現解答
 問1
(1) ① 10  ② 60  ③ 西南西  ④ 高  ⑤ 厚  ⑥  日本海  ⑦ 黄海  ⑧東シナ海
(2) ①積雲  巻雲
       ② 上・中層雲  衛星:赤外画像で非常に白く団塊状で、雲頂高度が高い。                                  地上:天候は曇りだが下層雲の雲量は2と小さいため。
 問2
(1) ① 東南東  高くなる  ② 北緯36度
③ 北緯37度 東経146度    36h後:188×10-6 1/s  48h後:238×10-6 1/s
④ 気温の谷になっており、北寄りの風が等温線を大きな角度で横切り、強い寒気移流となっている。
(2) ① ウ  ② 0.2m/s    ③ 略
④ 相当温位339kの相当温位集中帯の南縁に存在する。 

問3
(1) ①東  ②茨城  ③千葉  ④6  ⑤風の収束  ⑥9  ⑦急  ⑧大気  ⑨高  ⑩増加
(2) A:気温は低く発散しており、雲は最盛期である。
    B:気温は高く収束しており、雲は発達期にある。  冷気外出流:A
(3) 両方とも気温は低下した。
(4) 気温変化がなく、風もほとんどない。
(5) ①気温差:41  気温減率:7.3℃/km    ③成層状態:条件付不安定
     ②16日16時  風が西北西から西南西に変化した。

 問4
(1) 中心気圧が低く、移動速度も速い。
(2) ①カ   ②低気圧中心と降水域が離れ、降水強度が強くなり、集中性が高まる。  ③ア:5~10  イ:10~20  ウ:10~20  エ:50~100  オ:100~  カ:0       ④ ウ
(3) ① 予想は実況より、中心気圧が低く、移動速度も遅い。
   ② a:弱い  b:東  c:150  d:無降水
*問4は、時間がなく、猛烈なスピードで解きましたので、間違いも多いんじゃないかな。

平成27年度第1回実技2 再現解答

問1
(1) ① イ、エ   位置:略
    ② 地上低気圧中心と500hpaトラフを結ぶ軸は上空に向かって西傾しているため発達する。
       ③ 850hpa:18℃  500hpa:-6℃ 
(2) ①華南   ②1000   ③北西   ④ほとんど停滞   ⑤35     ⑥35
(3) 5760mの等高線を持つトラフがあるため、Aはゆっくりした速度となる。
(4) C  位置に変化がなく、ほとんど停滞しているため。

問2
(1) 298×10-6 1/s   地上低気圧のほぼ真上にある
(2) 移動経路:沿海州からサハリンを通過してオホーツク海へ移動する。
  気圧の変化:初期時刻に992hpaで、24時間後、48時間後には988hpaとなる。
(3) 千島列島から北海道南西沖に移動する。

問3
(1) ①-6   ②18   ③18   ④45   ⑤25   ⑥345   ⑦333
(2) 気温差は大きくなる
(3) ①18日9時   ②18日9時
理由:気温が変化せず、相当温位が大きいと水蒸気量が多くなる。
③ 19日9時   850hpaと500hpaの気温差が大きく、上昇流が大きい。
(4) 停滞前線が通過し、水蒸気フラックスが大きく、上昇流が大きいため。
*水蒸気フラックスは初出題。記憶では、学科も出題されていない。500と850の気温差と判断して解きました。

問4
(1) 渡島半島の山岳の西側斜面で、地形性の強制上昇により多く降水がある。
(2) ①土砂災害   ②短時間に大雨が降った   ③長時間大雨が続いた
    ④大きい   ⑤高い   ⑥左(小さい)
(3) ①130   ②146
(4) 略
(5) 大雨警報:10:00   土砂災害警戒警報:10:00
*雨量判定図も初出題、こんなふうになってるのか、と試験の最中に感心した。

 

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昨日は24回目の気象予報士試験

2015年08月31日 | 防災関連資格とその活用

 昨日は成蹊大学で、24回目の気象予報士試験。学科が免除のため、午後の実技から。

 

 実技1は5月の低気圧、南西諸島の降水、関東地方の雲域の発生、最後はまた奄美大島に戻って降水の予想と実況であった。こちらは、ケアレスミスがないように、問題をマーカーで引いて、チェックしながら作業を進めた。調子に乗ってマーカーしないでやっていると、どうも問題と解答が合わない。ここで止まってしまう。よく見るとマーカーしていない部分を読んでいないため、見る図が間違っていたり、もう1枚図があるのを知らなかったことなど。後戻りしたため、時間が無くなり、最後はぎりぎりの時間までかかった。従って思う通りの解答でないものもある。問題の量も多い。

 実技2は、8月の熱帯低気圧と沿海州の低気圧、北海道の降水、最後は、土砂災害警戒警報の土壌雨量指数の問題。こちらもマーカーしながら作業をする。書き終わたのが15分前。全部の問題をチェックすることができた。新しい問題としては、水蒸気フラックスの大きさが最大になる時間を求める。なんだかわからないから、上空の気温差を考えた。これなら上昇流が大きいと。それに土壌雨量指数をプロットする問題。雨量判定図なるものを初めて見た。おそらくどの受験者も同じだろう。

 雨量判定図

 さて、再現解答は明日書き込むとして、手ごたえは? 結構いけるんじゃないかな。合格確率60%というところか。来週の気象業務支援センターの模範解答が待ち遠しい。

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