ようやく読み終わった分厚い書籍だ。中学歴史の検定不合格教科書。あの明治天皇の玄孫、竹田恒泰氏の本である。聞けば、竹田さんは何年も、この検定に挑戦しているらしい。
この本の特徴、①まず分厚い。巻末資料を抜いても367頁もある。なかなか読めない。②欄外に不合格載の理由がたくさん書かれている。その数5百か所以上、
たとえば、本文の問題だという箇所に横線が引いてあって、欄外に「生徒にとって、理解しがたい表現である」と書かれている。検定する方は、よくもまあ、これだけチェックしたものだと思う。
中には、日本神話のページで、「~二柱の神は神殿でまぐわいをなさいました~」は、「生徒の発達の段階に適応していない」と。中学生が読むんだから、「まぐわい」はまだ早いよ、ということだ。
しかし、この教科書、なかなか深い内容だ。今の中学生は、こんなに詳しいことまで学習するんだろうか、私の中学生時代は、もっと薄く、簡単な内容だったと思うが。
それにしても、竹田さん、ラーメン店の経営(先日、新橋のラーメン店に入った、結構おいしかった)に、ビットコインの販売や、評論家活動、そして歴史教科書の編纂と、マルチタレントだね。