さて今日は24回目の気象予報士試験である。実技試験だけのためゆっくり出発できる。やることはやったため、後は試験場で気を付けることをメモする。
試験内容には、単語の穴埋めやキーワードを挙げる問題、論述式の問題、そして計算を伴う問題がある。このうち、論述式は、誰が書いてもあんまり変わらない。高層天気図を見て、わかるものはわかるし、わからないものはわからない。過去問題の答え方が身に付いているかどうかだが、まあ学習している受験者なら変わらない。
問題は、単語の穴埋めや、キーワードを挙げるものである。ここは、意外にケアレスミスが多い。1回の試験で数点はケアレスミスがある。風向の方向を間違えたり、半径と直径を間違えたり、NMと時速の違い、グラフを読み違えたり、別の図面を読んでいたり、破線と実線を間違えたり、穴埋めに( )雲とついているのに、○○雲の雲をつけてしまったり、とにかくケアレスミスが多い。
もう一つ、実技試験では計算を伴う問題が結構ある。風速をノットかkm/s の換算をしたり、上昇流のhpa/s と cm/s の違い、1hpa当りの吸い上げ効果 、高低差のΔh=ρ・g・z、状態方程式のP=RT・ρ などがある。気象予報士試験では電卓は禁止のため、この計算を筆算で行う。時間がないと3ケタの割り算など焦って計算ミスをしてしまう。時々ミスをする。
気象予報士の実技試験は、ケアレスミスと計算間違いをしないことが合格のコツだ。論述は、わかるものは皆わかる、わからないものは皆わからない。従って、ケアレスミスで差が出る。
75分の時間の制約の中で、いかに平常心でケアレスミスをしないかだ。経験がものをいうと思うが。それなら自分は有利だ。なんせ24回目だからね。
本日の試験会場は成蹊大学。さあ、受験者の皆さん、お互い頑張ろう。