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超・技術革命で世界最強となる日本 |
クリエーター情報なし | |
徳間書店 |
読んでいて元気になる本である。日本の未来のために、スパコン、インフラ、医療などに投資して、子孫たちに資産を残そうというものだ。そして日本は、技術の覇権国になる。中国の脅威を粉砕し、欧米をも凌駕する・・
一方、併行して読んでいるのは、元財務官僚の方が書いた「財政危機の深層」。対照的にこちらは読んでいて暗くなる。そして前提にイチャモンをつけたくなるところが何か所もある。財務官僚らしく、読者を脅して、増税して、自分の権限を大きくして、、ミエミエの本だ。
後者の本は後にして、楽しい本の話。「リニアコライダー」をご存じだろうか。宇宙の謎を解明する高速加速器だ。建設候補地は、岩手県の岩盤の続く北上山地。何と30kmに及ぶトンネル、それもナノメートルというレベルで素粒子を衝突させる世界最大の精密機器だ。
国際プロジェクトだが、日本の負担金は8千億円。これで、20万人の雇用と将来に向けた新しい技術や裾野の技術が手に入る。リニアコライダーの詳細は、こちらのユーチューブで。早く政府は意思決定して、実現してほしいものだ。