今年もある企業グループさんの新人研修のサポートを行っている。昨日、前半の5日間を終えた。内容は例年通りだが、1ヶ所大きく変えたものがある。業界のSWOT分析だ。
SWOT分析とは、その団体の強み、弱み、機会、脅威を洗い出して、戦略に繋げるものだ。例年だと、業界を取り巻く時代の変化を抽出し、それをSWOTに落とし込んで行くのだが、これが変わった。
研修前日、試しに、ガス業界の強みは? とチャットGPTに聞いたところ、箇条書きで答えが返ってきた。弱みや、機会、脅威も同じように整然とした答えが返ってきた。内容は、8割くらいが正しいが、残りは怪しいものもある。
さて、どうしようか考えた。せっかく自動でできるものを使わない手はないし、でも誤っているものもあるし。ということで、下書きに使おう、そして受講生は、その下書きを評価する。A:正しい、B:正しそう、C:わからない又は誤っている、として評価点をつけることにした。
結果は、受講生の評価と私の評価があるが、私の評価は7割程度が納得できるものであった。ちなみにチャットGPTは、1一人を除いて、全員が初めて使ったようだった。最初は戸惑っていたが、後半はスムーズに使っていた。
例年に比べて、ずいぶん効率的な研修になった。この使い方、私としては、上手い使い方だと思うが、皆さんの評価はどうだろうか。