![]() |
2018年版 エネルギー白書 |
クリエーター情報なし | |
経済産業調査会 |
今月下旬に、エネルギー事業の基本業務という研修の研修講師をすることになった。ある研修会社さんからの委託である。1年ぶりの研修だ。先月末から研修資料の改訂作業を行っている。エネルギー業界は、ここのところ変動が大きい。もちろん自由化の関連が大きい。資料は1日でパワポ約200頁使うが、その3/4が改訂になる。ほとんどが作り直しというところだ。
2週間ほどかかって、ようやく姿が見えてきた。午前の1部は、エネルギーの動向、エネルギー白書を使ったグラフが中心だ。2部は、最近のエネルギーのトピックス、これももエネルギー白書からだ。そして3部は、電力・ガスの自由化とその進捗。こちらは経済産業省の資料からの抜粋である。
午後の4部以降は、業界の深堀り。4部は電力会社のCVP分析、電力会社の損益計算書から、損益分岐点を求め、その企業の財務体質を探る。原発再稼働をポイントに埋め込む。
5部は、ガス事業のSWOT分析。与えられたデータを事業の機会と脅威、強みと弱みに分類し、経営戦略を考えてもらう。顧客浸透力のあるガス会社は、電力とガスのセット販売を中心に置いた。ガス会社の理解の深堀りだ。
最後の6章は、ワンポイント知識、1部から5部に入りきれないものをワンポイントで演習形式で学習する。こちらはエネルー白書に加えて、私のガス主任技術者試験の資料、ウイキペディアからもある。
さて、ほぼできたら、今度はリハーサルだ。私は大きな研修では、事前に必ずリハーサルをする。実際にパワポを前にしてしゃべり、スマホで時間を測る。そして論理的につながりにくいところや、誤字などを発見・修正する。
この作業、結構大事で、過去、間違いを何度も事前に発見している。昨日もほぼ半日がかりで、このリハーサルをやった。この後は、海外出張の飛行機の中で、最終チェックを行い、資料として完成だ。完成したら事務局へ送り、製本印刷して当日を迎える。もうじき完成だ。