松江城に登城したついでは、玉造温泉に泊まる。前から一度入ってみたいと思っていた温泉。まずは泉質から。弱アルカリ性、含メタケイ酸・ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉。昔の呼び方なら、塩化物・芒硝泉。出雲風土記によれば、何と千三百年前から知られた名湯である。
通常の泉質別適応症のほかに、肌のツルツル効果のアルカリ性、肌の蘇生効果の硫酸塩、保温・保湿の塩化物、これに角質膜を形成するメタケイ酸。全部美人の湯の要素だ。商工会もよくわかっていて、美人の湯の効果を宣伝している。温泉が化粧水だと。
実際、三度ほど入浴したが、翌日帰宅しても、肌がツルツルで、自宅で入浴するのがもったいないほど。これだから、名湯巡りは、止められないねえ。