NHKガッテン! 最新科学の「ストレッチ」と「筋トレ」で体と心が若返る。DVD付き (生活シリーズ) | |
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7月に南アルプス北岳に登った時の話。クラブツーリズムの登山ツアーには、ガイドさんが付く。このガイドさんとは、昨年燕岳・常念岳縦走に続いて二度目だ。テーピングの先生でもあるガイドさんだが、このガイドさんの準備運動は変わっている。ストレッチをやらないのである。ストレッチは、筋肉を伸ばす運動。登山前に筋肉を伸ばすと筋肉が疲れてしまうからだそうだ。実際、伸ばした時とそうでない時の筋肉の抵抗を実験してくれたが、その通りになった。
という訳で、このガイドさんの時だけは、準備運動は、腹式呼吸に始まって、脚を前後に振る運動、脚を外から内へ回す、逆に内から外へ回す運動など、これサッカーの試合で、プロ選手がピッチでよくやってるやつだ。結構変わっている。ストレッチは、筋肉を伸ばすため、体操した、やった感があるが、これから登るカラダにはよくないという。
山小屋の前で、他のグループは、皆で、ガイドさんを囲んで、静的ストレッチを長くやっている。我々のチームはかなり違った準備運動だ。インターネットで調べると、静的ストレッチは、準備運動に不向きという記事も少しだが、登場する。やるのは、登山が終わったときだ。この時はストレッチをして、脚の筋肉を伸ばしておくと、疲労が少なくなる。
この準備運動にストレッチ有害論、科学的にほんとうは、どうなんだろう。本当なら、職業ガイドさん達はもっと、よく研究すべきと思うが。