火曜日の人財開発研究会は、N会員の「働き方改革と福利厚生アウトソーシング」だった。福利厚生はもともと企業単位で行ってきたが、現在はアウトソーシングが主流になっている。
あまり知られてはいないが、福利厚生のアウトソーシングのマーケットは、年々伸びている。大手5社の寡占状態で、国内では何と2千万人以上が利用しており、間もなく1千億円市場になる、成長市場だ。
そして働き方改革が、成長を後押ししている。正規と非正規で待遇差を設けないとか、労働者の健康に配慮する、ワークライフバランスなどだ。
質疑に移る。中小企業もこの業界に参入できないかとの質問には、ベンチャーが新しいサービスを持って大勢参加しているそうだ。飲食やフィンテックなどで、社内預金や、給与即日払いサービス、幼児教育など。運動系では、「運動会で速く走る教室」などは、すぐ満杯になるそうだ。ラジオ体操も人気があるそうだ。
そう言えば、私の過去のブログ記事で、ラジオ体操の記事が今でもアクセスが多い、このせいか。
福利厚生マーケットの対象企業は、主に大企業、中堅企業で、残念ながら中小企業には浸透していない。しかし、新卒の採用で、福利厚生が充実していないと、採用できないようになってきたそうだ。火曜日は久しぶりにいいテーマの話を聞かせてもらった。
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