羊蹄山は9合目から外輪山までがお花畑だ。9合目から、延々とお花畑が続く。今まで見たこともない、それはそれは、見事なものだった。そこで、今日は、このお花畑について書き込みます。
9合目からは、それまで続いていた森林も終わり、背の低い樹木帯になる。背の高い樹林帯では、日差しが入らないのか、高山植物はあまり咲いていない。背の低い樹木の登山道には、その両側にお花が咲いている。それも、ずっとだ。
夢中で写真を撮ったが、ガイドさんから聞いた花の名前をウル覚えのものもあります。写真を載せますね。
(チシマキキョウ)
(クルマユリ)
(ヤマハハコ)
(イワウメだったかな、名前を忘れてしまった花)
(ミヤマアキノキリンソウ)
(イワブクロ)
(チシマフウロ)
最後に高山植物の女王、コマクサの話。1998年に羊蹄山にコマクサが見つかった。コマクサは羊蹄山には自生していない。どうやら誰かが人為的に植えたものだと分かった。
外来種は、山にとって、長い年月をかけてきた自然環境を破壊するもの。それ以来、地元山岳会では、シーズンになるとコマクサの除去活動を行っているそうだ。コマクサは、砂礫地に根を深く張っていて、なかなか全部は除去できない。ガイドさんによると、おかげさまで、今年は10株程度までに減っていたそうだ。
羊蹄山に高山植物の女王、コマクサがあるなんて、いいなと思いますが、そうでもないんですね、山の環境保護って、難しい。