しまなみ海道をバスに揺られて、大島へ。私はしまなみ海道、はじめて瀬戸内海を横断する。この橋、できてもう35年だそうな。本州四国連絡橋公団ってのがあって、ここ、就職しようかな、とも思っていた。でも実際は、石油ショックで求人が来なかったけどね。
バスを降りて20分ほど歩き、村上海賊ミュージアムへ。中に入って、施設や資料を見学する。村上海賊の「海賊」は海外の「パイレーツ」とは違う意味だそうだ。瀬戸内海の警備が主な仕事、そして通行税を取っていた。
大島の先に「能島」という小さな島が望める。ここが村上海賊の本拠、能島城だ。橋の手前の小さな島がそうだ。昔の絵図を確認する。
船で能島に上陸する。史跡の表示もちゃんとある。
郭は三段になっている。一番下は三の丸、次の帯曲輪は二の丸、そして最上段は、本丸。
砂浜の船溜まりが見える。
矢びつ、弓矢の稽古に使ったそうだ。
三の丸から、しまなみ海道を望む。
船溜まりには、岩礁ピット(穴)が残っている。
70分ほどの滞在時間の能島城。日本唯一の島ごとの城郭だ。百名城巡りでもないと、ここには来なかっただろう。一生の記念になった、能島城であった。