山陽新幹線から姫路で乗り換え、特急スーパーはくとで鳥取へ。山陰海岸は交通が不便、そこで前日貸し切りタクシーを予約しておいた。遊覧船時間の関係で時間ができ、鳥取砂丘は、「砂の美術館」へ。砂丘は二度ほど来ているが美術館は初めて。
今開催のテーマは「エジプト」、この砂は年に1回程度テーマを変えて、砂像を作り替えるそうだ。世界中の製作者が来て造り変える。造り替えるのは、型枠を作って、砂と水を混ぜて、転圧して、強度を強くしてから像を製作する。
そうか、これって、土木の盛土と同じだ。盛土するときは、砂と水の割合が一番重要で、その割合が一定の時に一番よく締め固まる、これを「最適含水比」という。この最適含水比を求めるために、条件を代えて、山形のカーブを描き、頂きを決めていく、これ土の乾燥密度規定という品質管理の方法だ。製作者の人達、これ知ってるかな。知らなきゃ、教えてあげるけどねえ。図は、土木施工管理技士試験から。わからなくてもいいです、土木の受験者向けですから。
さて、砂像の方だ、アブシンベル神殿の像。これは昔アスワンハイダムをつくるときに、神殿が水没するため、ユネスコが世界中に呼び掛けて、上方に移設した像だ。子供の頃だったが、今でも覚えている。
会場は結構広い。ヒエログリフやエジプト人の生活も展示されている。
お土産店に入ると、プーサン?の砂像が。この砂像は美術館ができたとき、十数年前の像だそうだ。砂と水が程よい割合で締め固めてあれば、壊れないのだ。
おや「すなば珈琲」だって。以前、鳥取県知事だったか、ウチの県にはスタバはないけど、スナバはあるよって、話題になったやつだ。
ここは、あんまりゆっくりはしてられない、次は浦富海岸に向かう。