kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

グランドに立てば・・・

2006-06-07 | Weblog
 グランドに立てば、同じ条件。前日に辛いことがあっても、体調が悪くても、足が痛くても同じ条件で勝負をしなければいけない。例えば試合の時に「あなたは体調が悪いから今日のレースはマイナス秒にしてあげましょう」なんてレースだったらそこまで本気にならずとも「今日は体調が悪いんで・・・」と申告すれば大目に見てもらえるのだからたいして面白みがない。

 練習でも同じなんだよ。どのような状態でも「勝負」をするときにはみんな同じ条件で判断するしかない。誰かが特別ではない。走り終わって涙を流す。それは「練習が辛い」からではない。「自分の身体が動かない」事に対する「悔しさ」からくる涙でしょう。今日の練習ははっきりいって月曜日と比べれば精神的には楽勝。その中でなぜ、涙が出るのか?周りの者は考えるべきだし、その気持ちを汲むべきだ。それだけ一つのことに対して必死になっている人間が自分の目の前にいるのになぜ、そのことに気づかない。自分だけが「苦しい練習をしている」と勘違いしているのではないか?みんな必死なんだよ。だから最後まで走ろうと努力する。苦しいからスピードを緩めようとするのは簡単。そこから戦うのは本人の意識次第。

 目の前にいるお手本をしっかりと見なさい。2年生はどうやって下級生を引っ張るのか?単純に走力だけでいったら勝てないかも知れない。でも、周りに気を配ったり声を出すことでチームを引っ張っていくことはできる。その意識を持ちなさい。自分たちが1年生に引っ張ってもらって強くなるようではダメだ。もっと自分たちの取り組む姿勢を考えなさい。おーまちはキャプテンになり少し自覚が芽生えました。それがみなみに声をかける行動に出た。これまではみなみしかできなかった「声をかける」という行為がやっとできた。

 練習でその話をしたらまた走れるようになる。それも高いレベルで。気持ちの問題なんですよ。まだkanekoに練習をやらされているのではないですか?kanekoに頼り過ぎる部分がないですか?自分たちでチームを盛り上げる言葉をかけていますか?それができるようになることでチームの力は上がる。

 自分の姿勢はどうだ?今のままの自分で良いのか?もっと真剣になれるか?グランドに立てば皆同じ。2年生はあっという間に来年の総体を迎えることになる。その時に「もっときちんとやっておけば良かった」と思ったって意味はない。自分自身の力で「今」を変えなさい。それができればもっともっと人間的な成長がある。そう信じてやっていきましょう。

 「自分を信じて 仲間を信じて 未来を信じて」周りを見て見習うべきものを見習いなさい。練習自体はかなり良かったですよ。あとは姿勢と気持ち。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする