燕岳の前泊有明温泉で、哺乳類の学習をした、非常に捗ったので、またどっかで学習しようと思っている。哺乳類の出題をまとめる。哺乳の出題はほとんど正誤問題だから比較的易しい分野だ。
① 日本の哺乳類の成立過程、大陸から6つのルートがあり、接続・分離の繰り返しで哺乳類は渡ってきた。どんな哺乳類がどのルートか、覚えておく必要がある。ヒグマはシベリアから、ツキノワグマは大陸の南方系とルートが違う。キツネは大陸の北方系、タヌキは大陸の中部系。
② 希少種問題、種の保存法、ワシントン条約も含む。レッドリストのうち、絶滅危惧種ⅠA類、ⅠB類、Ⅱ類が問題。我が国のレッドリストは、島嶼性と食物連鎖の頂点の動物。
③ 被害問題、イノシシは半減しているが、シカは激増で被害が拡大している。捕獲が追い付かず被害はあまり減っていない。
そもそもなぜシカが増えたんだろうか。テキストには、皆伐造林で下層植生が増加し、えさの条件がよくなって増えた。また密漁が減り、ハンターが減少したのもある。環境省のグラフではあまり減っていない。とあるが、どうもしっくり来ないな。高山植物もやられている。
社会的に問題になっているクマの人身被害は、ツキノワグマは年に50~100件、ヒグマは2-5件程度。
④ 外来種問題、キョン、アライグマ、ヌートリアなど、⑤ 感染症問題、エキノコックス、ダニ媒介、トキソプラズマなど、
⑥ 日本の哺乳類の多様性を守る意義と課題。微妙なバランス、生態系サービス、大陸との分離・接続を繰り返す、がキーワード。
過去問題を解くと、6/10~10/10ほど、まあこのくらいの得点でいいだろう。