鷲羽岳を登頂した後は、下って、ワリモ岳というピークを通過。(写真はなし)普通、ロープ通過は、邪魔なストックはしまって登る。ことろが、その手前の急登で、私は荷物が重く登れない。鷲羽岳で脚を使ってしまったのかもしれない。しようがない、私だけストックで登り、ロープの場所でしまう。ストックなしで岩場を通過する体力をつけないと、今後の課題が明確になる。
そして、水晶岳が見え始める。また登りだ。
長い登りで、また遅れ始めたところで、水晶小屋に到着。14時。水晶岳山頂は目の前だ。
水晶岳は、その名前とは違って黒い色の山だ。別名黒岳ともいう。こちらのほうが似合っている。岩石に水晶の一種が含まれているのでついた名だそうだ。そしてほぼ岩の山。山頂は一番奥のピーク。
10分ほど休憩して、空身で登り1時間弱の水晶岳に登る。今度はほぼすべてが岩だ。三点確保もかなり使う。はしごもある。片側が切れている場所も通過する。スリリングだ。
そろそろ疲れたな、というところで、山頂に登頂、標高2,986m。3千mまであと14mだ。山頂は、雲はなく、周囲の景色は360度、皆歓声を上げる。しかし、この道標何とかならんかな、文字がよく見えない。
(雲ノ平が下に見える、ここもいつか行ってみたいな)
(今度登る予定の薬師岳)
(遠く黒部湖が見える、その奥に、後立山連峰の峰々も見える)
(山頂から水晶小屋、ピークにある、あんなとこに、よく建てたものだ)
(慎重に下山、最中に岩場でウスユキソウを発見)
水晶小屋は、ほとんど山てっぺんにある小屋だ。昔、風速70mの風が吹いて小屋ごと吹き飛ばされたことがあるそうだ。それほど風が強い。夜寝ているときも外はすごい風の音がしていた。明日に続く。